何で僕を?

大器晩成らしい

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「そういえば、身体の方、どう?ちょっと動かしてみて」

「うん」

朝一で、がっちり抱え込まれていたから、どのくらい動けるようになったか、まだ確認してなかったんだよね。

「ちょっと待ってね。うんしょ。・・・ちょっとだるいけど、身体は起こせるようになってるね。足の曲げ伸ばしも・・出来る・ね。でもあまり力が入らないかな?ちょっとどいてもらっていい?立ってみる」

「ああ」

月夜にベッドから下りて貰って、ズリズリって横に移動。

ベッドから足を下ろし、立ち上がろうとして・・・

うん、無理みたい。

でも、昨日と比べたら、随分と動けるようになってるから、一安心かな。

「立ち上がるのは、まだ無理みたいだね。痛い所とか、違和感とか、そういうのはどう?」

「ん~ん、特に無いよ。全体的にだるいだけ」

「そうか、良かった(・・・腰とかお尻の孔とか、痛みや違和感がない??・・・防御力のおかげか?う~ん、よく分からないけど、痛みが無いっていうなら、まあ、いいか?)この分だったら、今日明日中には、歩けるようになりそうだね」

「うん、歩けるようになったら、僕、外を見たい」

「あ~、そうか、ちょっと待ってて」

カチャ

「ちょっといい?着替えと食事を用意して欲しいんだけど」

「発注されていた服が、届いております。少々お待ち下さい。・・・こちらで宜しいでしょうか?こちらが月夜様ので、こちらが葵様のになります」

用意してくれてたんだ。

「よかった。ありがと」

「食事の方は先程、用意をするよう伝えておきましたので、もう少ししましたら、届くと思います」

コンコン

「お食事をお持ちしました」

「ああ、来ましたね」

うわっ、タイミングぴったり。

僕達が起きたのに気付いて、先に頼んでくれてたのか。

凄~い。

カチャ

「ありがとうございます。後は、私がやりますので、置いて行ってください。それと、2刻ほどしたら、廊下にワゴンを出しますので、持って行って下さい」

パタン

「どちらで食べられますか?」

「着替えてから、テラスで食べようかと」

「では、座られてから並べた方がいいですね。お着替え、お手伝いしましょうか?」

「いや、いい。ちょっと待ってて、用意してくるから」

パタン

「葵ちゃん、聞いての通り、朝食はテラスで食べるね。さぁ、着替えよう」

「うん、ありがとう」

僕が、外を見たいって言ったからかな、嬉しい。


と、ついさっき迄、思っていました。

「・・・いやっ、僕、自分で着れるよ」

「無理しない方がいい。遠慮しないで、やってあげるから」

「いやっ、遠慮とかじゃなくて」

「まぁまぁ、いいから、いいから。じゃあ、まず、下着からね。はいっ、これっ」

凄い笑顔で、ピラッっと広げたパンツ。

「ちょっ、待って、これ、月夜のと違うよね?」

「そう?同じ生地だよ」

「生地じゃなくて、形が問題なんだけど」

「たぶん、似合うのを選んでくれたんだよ」

「いやいや、僕も月夜と同じ、トランクス型がいいんだけど」

「残念ながら、この型は、小さいサイズがないんだよね。ほら、観念して」

「嘘だ!!ひもパンはいやだ~」

「大丈夫、大丈夫・・・・・・ほら、サイズがピッタリ。・・・可愛い」


無理やり穿かされた。

小さい三角の中におさまって、ピッタリって・・・

可愛いって、何が?

泣いていいかな?



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