何で僕を?

大器晩成らしい

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「葵ちゃん。行こう」

順番が回ってきて、月夜に手を引かれて店の中へ。

「らっしゃ~い。3名と1匹ね。早速来てくれたんだな。ありがとよ」

毎日たくさんの人が食べに来るのに、僕達の事、覚えてくれていたんだ。

嬉しいかも。

「ええ、美味しかったので。4名分、お願いします」

「了解、空いてる席に座って待ってな」

「はい」

席に座ると、昨日と同じ様に、水の入ったコップと、海鮮丼がすぐに出てきた。

「すみません、また結界張らせてもらいます」

「まぁ、昨日は驚いたが、誰の迷惑にもなってないからいいよ」

海鮮丼を持ってきてくれた時に、一言、結界を張る事を伝えたら、快くOKして貰えた。

店員が去り、月夜が結界を張るのを待ってから、ローブを脱いだ。

「うおっ、本当に結界を張りやがった」

「何だって、結界なんて張ってやがんだ?」

店員さんとの遣り取りを聞いていたのに、今日もまた、店内はかなりのざわつきを見せた。

さっさと食べ終して出よう。


刺身を火で炙って貰い、ご飯の上にのせ、モカの前に置く。

「昨日と同じ位の量にしたけど、もっと欲しい時は、教えてね?」

クキュ

「じゃあ、頂きます」

「「頂きます」」

クキュ


今日の具材は何だろな?

サーモン、ひらめ、ネギトロ、タイ、のどぐろ、トビッコ、えび、つぶ貝、正式名称は分からないけど、それっぽい魚介類が・・・昨日よりグレードアップ?

日本とは魚介類の価格が違うから、そうでもないのか?

パクッ、もぐもぐ、ゴクンッ。

うん、今日も美味しい♪


クキュ

「んっ?おかわり?」

クキュ♪

「どれがいい?」

つぶ貝を手で差したから、月夜にちょこっと炙って貰って、モカの皿にのせた。

モキュモキュ食べて、可愛い。

モカの残りの分を3人で分けて完食。

モカの手を拭いてあげてから、食器類を纏めた。

ローブを着て、フードも深く被ったし、準備万端。

「忘れ物はないね?」

クキュ

「フフッ、確認ありがとう」

モカチェックの後、月夜が結界を解除すると、昨日と同じ様に、ラピスさんが、食器類をカウンターまで持って行きお会計を済ませた。

「ありがとな、片付けてくれて」

「いいえ、ごちそうさまでした。とても美味しかったです」

「街を出るので、暫くは来れませんけど、絶対にまた、食べに来ます」

「そうか、気をつけて来いよ。楽しみにしてる」

僕達は、手を振って、その場を後にした。


「月夜、早い内に、また来ようね」

「そうだね。おっと、危ない」

「んっ」

フードが風で外れそうになったけど、月夜が素早く押さえてくれ、ギリセーフ。

月夜にありがとって言ったら、何か考え込んでる。


「・・・仮面を作るか」

「嫌」

そんなのつけてたら、もろ不審者じゃん。

「絶対に、つけないからね」









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感想 17

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