何で僕を?

大器晩成らしい

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「うっ、う~ん。はっ、僕、どれくらい寝てた?」

目を開けると、まだ外は明るい。

「たいして寝てないよ、今、お昼ちょっと前って所」

「そう、ねぇ月夜、お願いがあるんだけど」

「えっ、何?何でも言って」

「当分、おさわり禁止「無理」ね!」

早っ、最後まで言う前に、無理って言われた。

「何でも言ってって言ったじゃん」

「何でも叶えるとは言ってないよ。とりあえず、聴いて、叶えられるものは叶えてあげるし、無理なものは無理って返事するしかない」

「・・・」

確かにそうかもしれないけど、僕のお願い、叶えるの難しくないよね。

「僕のあそこ、ひりひりするんだもん」

「えっ、本当?じゃあ回復魔法かけてあげる。脱いで」

「いやいやいや、やり方だけ教えて、自分でやってみるから」

月夜に言ったのは失敗かも。

なし崩しで、悪戯される気がする。

「やっぱり、今の教えてっていうのも無しで、まずは、自分で考えてみるね」



ステータス・・・雪華、お願い。

回復魔法を教えて・・・

《OK、簡単ですのん》

本当?

良かった。

《回復魔法だけじゃなく、魔法全般に言える事だけど、想像力が大事ですのん。魔力の流れはもう解かっているから、後は、容易に発動できる筈ですのん》

想像力?

《そうですのん。無詠唱を持ってるから、中二病的な呪文を唱える必要もナッシングですのん。便利ですのん》

じゃあ、治った所をイメージするって事かな?

《そうですのん。もし、イメージしづらいなら、ゲームとかの単語を思い浮かべるのも、いいかもしれないですのん》

うん、その方がイメージし易いかも。

やってみるね、ありがとう。

《どう致しましてですのん。でも、もし葵ちゃまが望むのなら、葵ちゃまが怪我をした時、怪我の大きさに合わせて、こっちで回復魔法を、自動で発動させる事が可能ですのん》

えっ、じゃあ、次回からお願いしようかな。

《今回はいいのですのん?》

うん、自分以外にかける場合もあるかもしれないでしょ?

だから、ちゃんと出来るか、確認しておきたい。

《解かったですのん。頑張ってですのん》

ありがとう。



よし、じゃあ早速、やってみよう。

〝ヒール〟

オ~。

全身が光ったと思ったら、ひりひりが無くなってる。

凄~い。


・・・あれっ?

さっき、月夜に脱いでって、言われたけど?

全然、脱ぐ必要、無いよね?



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