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「葵ちゃんは、喧嘩してる人の傍には、絶対に寄っていかないでね」
う~ん。
無いとは思うけど、月夜の分が悪い時は、助けに入っちゃうと思うんだよね。
黙ってなんか、見てられないもん。
でも、それ以外なら、わざわざ行くつもりはないかな。
喧嘩の介入って難しいと思うんだよね。
止めに入る人は、それなりに力のある人じゃないと、無理だと思うし、僕の場合、力はあっても、そういうのに慣れていないから。
魔物相手なら、遠慮なくできるから、平気なんだけど、咄嗟の力加減が、まだ全然、自信ないから、人相手は、ちょっと尻込みしちゃうんだよね。
目の端に、仲間の冒険者に一生懸命ヒールをかけてるのが映った。
まぁ、5人のパーティなら、最低1人は回復ができる人がいて当たり前か。
自分達で治せるようで、良かった。
「葵ちゃん、もう用も済んだし、出よう」
「うん、分かった。でも、ちょっと待って。あの・・お騒がせしてすみませんでした」
一応、ギルド職員に、お騒がせした事を謝らないとね。
「いいえ、またのご利用、お待ちしております」
良かった。
笑顔付きだ。
この街に、またくる事があるかもしれないし、今回みたいに、このギルドで用事を済ますかもしれないもんね。
来づらくならなくて、良かった。
月夜と手を繋いで、ギルドを出る。
「あ~、空が赤く染まり始めてるぅ」
結構、時間かかったもんね。
「少しでいいから、お店を覘きたかったのになぁ」
「ゴメンね。次に来る事があったら、買い物をする時間をつくるから」
ズルイなぁ、僕、月夜のしょぼ~ん顔に弱いんだよね。
「しょうがない。いつになるか分からないけど、楽しみにしてるから、約束ね」
「ん、約束。チュッ」
繋いだ手が持ち上げられ、僕の目を見ながら、薬指の指輪にチュッって、何か頬にキスされるより、照れるんだけど///
う~ん。
無いとは思うけど、月夜の分が悪い時は、助けに入っちゃうと思うんだよね。
黙ってなんか、見てられないもん。
でも、それ以外なら、わざわざ行くつもりはないかな。
喧嘩の介入って難しいと思うんだよね。
止めに入る人は、それなりに力のある人じゃないと、無理だと思うし、僕の場合、力はあっても、そういうのに慣れていないから。
魔物相手なら、遠慮なくできるから、平気なんだけど、咄嗟の力加減が、まだ全然、自信ないから、人相手は、ちょっと尻込みしちゃうんだよね。
目の端に、仲間の冒険者に一生懸命ヒールをかけてるのが映った。
まぁ、5人のパーティなら、最低1人は回復ができる人がいて当たり前か。
自分達で治せるようで、良かった。
「葵ちゃん、もう用も済んだし、出よう」
「うん、分かった。でも、ちょっと待って。あの・・お騒がせしてすみませんでした」
一応、ギルド職員に、お騒がせした事を謝らないとね。
「いいえ、またのご利用、お待ちしております」
良かった。
笑顔付きだ。
この街に、またくる事があるかもしれないし、今回みたいに、このギルドで用事を済ますかもしれないもんね。
来づらくならなくて、良かった。
月夜と手を繋いで、ギルドを出る。
「あ~、空が赤く染まり始めてるぅ」
結構、時間かかったもんね。
「少しでいいから、お店を覘きたかったのになぁ」
「ゴメンね。次に来る事があったら、買い物をする時間をつくるから」
ズルイなぁ、僕、月夜のしょぼ~ん顔に弱いんだよね。
「しょうがない。いつになるか分からないけど、楽しみにしてるから、約束ね」
「ん、約束。チュッ」
繋いだ手が持ち上げられ、僕の目を見ながら、薬指の指輪にチュッって、何か頬にキスされるより、照れるんだけど///
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