何で僕を?

大器晩成らしい

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ラピスさんの配慮のお蔭で、部屋でゆっくりと食事ができた。

食後のお茶を頂いていると、瞼がだんだんと重くなってきた。

ラピスさんから、湯船にお湯を張り終えたと聞き、即行で〝僕1人で入ってくる。月夜は入って来ないでね〟って言って入らせて貰った。

月夜はかなりごねていたけどね。

いっぱい歩いて、いっぱい蟹と戦って、かなり疲れているんだもん。

眠くてしょうがない。

だから、クリーンをかけ、湯船につかって100も数えない内に、さっさと出てきた。

僕がこんなに早くお風呂から出るなんて、珍しいんだよ?

もう、とっとと布団に入って、寝ちゃいたくて。

月夜と一緒に入ったら、絶対にお風呂が長くなるもん。

悪戯しようとするからね。

だから、断固拒否して、1人で入って来たんだよ。

それに、今夜はノーエッチの日だからね。

安心して眠れる。

「ゴメンね。先に寝させて貰うね。おやすみなさい」

「おやすみ」

ベッドルームに行くのを、うるっとした目で見られたけど、気にしない。

「おやすみなさいませ」

クキュ


ベッドの中に入り、目を閉じたらすぐ、何故か月夜が、布団の中に潜り込んできた。

「えっ?月夜、お風呂は?」

「クリーンだけかけて、着がえてきた」

着替え・・・

服を脱いで、ガウンを羽織ってきただけ?

「おやすみのKISSをしたい。していい?」

「軽いのなら」

ディープキスはダメ。

エッチな気分にさせられたら、堪らないからね。

「解かった。おやすみ」

チュッ

「おやすみ」


「・・・ぎゅってしていい?」

まぁ、ぎゅうだけなら、別に。

コクンッ

「葵ちゃんは暖かいね。・・・気持ちいい」

胸に抱き込まれ、そっと触れた耳に、トクントクンと、月夜の心臓の鼓動の音が、穏やかに聴こえてきた。

トクントクン

トクットクットクットクッ

・・・あれ?早くなった?

「葵ちゃん、エッチしたくならない?」

「ならない」

月夜の足の間のものが硬くなってる。

何故?

そうなる要素は、何も無かったと思うけど?

目を伏せながら、

「葵ちゃんが可愛いから・・・」

って。

僕の所為にした!

「ダメだよ。昨日は一晩中してて、ほとんど寝てないんだから。今日はちゃんと寝るの!」

「したくて眠れないよ。1回だけ。ダメ?」

「絶対、ダ~メ」

1回1回が長いからね。

毎晩してたら、僕、きっと、過労死しちゃうよ。








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