何で僕を?

大器晩成らしい

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「葵ちゃん、索敵をしてみようか」

「索敵?」

「そう、敵の位置や数とか、把握しておいた方が、こっちも作戦とか立て易いし、注意もし易いからね。(マッピングを活用する方法は後で教えてあげるね)」

「解かった」

「敵は赤、仲間は緑で、強ければ強いほど大きい丸で、弱ければ小さい丸になるようイメージして、初めは、半径10mから、慣れたら、徐々に範囲を拡げるようにしてみて」

「とりあえず、やってみる・・・<索敵>」

「どう?」

「う~ん、緑が4つで、敵はいないみたい。月夜が一番大きい丸で、モカが小さい丸」

「うん、いいね。少し、そのままで進んで、慣れたら15mに拡げてみて。俺の方も索敵をしながら進むから、安心して、焦らず、ゆっくりとでいいから、慣れていって」

「うん、ありがと」


「ストップ。魔物が3頭、Cランク位かな。こっちに向かってきてる。約450m先。前方に、落とし穴でも、作っておくか」

450・・・そんな先まで分かるんだ。

凄いな。

木や草が生い茂っていて、目視じゃ全然見えないから、確かに索敵ができた方が、便利で安全だ。

<ピットフォール>

一瞬で、スポッと穴が開いた。

倒木の2m手前に縦横深さ、それぞれ5m×5m×10mってところか?

結構深い。

「上にブルーシートを被せて、軽く土をかけるでしょ。・・・よし、10m後ろに下がって。100m切った。葵ちゃん、魔物が穴に落ちたら、上から、魔法で攻撃して」

「了解」

「70・・60・・50・・40・・30」

見えなくても、草を掻き分ける音や、地面を蹴る音が聞こえる。

う~、ドキドキする~。

いつでも放てるように、アイスランスを作って待機。

来た!

タンッ、ズザザザザー

走って来て、目の前の倒木をジャンプし、こちら側に。

トナカイっぽい。

足が地面に付いた途端、そのまま穴に中に吸い込まれていった。

2頭目と3頭目も倒木を飛び越える為にジャンプした後だったから、1頭目に続いて、そのまま穴の中へと落ちていった。

「よしっ、今だ。葵ちゃん」

「はい。行け。・・<アイスランス>・・<アイスランス>」

眉間を狙って放ったランスは、見事に命中。

・・・あれっ、昨日より深く刺さってる?

威力が上がった?

ステータスの確認をしていないけど、夜にラージフォレストファングの群れを倒したから、レベルが上がったのかも。






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