何で僕を?

大器晩成らしい

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葵ちゃんの左手をそっと持ち上げ、薬指にリングを滑り込ませる。

少し大きかったが、自動調整機能が付いているからピッタリと嵌まった。

自分の左手の薬指にも、もちろん、葵ちゃんのと同じデザインの指輪が、光っている。

本当は手順を踏んで、プロポーズしてから渡そうと、買っておいたものだったが、ついつい暴走して、先においしく戴いてしまったから、断わられないよう、今の内に嵌めてしまおうかと・・・


葵ちゃんのレベルやスキルが、どのくらいのものになるのか分からないから、とりあえず、物理防御力、魔法防御力それぞれ3割UPさせる物を用意しておいた。

1割UPさせる毎に、金額も跳ね上がるが、最大でも3割。

もちろん、即決、即金で購入した。

葵ちゃんの安全が第一だからね。

お金で買える安全なら、買わなくちゃ。


「よしっ、ちょっとごめんね」

自分の指先と葵ちゃんの指先に針を刺し、ぷっくり出て来た二人の血をこすり合わせ、それをそれぞれの指輪に塗りつけた。

普通だったら、俺たちの防御力は高すぎて、針なんて刺さる事はない。

だが、俺の攻撃力+身体強化でどうにかした。

ぶっちゃけ、身体強化をしなかったら、やばかった。

これは、指輪が抜けないようにする為に、必要な作業だったりする。

これで、指輪を外そうとしても、俺と葵ちゃん二人で指輪を持って引かないと外れない事に・・・

まぁ、そんな作業、絶対に手伝わないけどね。

針を刺した所は、とっくに治療済み。

後は、葵ちゃんが起きるのを待つだけだな。


さて、どっちにしよう・・・

1・土下座で待機、からの「気絶するまでしちゃって、ゴメン。葵ちゃんが可愛すぎて、止められなかった。受け入れてくれたのが嬉しくて、幸せにするから、共に歩んでください。結婚しよう」

2・笑顔で腕枕、からの「ありがとう、受け入れてくれて、とても嬉しかった。葵ちゃん、一生、大切にするから。結婚してください」




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