何で僕を?

大器晩成らしい

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「「「申し訳ない(ございませんでした)」」」

「一応、今回は召喚に成功しているから、破壊行動はしないが、俺がこの4年間、どんな想いで過ごしてきたのか、少しは考えたらいい」

「「「本当に、申し訳ない(ございませんでした)」」」


「でっ?ついでに訊くんだけど、王太子がここにいる理由は?何で俺より先に会ってるのか、聴かせてもらおうか?」

「「王太子の好奇心からです」」

「お前ら・・・」

「「召喚の途中から、参加してました」」

「内緒にしてあげようとか、そういう優しさはないのか?」

「「ありません。守秘義務の範囲外です」」

「ひどっ・・・」

「(一目惚れ云々を、内緒にして差し上げているのですから、酷くはないですよ)ボソッ」

「(しょうがないだろ、あんなに美しくて、華奢で・・・思ってもみなかった。一瞬で心を持っていかれるなど)」


「そう言えばさっき、王太子が、隣に居たのを、追い出されたとか言っていたが、何か?寝るまで一緒に居たとか言わないよな?まさか」

「居りました。ですので、失礼かと思いましたが、葵様の安眠を妨げないよう、寝室から出て頂きました」

ついでに、この部屋からも追い出しとけばいいのに。

「王太子だけではないですよ。私も部屋におりました。召喚した経緯とか、今後についての説明をさせて頂こうと思っておりましたので。ただ、眠られてしまいましたので、申し訳ないのですが、まだ伝えられてはおりません。ですので、起きられるのをお待ちしようかと」

「それは、俺から説明するから、しなくていい。あっ、そうそう、前に記入して、預けておいた葵ちゃんの書類、出して。今日の日付を記入するから、それ、陛下に渡しておいてね」

それぞれ、2部用意し、1部は俺が保管、もう1部は魔術師長へ預けていた。

8年前、召喚され、話し合いの結果、契約書を作成したが、その時、ついでに葵ちゃんの分も、書かせておいた。

生活保障・社会的保障・身元保証・損失補償等に関しての契約書だ。

勿論、葵ちゃんは、魔物と戦う義務はない。

それも、きちんと明記させている。

ただし、葵ちゃんが、共に戦いたいと言い出したなら、そうしたら、葵ちゃんの意思を尊重して、パワーレベリングしてからになるけれど、共に出る可能性も無くはない。

嫌だけど。

出来れば、そういうのとは無縁な、安全な場所で、俺の帰りを待っていて貰いたいというのが、本音だから。

預けていた分を渡してもらい、俺が保管していた分と共に、今日の日付を書き加えた。

1部、魔術師長へ戻そうとしたら、横から王太子が「俺が渡しておこう」と言ってさっと抜き取っていった。

ちゃんと渡してくれるのなら、どっちでも、いいんだけど、何だ?さっきの詫びのつもりか?


・・・まぁいい。

とりあえず、今、訊いたり、しなきゃいけない事は、もう無いよな?


よし、葵ちゃんの所に行こう。

っと、その前に、こいつら追い出しとかないとな。

邪魔だから。



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