何で僕を?

大器晩成らしい

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「葵ちゃん、この後どうする?」

う~ん、そうだな~、買い物は、昨日の内に済んじゃったしな~。

「・・・そうだ、海釣りしない?」

「釣り?」

そう、リベンジだ!

「ハンデ10匹で!」

湖で釣りをした時、5匹のハンデで負けたからね。

「10匹は多すぎじゃない?」

「そんな事ないない」

「う~ん、じゃあ、俺が勝ったら、お願いを2つ聴いてくれる?」

「2つも?!」

「ハンデが多いし、葵ちゃんが勝ったら、お願い事は1つね」

「ぐぬぬ・・・よしっ、その条件で!」

「今回は時間もあるし、じっくり3時間勝負としようか」

「いいよ」

フフンッ、今度こそ絶対に勝つもんね。



よし、かかった。

ん~、引きが強い!

大物かも♪

「ラピスさん、網、網お願い」

近くまで引き寄せたけど、随分と活きがイイ。

右に左に、暴れまわってる。

「やった!ありがとう」



・・・

何でだろう、月夜には釣りに関する何かしらのスキルが付いているのだろうか?

僕も月夜も、幸運は極大だった筈。

そこに差はないと信じたい。

僕、今回も入れ食いかってくらい、魚が針に食いついたのに・・・

ラピスさんの協力まで貰ったのに・・・

「葵様、2時間勝負でしたら、ハンデがあったので、月夜様に勝ってましたよ?」

「本当に?」

「ええ、1時間経過時に、葵様はハンデ込み17匹、月夜様11匹、2時間経過時に、葵様は25匹、月夜様は23匹でしたので」

・・・何で月夜が3時間って言ってきた時に〝いいよ〟なんて言っちゃったんだろ、僕。

「葵様の釣り上げた魚は、大きいのが多かったので、引き上げるまでに少し時間がかかってしまったようですね」

・・・本当だ。

重量勝負なら、勝ってたかも。

「葵ちゃん。数の勝負だからね。俺の勝ちだよ。フッフッフッ、何をお願いしようかな♪・・・あっ、そうだ(俺が誘って欲しい時に、葵ちゃんから誘ってもらおうかな×2回)」

ぐぬぬ、僕の安息の日が・・・

「月夜、他のお願い事にしない?」

僕の渾身の上目遣いでどうだ!

「しない」

即答だった。


僕から誘うなんて///

賭けをしなければ良かった~




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