何で僕を?

大器晩成らしい

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「はぁ~、何事も無く、無事に着いた~」

「今日は、いろいろな事がありましたし、お疲れになりましたでしょ?お食事とお風呂のご用意を致しますが、いかが致しますか?」

「先に食事を摂ろうかな?すぐに用意してもらえる?食事が終わったら、俺が葵ちゃんをお風呂に入れるから、ラピスは着替えだけ用意しておいて。後、食器を片付けたら、飲み物をピッチャーに用意して、グラスと一緒に置いておいてくれれば、後は自分達でするから、もう休んでいいよ」

「畏まりました。では、すぐにお食事を、ご用意致します」

「よろしくね」

ラピスさんが部屋を出て行くと、月夜に手を引かれるまま、ソファーに腰をかける。

「葵ちゃん、今日はありがとうね。俺の我侭に付き合ってくれて。ドレスとかヒールの靴とか、着たり履いたり、慣れてないから、疲れるよね。ごめんね。でも、絶対に葵ちゃんと結婚するんだって、何年も夢見て来て、結婚式をあげるなら、葵ちゃんに、着てもらいたいな、似合うだろうなって、何年も前から、考えていたデザインなんだ。想像通り、式場での白のウェディングドレス姿は、天使の様に綺麗で、今は花の妖精の様に、可憐で可愛らしい。本当、最高」

満面の笑みで抱き締められ、もの凄く複雑な気分だ。

月夜に、こんなに喜んでもらえるなんて、嬉しいが7割、でも3割は、男なのにドレスが似合うって、陛下にまで絶賛さるって何これって、いろいろと割り切れない何か。


コンコン

「失礼します。お食事のご用意ができましたので」

「ありがとう。行こう、月夜」

「そうだね」

手を引いて、ダイニングルームに移動、ラピスさんが引いてくれた椅子に座り、用意してくれた食事を、月夜に給餌されながら、たまに僕もお返しで、月夜のお口の中に、お肉とかを放り込みながら、楽しく済ました。

でも、いつもより、ちょっと少なめ?って思ってたら、

「月夜様、葵様、ご結婚おめでとうございます」

って言って、ラピスさんが、フルーツのたっぷり乗ったホールケーキを持ってきてくれた。

「えっ、これって」

「月夜様から、日本の披露宴では、初めての共同作業として、お二人でケーキカットをなさるとお聴きして、ご用意しておきました。こちらでどうぞ」

そう言って、ナイフを渡され、

「それでは、ご結婚されて、お二人、初めての共同作業です。おめでとうございます。ケーキ入刀」

って、アナウンス?までしてくれて、何かおかしくて、月夜と二人、ナイフを握って、笑いながらケーキに切れ込みを入れた。

3ピース切り分けたのに、お皿とか2人分しか用意されてないから、もう1人分持ってきてもらって、お祝い事だから、皆で食べる物なんだよって言って、ラピスさんにも席に着いて貰った。

皆で、今日あった事とか話しながら、美味しく食べた後、残りのケーキは、

「今日、護衛に付いてくれた人達で分けて貰いたいんだけど、いいかな?」

ってラピスさんにお願いしたら、笑顔で了承してくれた。

「ラピスさん、ありがとうございます。いつも、僕達が過ごし易いよう、先々考えて行動してくれて、感謝してます。これからも、二人揃っていろいろとお世話になるかと思います。大変だとは思いますが、宜しくお願いします」

「そのように言って戴けて光栄です。こちらこそ、宜しくお願い致します」

何か、いつも言いたかった事がやっと言えて、やりきった感があるんだけど、今日は、この後が長いんだよね。

・・・1ラウンドで終わるかな?







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