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「ゴバルダの街の外壁が見えてまいりました」
「やっと着いたぁ」
「クスクスッ。ラピスが飛ばしてくれたから、これでも、予定より大分早く着いたんだよ」
「こんなに長く馬車に乗るの、初めてだったんだもん。月夜に、腰とか揉んで貰ったけど、身体のそこら中、凝ってる感じがする。降りたら、ストレッチしたいかも」
「夜、寝る前にまた、マッサージしてあげるよ」
「ありがと。僕も、月夜にしてあげるね」
「ありがと」
「そういえば、街に入る時、ギルドカードって見せるの?出しておいた方がいい?」
「出さなくても大丈夫だよ。陛下に、新婚旅行証明書を発行して貰ったからね。ほら、王族専用の門を使わせて貰えるから、並ばないで済む。おかげで、街の中をいっぱい散策できるね」
「月夜、陛下に無茶言い過ぎじゃない?そんな証明書、よく発行してくれたね」
「街とかに入るのに、あんまり時間がかかるようだと、期日までに帰って来れなくなるかもって言ったら、それは大変だね、って即発行。しかも、王族専用の門を通らせてくれるって。優しいよね」
「本当に、そう言ってた?それって、街に入る為の審査の待ち時間が長い事に対して、〝それは大変だね〟って言ったんじゃなくて、国として、勇者がいつまでも帰ってこない、なんて事になったら困るから、〝それは大変だ〟って言ったんじゃない?」
「・・・さぁ、どうだったろう?忘れちゃった。でも、平気だよ。一応、後見人な訳だし、そのくらいの面倒、見て貰ってもいいと思うよ」
「まぁ、既に発行済みだしね。今更、何言っても、しょうがないか」
「そうそう」
「でも、お世話になってるお礼に、ちゃんと、お土産を買っていこうね」
「はいはい」
「宿屋に着きましたが、開けても宜しいでしょうか?」
「いいよ」
「足元に、お気をつけ下さい」
外から扉を開けてもらい、食堂に行った時と同じように、抱きかかえられて、馬車から降りた。
・・・街の散策って、どうするんだろう。
自分で歩かせてもらえるんだよね?
まさか、抱っこされたままとか?
・・・ないよね?
馬車は、専用の駐車スペースに置き、悪戯されないよう、月夜が結界を張り、お馬さん達は、宿屋の、馬房に預けた。
「お馬さん達は、盗まれたりしない?」
「この種は大丈夫。登録した御者の言う事しか聞かないから、で、ラピスは、〝俺と葵ちゃんの言う事も聞くように〟って馬に命令してるから、この3人なら触っても大丈夫。ただそれ以外の人が、触れたり、動かそうとしたら、かなり危険だけどね。腕の一本くらい、噛み千切られると思うよ。宿屋の馬を扱う人は、それを、よ~く知ってるから、餌と水をあげる以外、絶対に近寄らない。さっきも、ラピスが、わざわざ馬房まで引いていって、中に入れてただろ?」
「あ~、確かに」
「だから、葵ちゃんも、〝可愛い~〟とか言いながら、他の馬に近寄っていかないでね。危ないのもいるから」
「うん、行かない。気を付ける」
危なかった~
教えて貰って、良かった。
言われなきゃ、絶対に行ってたよ。
「近寄る前に、鑑定するか、俺に必ず聞いてね」
「了解です」
「やっと着いたぁ」
「クスクスッ。ラピスが飛ばしてくれたから、これでも、予定より大分早く着いたんだよ」
「こんなに長く馬車に乗るの、初めてだったんだもん。月夜に、腰とか揉んで貰ったけど、身体のそこら中、凝ってる感じがする。降りたら、ストレッチしたいかも」
「夜、寝る前にまた、マッサージしてあげるよ」
「ありがと。僕も、月夜にしてあげるね」
「ありがと」
「そういえば、街に入る時、ギルドカードって見せるの?出しておいた方がいい?」
「出さなくても大丈夫だよ。陛下に、新婚旅行証明書を発行して貰ったからね。ほら、王族専用の門を使わせて貰えるから、並ばないで済む。おかげで、街の中をいっぱい散策できるね」
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「本当に、そう言ってた?それって、街に入る為の審査の待ち時間が長い事に対して、〝それは大変だね〟って言ったんじゃなくて、国として、勇者がいつまでも帰ってこない、なんて事になったら困るから、〝それは大変だ〟って言ったんじゃない?」
「・・・さぁ、どうだったろう?忘れちゃった。でも、平気だよ。一応、後見人な訳だし、そのくらいの面倒、見て貰ってもいいと思うよ」
「まぁ、既に発行済みだしね。今更、何言っても、しょうがないか」
「そうそう」
「でも、お世話になってるお礼に、ちゃんと、お土産を買っていこうね」
「はいはい」
「宿屋に着きましたが、開けても宜しいでしょうか?」
「いいよ」
「足元に、お気をつけ下さい」
外から扉を開けてもらい、食堂に行った時と同じように、抱きかかえられて、馬車から降りた。
・・・街の散策って、どうするんだろう。
自分で歩かせてもらえるんだよね?
まさか、抱っこされたままとか?
・・・ないよね?
馬車は、専用の駐車スペースに置き、悪戯されないよう、月夜が結界を張り、お馬さん達は、宿屋の、馬房に預けた。
「お馬さん達は、盗まれたりしない?」
「この種は大丈夫。登録した御者の言う事しか聞かないから、で、ラピスは、〝俺と葵ちゃんの言う事も聞くように〟って馬に命令してるから、この3人なら触っても大丈夫。ただそれ以外の人が、触れたり、動かそうとしたら、かなり危険だけどね。腕の一本くらい、噛み千切られると思うよ。宿屋の馬を扱う人は、それを、よ~く知ってるから、餌と水をあげる以外、絶対に近寄らない。さっきも、ラピスが、わざわざ馬房まで引いていって、中に入れてただろ?」
「あ~、確かに」
「だから、葵ちゃんも、〝可愛い~〟とか言いながら、他の馬に近寄っていかないでね。危ないのもいるから」
「うん、行かない。気を付ける」
危なかった~
教えて貰って、良かった。
言われなきゃ、絶対に行ってたよ。
「近寄る前に、鑑定するか、俺に必ず聞いてね」
「了解です」
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