318 / 358
317
しおりを挟む
「葵ちゃん、索敵をしてみようか」
「索敵?」
「そう、敵の位置や数とか、把握しておいた方が、こっちも作戦とか立て易いし、注意もし易いからね。(マッピングを活用する方法は後で教えてあげるね)」
「解かった」
「敵は赤、仲間は緑で、強ければ強いほど大きい丸で、弱ければ小さい丸になるようイメージして、初めは、半径10mから、慣れたら、徐々に範囲を拡げるようにしてみて」
「とりあえず、やってみる・・・<索敵>」
「どう?」
「う~ん、緑が4つで、敵はいないみたい。月夜が一番大きい丸で、モカが小さい丸」
「うん、いいね。少し、そのままで進んで、慣れたら15mに拡げてみて。俺の方も索敵をしながら進むから、安心して、焦らず、ゆっくりとでいいから、慣れていって」
「うん、ありがと」
「ストップ。魔物が3頭、Cランク位かな。こっちに向かってきてる。約450m先。前方に、落とし穴でも、作っておくか」
450・・・そんな先まで分かるんだ。
凄いな。
木や草が生い茂っていて、目視じゃ全然見えないから、確かに索敵ができた方が、便利で安全だ。
<ピットフォール>
一瞬で、スポッと穴が開いた。
倒木の2m手前に縦横深さ、それぞれ5m×5m×10mってところか?
結構深い。
「上にブルーシートを被せて、軽く土をかけるでしょ。・・・よし、10m後ろに下がって。100m切った。葵ちゃん、魔物が穴に落ちたら、上から、魔法で攻撃して」
「了解」
「70・・60・・50・・40・・30」
見えなくても、草を掻き分ける音や、地面を蹴る音が聞こえる。
う~、ドキドキする~。
いつでも放てるように、アイスランスを作って待機。
来た!
タンッ、ズザザザザー
走って来て、目の前の倒木をジャンプし、こちら側に。
トナカイっぽい。
足が地面に付いた途端、そのまま穴に中に吸い込まれていった。
2頭目と3頭目も倒木を飛び越える為にジャンプした後だったから、1頭目に続いて、そのまま穴の中へと落ちていった。
「よしっ、今だ。葵ちゃん」
「はい。行け。・・<アイスランス>・・<アイスランス>」
眉間を狙って放ったランスは、見事に命中。
・・・あれっ、昨日より深く刺さってる?
威力が上がった?
ステータスの確認をしていないけど、夜にラージフォレストファングの群れを倒したから、レベルが上がったのかも。
「索敵?」
「そう、敵の位置や数とか、把握しておいた方が、こっちも作戦とか立て易いし、注意もし易いからね。(マッピングを活用する方法は後で教えてあげるね)」
「解かった」
「敵は赤、仲間は緑で、強ければ強いほど大きい丸で、弱ければ小さい丸になるようイメージして、初めは、半径10mから、慣れたら、徐々に範囲を拡げるようにしてみて」
「とりあえず、やってみる・・・<索敵>」
「どう?」
「う~ん、緑が4つで、敵はいないみたい。月夜が一番大きい丸で、モカが小さい丸」
「うん、いいね。少し、そのままで進んで、慣れたら15mに拡げてみて。俺の方も索敵をしながら進むから、安心して、焦らず、ゆっくりとでいいから、慣れていって」
「うん、ありがと」
「ストップ。魔物が3頭、Cランク位かな。こっちに向かってきてる。約450m先。前方に、落とし穴でも、作っておくか」
450・・・そんな先まで分かるんだ。
凄いな。
木や草が生い茂っていて、目視じゃ全然見えないから、確かに索敵ができた方が、便利で安全だ。
<ピットフォール>
一瞬で、スポッと穴が開いた。
倒木の2m手前に縦横深さ、それぞれ5m×5m×10mってところか?
結構深い。
「上にブルーシートを被せて、軽く土をかけるでしょ。・・・よし、10m後ろに下がって。100m切った。葵ちゃん、魔物が穴に落ちたら、上から、魔法で攻撃して」
「了解」
「70・・60・・50・・40・・30」
見えなくても、草を掻き分ける音や、地面を蹴る音が聞こえる。
う~、ドキドキする~。
いつでも放てるように、アイスランスを作って待機。
来た!
タンッ、ズザザザザー
走って来て、目の前の倒木をジャンプし、こちら側に。
トナカイっぽい。
足が地面に付いた途端、そのまま穴に中に吸い込まれていった。
2頭目と3頭目も倒木を飛び越える為にジャンプした後だったから、1頭目に続いて、そのまま穴の中へと落ちていった。
「よしっ、今だ。葵ちゃん」
「はい。行け。・・<アイスランス>・・<アイスランス>」
眉間を狙って放ったランスは、見事に命中。
・・・あれっ、昨日より深く刺さってる?
威力が上がった?
ステータスの確認をしていないけど、夜にラージフォレストファングの群れを倒したから、レベルが上がったのかも。
0
あなたにおすすめの小説
男子高校に入学したらハーレムでした!
はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。
ゆっくり書いていきます。
毎日19時更新です。
よろしくお願い致します。
2022.04.28
お気に入り、栞ありがとうございます。
とても励みになります。
引き続き宜しくお願いします。
2022.05.01
近々番外編SSをあげます。
よければ覗いてみてください。
2022.05.10
お気に入りしてくれてる方、閲覧くださってる方、ありがとうございます。
精一杯書いていきます。
2022.05.15
閲覧、お気に入り、ありがとうございます。
読んでいただけてとても嬉しいです。
近々番外編をあげます。
良ければ覗いてみてください。
2022.05.28
今日で完結です。閲覧、お気に入り本当にありがとうございました。
次作も頑張って書きます。
よろしくおねがいします。
【完結】その少年は硝子の魔術士
鏑木 うりこ
BL
神の家でステンドグラスを作っていた俺は地上に落とされた。俺の出来る事は硝子細工だけなのに。
硝子じゃお腹も膨れない!硝子じゃ魔物は倒せない!どうする、俺?!
設定はふんわりしております。
少し痛々しい。
【完結】愛されたかった僕の人生
Kanade
BL
✯オメガバース
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。
今日も《夫》は帰らない。
《夫》には僕以外の『番』がいる。
ねぇ、どうしてなの?
一目惚れだって言ったじゃない。
愛してるって言ってくれたじゃないか。
ねぇ、僕はもう要らないの…?
独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。
寂しいを分け与えた
こじらせた処女
BL
いつものように家に帰ったら、母さんが居なかった。最初は何か厄介ごとに巻き込まれたのかと思ったが、部屋が荒れた形跡もないからそうではないらしい。米も、味噌も、指輪も着物も全部が綺麗になくなっていて、代わりに手紙が置いてあった。
昔の恋人が帰ってきた、だからその人の故郷に行く、と。いくらガキの俺でも分かる。俺は捨てられたってことだ。
公爵家の末っ子に転生しました〜出来損ないなので潔く退場しようとしたらうっかり溺愛されてしまった件について〜
上総啓
BL
公爵家の末っ子に転生したシルビオ。
体が弱く生まれて早々ぶっ倒れ、家族は見事に過保護ルートへと突き進んでしまった。
両親はめちゃくちゃ溺愛してくるし、超強い兄様はブラコンに育ち弟絶対守るマンに……。
せっかくファンタジーの世界に転生したんだから魔法も使えたり?と思ったら、我が家に代々伝わる上位氷魔法が俺にだけ使えない?
しかも俺に使える魔法は氷魔法じゃなく『神聖魔法』?というか『神聖魔法』を操れるのは神に選ばれた愛し子だけ……?
どうせ余命幾ばくもない出来損ないなら仕方ない、お荷物の僕はさっさと今世からも退場しよう……と思ってたのに?
偶然騎士たちを神聖魔法で救って、何故か天使と呼ばれて崇められたり。終いには帝国最強の狂血皇子に溺愛されて囲われちゃったり……いやいやちょっと待て。魔王様、主神様、まさかアンタらも?
……ってあれ、なんかめちゃくちゃ囲われてない??
―――
病弱ならどうせすぐ死ぬかー。ならちょっとばかし遊んでもいいよね?と自由にやってたら無駄に最強な奴らに溺愛されちゃってた受けの話。
※別名義で連載していた作品になります。
(名義を統合しこちらに移動することになりました)
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
獣のような男が入浴しているところに落っこちた結果
ひづき
BL
異界に落ちたら、獣のような男が入浴しているところだった。
そのまま美味しく頂かれて、流されるまま愛でられる。
2023/04/06 後日談追加
僕、天使に転生したようです!
神代天音
BL
トラックに轢かれそうだった猫……ではなく鳥を助けたら、転生をしていたアンジュ。新しい家族は最低で、世話は最低限。そんなある日、自分が売られることを知って……。
天使のような羽を持って生まれてしまったアンジュが、周りのみんなに愛されるお話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる