何で僕を?

大器晩成らしい

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毎度お馴染み、抱っこされて、テントの外へ。

ラピスさんが、テーブルと食事をセットしてくれていたから、おはようの挨拶をしてから、皆で一緒に食事を摂った。

モカも、行儀よく待っていてくれて、〝いただきます〟って手を合わせて言ったら、同じ様に手を合わせ〝クキュ〟って。

何気にこの子、知能が高い。

トイレトレーニングもすぐに覚えてくれて、助かった。

見ていたら、何となくしたそうだったから、ここにしてねって言って、砂を入れた器の中に移動させたら、次からは、自分でそこに行ってしてくれるようになった。

一発OK。

パチパチパチ

これで、家に帰っても、ある程度自由にさせてあげられるね。


月夜に、ご飯を食べさせてもらいながら、これからの予定を訊いてみた。

「テントを片付けたら、次の別荘用地に向けて、出発だね」

「どのくらいで着く?」

「途中、キャザフセで1泊、ドルネガで1泊して、次の日の昼前には着くんじゃないか?」

「はい、朝食を摂ってすぐに、宿を出れば、そのくらいで到着します。ですので、どうしますか?別荘用地へ行く前に、近くの漁港に寄って、お昼にしますか?それとも、真っ直ぐ向かいますか?」

「僕、漁港で、海の幸が食べたい」

「いいよ。じゃあ、漁港に寄ってからにしよう。ラピス、そういう事だから、宜しくね」

「はい、畏まりました」

「魚屋さんも覘いていい?美味しそうなのがあったら、いっぱい買っておきたいから」

「いいよ。時間はあるから、いろいろ見て回ろう」

「うん」

「そうだ!別荘用地でテントを張って1泊、漁港で1泊しようと思っていたけど、漁港で宿を取ってから、食事や買い物をして、そこで1泊、次の日、別荘用地を見に行った後、漁港に戻って来て、同じ宿にもう1泊にしよう」

「いいね。賛成~。その方が、ゆっくりできそう」

「よし、予定も決まったし、さっさと片付けをして、出発しよう。ラピス、馬車に馬をつけるのは、俺がやるから、ここと、テントを頼む」

「はい、畏まりました」

月夜は、僕を抱えて、さっさと馬車へ。

僕を中に座らせてから、馬を連れて来るようだ。

扉を開け、座席に下ろされ、頭を優しく撫でながら〝少し、待っててね〟って。

窓辺に凭れ、呆っと空を眺めてたら、いつの間にか、眠ってしまったようだ。

気がついたら、馬車は平原を進んでいた。







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