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アブソラーノ国
私はこの国の王城で、特Aランクの部屋付き侍従として、他国から来られた王侯貴族の皆様が、ご滞在中、不自由する事なく満足して戴けるよう、お世話するのが仕事だ。
こう言うと、下の世話もしているように勘違いされる方も中にはいるが、それは仕事に含まれていない。
そういう方には、貴族専門の高級娼夫を、ご紹介させて戴いている。
貴族専用高級娼館〝夢幻〟健康管理がしっかりとされ、身元の確かな男娼しか扱っておらず、契約により、客の情報を一切喋れなくされていて、安心できると好評の所だ。
まぁ、かなり値は張る様だが、客は貴族しかいないのだから、問題はないだろう。
・・・話は逸れたが、要するに、気分良く御帰り戴くまで、閨事以外のお世話をしているという訳だ。
そんな私が今日から仕えさせて戴く方は、異世界から召喚されて来た方らしい。
部屋を急いで整えるよう連絡が来て、初め、誰かが来場する等、聞かされていなかったので、他の部屋の手伝いをしていたが、仕事が入ったからと断わり、自分の担当する部屋へと慌てて戻った。
部屋を整え終わったのを連絡し、お客様が来られるのをお待ちしていたが、まさか王太子が抱き上げて来られるとは思いもせず、一瞬固まってしまったが、靴や上着を着用されたまま、ベッドに下ろそうとされているのに気付き、魔術師長の縦皺が気になったが、王太子にそのまま抱えてもらったまま、脱がせる事にした。
王太子に手伝って貰うのは、如何なものかとも思ったが、表情を見るからに、離れ難そうにしていたので、お願いする事にしたが、嬉々としていたので、正解だったようだ。
整った容姿の王侯貴族を見慣れた私でも、驚くほどに華奢で美しい方。
王太子だって、離し難くもなるだろう。
魔術師長直々にお世話をするよう仰せ付かり、お目覚めになったり、様子に異変があったら、直ぐ知らせるようにとの事だった。
国にとって随分と、大切な方のようだ。
ベッドの上に美しい方を横たえた後、走って執務へ向かった王太子が、2刻もしないで戻って来られた事には驚くしかない。
そして、王太子が来られた事を魔術師長へお伝えした時、チッと舌打ちが聞こえてきたが、入室の許可を出されたので、その事には触れずに、そっと扉を開けた。
どうやら魔術師長は、王太子が、この異世界から来られた方に接触する事に、難色を示しておられるようだ。
王太子に対してより、丁重に扱っている様だが、どのような立場の方なのだろう。
8年前に勇者様が召喚され、充分に活躍をされて居られるのに、この方は、何の目的で召喚されたのでしょうか?
このように、たおやかな方を、魔物と闘わせるなんて事にならないといいのですが・・・
私はこの国の王城で、特Aランクの部屋付き侍従として、他国から来られた王侯貴族の皆様が、ご滞在中、不自由する事なく満足して戴けるよう、お世話するのが仕事だ。
こう言うと、下の世話もしているように勘違いされる方も中にはいるが、それは仕事に含まれていない。
そういう方には、貴族専門の高級娼夫を、ご紹介させて戴いている。
貴族専用高級娼館〝夢幻〟健康管理がしっかりとされ、身元の確かな男娼しか扱っておらず、契約により、客の情報を一切喋れなくされていて、安心できると好評の所だ。
まぁ、かなり値は張る様だが、客は貴族しかいないのだから、問題はないだろう。
・・・話は逸れたが、要するに、気分良く御帰り戴くまで、閨事以外のお世話をしているという訳だ。
そんな私が今日から仕えさせて戴く方は、異世界から召喚されて来た方らしい。
部屋を急いで整えるよう連絡が来て、初め、誰かが来場する等、聞かされていなかったので、他の部屋の手伝いをしていたが、仕事が入ったからと断わり、自分の担当する部屋へと慌てて戻った。
部屋を整え終わったのを連絡し、お客様が来られるのをお待ちしていたが、まさか王太子が抱き上げて来られるとは思いもせず、一瞬固まってしまったが、靴や上着を着用されたまま、ベッドに下ろそうとされているのに気付き、魔術師長の縦皺が気になったが、王太子にそのまま抱えてもらったまま、脱がせる事にした。
王太子に手伝って貰うのは、如何なものかとも思ったが、表情を見るからに、離れ難そうにしていたので、お願いする事にしたが、嬉々としていたので、正解だったようだ。
整った容姿の王侯貴族を見慣れた私でも、驚くほどに華奢で美しい方。
王太子だって、離し難くもなるだろう。
魔術師長直々にお世話をするよう仰せ付かり、お目覚めになったり、様子に異変があったら、直ぐ知らせるようにとの事だった。
国にとって随分と、大切な方のようだ。
ベッドの上に美しい方を横たえた後、走って執務へ向かった王太子が、2刻もしないで戻って来られた事には驚くしかない。
そして、王太子が来られた事を魔術師長へお伝えした時、チッと舌打ちが聞こえてきたが、入室の許可を出されたので、その事には触れずに、そっと扉を開けた。
どうやら魔術師長は、王太子が、この異世界から来られた方に接触する事に、難色を示しておられるようだ。
王太子に対してより、丁重に扱っている様だが、どのような立場の方なのだろう。
8年前に勇者様が召喚され、充分に活躍をされて居られるのに、この方は、何の目的で召喚されたのでしょうか?
このように、たおやかな方を、魔物と闘わせるなんて事にならないといいのですが・・・
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