何で僕を?

大器晩成らしい

文字の大きさ
215 / 358

214

しおりを挟む
違いが判るほど、こっちの方が美味しいというなら、不味い方は食べなくていいよね。

美味しいのだけ食べたい。

そう言っている間にも、徐々に前に進んでいる。

回転率は然程悪くはないみたい。

「あまり待たないで済みそうだね」

「おうよ。但し、食ったら金払って、とっとと出てけって店だがな。休憩したいなら、別の店に行きなって話だ」

「なるほど。ありがとう、教えてくれて」

食後、ゆっくりしてたら怒られるって事か。

居座らせないって方針のお蔭で、早く順番が回ってくるのだろうから、仕方ないね。

自分達も、次の人の為に、食べ終わったら、さっさと店を出なきゃね。

「お・・にいさん。この街の特産品って魚介類以外で、何かある」

おじさんって言うか、お兄さんって言うか、正直ちょっと迷った。

微妙なライン。

皺が少しあるけど、この人結構、日に焼けてるから、思ったより若いのかも。

ほら、シミや皺って、紫外線を浴びるのが原因っていうし。

「う~んそうだなぁ、貝殻で作るカフスと、真珠やサンゴで作るアクセサリーぐらいか?」

「《シーコーラル》って店がおすすめだな。安くていい品が揃ってる」

「そうだな。俺も、プレゼント買うならその店でって決めてる」

傍にいた、連れらしき、お・・兄さんも加わり、機嫌良く教えてくれた。

「どこら辺にあるんですか?」

「魚卵専門店の場所は知ってるか?」

「はい。知ってます」

「その2軒隣」

食後の目的地に近い。

ラッキー♪

「月夜、よってみていい?」

「もちろん。何か記念に買っていこう」

「うん」

何がいいかな?

う~ん、、、真珠とかサンゴのアクセサリーって言ったら、女性的な感じがするから、月夜には、似合わないかも。

あっ、でもタイピンや、カフスならいいか?

「おっ、順番が回って来たみたいだ。じゃっ、お先!」

「はい」

前の人達が店の中に入って行き、5分と経たずに、自分達の番も回って来た。

「らっしゃ~い。3名ね」

「足す1匹です」

「そいつは、躾できてるか?」

「完璧です」

クキュ

そうだそうだとでも言う様に頷いている。

「なら、いいだろ。そいつの分も、1つ頼むのか?」

「はい」

「空いてる席に座って待ってな」

「はい」

モカのは、取り皿を用意し、海鮮丼がきたら、上の刺身を何枚か、取って、月夜に火を通して貰うつもり。

余った分は、ラピスさんと月夜が食べてくれるだろう。

席に座ると、水の入ったコップと、海鮮丼がすぐに出てきた。

この時間帯は、混むからか、メーニューは<大将の気紛れ海鮮丼>だけのようだ。

まぁ、それ目的で来たから、別にいいんだけどね。

月夜がいつものように結界を張ってからローブを脱いだ。

「うおっ、なんだこりゃ」

「結界張ってやがるぜ」

「何で、食事するのにいちいち結界なんて・・・」

何も言わずに、急に結界を張ったからか、店内はかなりざわついてしまった。

ですよね~

ご意見ごもっとも、さっさと食べ終わすから、少しの間、ゴメンなさい。




しおりを挟む
感想 17

あなたにおすすめの小説

公爵家の末っ子に転生しました〜出来損ないなので潔く退場しようとしたらうっかり溺愛されてしまった件について〜

上総啓
BL
公爵家の末っ子に転生したシルビオ。 体が弱く生まれて早々ぶっ倒れ、家族は見事に過保護ルートへと突き進んでしまった。 両親はめちゃくちゃ溺愛してくるし、超強い兄様はブラコンに育ち弟絶対守るマンに……。 せっかくファンタジーの世界に転生したんだから魔法も使えたり?と思ったら、我が家に代々伝わる上位氷魔法が俺にだけ使えない? しかも俺に使える魔法は氷魔法じゃなく『神聖魔法』?というか『神聖魔法』を操れるのは神に選ばれた愛し子だけ……? どうせ余命幾ばくもない出来損ないなら仕方ない、お荷物の僕はさっさと今世からも退場しよう……と思ってたのに? 偶然騎士たちを神聖魔法で救って、何故か天使と呼ばれて崇められたり。終いには帝国最強の狂血皇子に溺愛されて囲われちゃったり……いやいやちょっと待て。魔王様、主神様、まさかアンタらも? ……ってあれ、なんかめちゃくちゃ囲われてない?? ――― 病弱ならどうせすぐ死ぬかー。ならちょっとばかし遊んでもいいよね?と自由にやってたら無駄に最強な奴らに溺愛されちゃってた受けの話。 ※別名義で連載していた作品になります。 (名義を統合しこちらに移動することになりました)

転生したようだけど?流れに身を任せていたら悪役令息?として断罪されていた――分からないまま生きる。

星乃シキ
BL
発作の後に目覚めたら、公爵家嫡男の身体だった。 前世の記憶だけを抱えたまま生きるレイは、ある夜、男の聖女への嫌がらせの罪で断罪される。 だが図書室の記録が冤罪を覆す。 そしてレイは知る。 聖女ディーンの本当の名はアキラ。 同じ日本から来た存在だった。 帰りたい聖女と、この身体で生きるレイ。 秘密を共有した二人は、友達になる。 人との関わりを避けてきたレイの人間関係が、少しずつ動き始める。

悪役令息の兄って需要ありますか?

焦げたせんべい
BL
今をときめく悪役による逆転劇、ザマァやらエトセトラ。 その悪役に歳の離れた兄がいても、気が強くなければ豆電球すら光らない。 これは物語の終盤にチラッと出てくる、折衷案を出す兄の話である。

逃げた弟のかわりに溺愛アルファに差し出されました。初夜で抱かれたら身代わりがばれてしまいます💦

雪代鞠絵/15分で萌えるBL小説
BL
隣国の国王キリアン(アルファ)に嫁がされたオメガの王子リュカ。 しかし実は、結婚から逃げ出した双子の弟セラの身代わりなのです… 本当の花嫁じゃないとばれたら大変! だから何としても初夜は回避しなければと思うのですが、 だんだんキリアンに惹かれてしまい、苦しくなる…という お話です。よろしくお願いします<(_ _)>

異世界転生してひっそり薬草売りをしていたのに、チート能力のせいでみんなから溺愛されてます

ひと息
BL
突然の過労死。そして転生。 休む間もなく働き、あっけなく死んでしまった廉(れん)は、気が付くと神を名乗る男と出会う。 転生するなら?そんなの、のんびりした暮らしに決まってる。 そして転生した先では、廉の思い描いたスローライフが待っていた・・・はずだったのに・・・ 知らぬ間にチート能力を授けられ、知らぬ間に噂が広まりみんなから溺愛されてしまって・・・!?

異世界で孵化したので全力で推しを守ります

のぶしげ
BL
ある日、聞いていたシチュエーションCDの世界に転生してしまった主人公。推しの幼少期に出会い、魔王化へのルートを回避して健やかな成長をサポートしよう!と奮闘していく異世界転生BL 執着最強×人外美人BL

【完結】自称ヒロイン役を完遂した王家の影ですが、断罪パーティーをクリアした後に王太子がぐいぐい来ます。

竜鳴躍
BL
優秀過ぎる王太子×王家の影(失業)。 白い肌に黒髪黒瞳。小柄な体格で――そして両性具有。不出来な体ゆえ実の親に捨てられ、現在はその容姿を含め能力を買われて王家の影をしていたスノウ=ホワイト。男爵令嬢として王太子にハニトラを仕掛け、婚約者を悪役令嬢に仕向けて王太子への最終試験をしていたのだが、王太子は見事その試練を乗り越えた。これでお役御免。学園を退学して通常勤務に戻ろう――――――。 そう思っていたのに、婚約者と婚約解消した王太子がぐいぐい来ます! 王太子が身バレさせたせいで王家の影としてやっていけなくなり、『男子生徒』として学園に通うスノウとそんなスノウを妃にしたくてつきまとう王太子ジョエルの物語。 ☆本編終了後にいちゃいちゃと別カップル話続きます。 ☆エンディングはお兄ちゃんのおまけ+2ルートです。

僕のユニークスキルはお菓子を出すことです

野鳥
BL
魔法のある世界で、異世界転生した主人公の唯一使えるユニークスキルがお菓子を出すことだった。 あれ?これって材料費なしでお菓子屋さん出来るのでは?? お菓子無双を夢見る主人公です。 ******** 小説は読み専なので、思い立った時にしか書けないです。 基本全ての小説は不定期に書いておりますので、ご了承くださいませー。 ショートショートじゃ終わらないので短編に切り替えます……こんなはずじゃ…( `ᾥ´ )クッ 本編完結しました〜

処理中です...