141 / 358
140
しおりを挟む
「さっきまで、天使だったのに、妖精になった」
なってない。
「馬鹿な事言って見てないで、月夜も準備して、そろそろ時間なんでしょ?」
花冠を、頭に乗せ、ラピスさんの手で、髪の毛に固定され、完了。
僕が支度している間、ずっと横に張り付いて見ていたけど、月夜も、衣装を替えるって話だった筈。
僕に催促され、月夜は、黒いタキシードから、緑のタキシードにささっとチェンジした。
いいな~。
たぶんっていうか、絶対似合わないだろうけど、僕もタキシードを着たかった・・・
物欲しそうに見ている僕の目尻に、軽くキスをし、
「葵ちゃんがタキシードが似合うようになったら、作ってあげるよ」
って言ってくれたけど、そんな時はくるのか?
「では、ご案内します」
披露宴会場は、第2舞踏館だと言っていた、どこだ?そこ。
全ての準備を任せてしまったから、よく解からない。
結婚式の諸々の準備は、保護者、後見人、旦那でするものらしい。
だから僕はノータッチ。
そもそも、城の殆んどの場所は、まだ行った事のない場所だからね。
知らないのも当然。
初めに寝かされていた部屋、陛下達に紹介された部屋、今、僕達が住んでる部屋、後は魔術とかクロスボウを練習した部屋。
この4箇所にしか入った事がない。
ちなみに、召喚された部屋は、記憶にないから省いた。
廊下も、数回しか歩いた事がないから、順路なんて憶えていない。
だから、ラピスさんか月夜が一緒じゃなきゃ、絶対に迷子になる自信がある。
新婚旅行から帰って、落ち着いたら、月夜に案内して貰おうかな。
ある程度は、知ってないと困るよね?
ラピスさんの後ろを、月夜と付いて行ってるけど、道順を憶えるのは、早々に諦めた。
だって、曲がるたび、目印も特徴も何もない廊下が続いているんだもん。
絵とか花瓶とか所々に飾ってあったけど、絵も花も頻繁に交換されるって聞いたら、もう無理って思ったね。
「こちらで一旦お待ち下さい」
こじんまりした部屋に通され、テーブルに飲み物と、お菓子が用意された。
?控え室みたいな所かな?
「葵ちゃん、呼ばれるまで、ここで待機だから、ソファーに座って、ちょっと休憩しよう。その衣装でここまで歩いて来たから、疲れたでしょ?」
「うん。ヒールだから、特にね。ふくらはぎ、パンパンだと思う」
「マッサージしてあげようか」
顔は爽やかなのに、何か手はいやらしい感じにワキワキさせてるし。
・・・今は止めておこう。
「じゃあ、部屋に帰ったらしてあげるね」
「えっ、うっう~ん」
何か、足だけじゃ済まない様な気がする。
なってない。
「馬鹿な事言って見てないで、月夜も準備して、そろそろ時間なんでしょ?」
花冠を、頭に乗せ、ラピスさんの手で、髪の毛に固定され、完了。
僕が支度している間、ずっと横に張り付いて見ていたけど、月夜も、衣装を替えるって話だった筈。
僕に催促され、月夜は、黒いタキシードから、緑のタキシードにささっとチェンジした。
いいな~。
たぶんっていうか、絶対似合わないだろうけど、僕もタキシードを着たかった・・・
物欲しそうに見ている僕の目尻に、軽くキスをし、
「葵ちゃんがタキシードが似合うようになったら、作ってあげるよ」
って言ってくれたけど、そんな時はくるのか?
「では、ご案内します」
披露宴会場は、第2舞踏館だと言っていた、どこだ?そこ。
全ての準備を任せてしまったから、よく解からない。
結婚式の諸々の準備は、保護者、後見人、旦那でするものらしい。
だから僕はノータッチ。
そもそも、城の殆んどの場所は、まだ行った事のない場所だからね。
知らないのも当然。
初めに寝かされていた部屋、陛下達に紹介された部屋、今、僕達が住んでる部屋、後は魔術とかクロスボウを練習した部屋。
この4箇所にしか入った事がない。
ちなみに、召喚された部屋は、記憶にないから省いた。
廊下も、数回しか歩いた事がないから、順路なんて憶えていない。
だから、ラピスさんか月夜が一緒じゃなきゃ、絶対に迷子になる自信がある。
新婚旅行から帰って、落ち着いたら、月夜に案内して貰おうかな。
ある程度は、知ってないと困るよね?
ラピスさんの後ろを、月夜と付いて行ってるけど、道順を憶えるのは、早々に諦めた。
だって、曲がるたび、目印も特徴も何もない廊下が続いているんだもん。
絵とか花瓶とか所々に飾ってあったけど、絵も花も頻繁に交換されるって聞いたら、もう無理って思ったね。
「こちらで一旦お待ち下さい」
こじんまりした部屋に通され、テーブルに飲み物と、お菓子が用意された。
?控え室みたいな所かな?
「葵ちゃん、呼ばれるまで、ここで待機だから、ソファーに座って、ちょっと休憩しよう。その衣装でここまで歩いて来たから、疲れたでしょ?」
「うん。ヒールだから、特にね。ふくらはぎ、パンパンだと思う」
「マッサージしてあげようか」
顔は爽やかなのに、何か手はいやらしい感じにワキワキさせてるし。
・・・今は止めておこう。
「じゃあ、部屋に帰ったらしてあげるね」
「えっ、うっう~ん」
何か、足だけじゃ済まない様な気がする。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
1,211
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる