何で僕を?

大器晩成らしい

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う~わ~、でかい。

<鑑定>

アースドラゴン

体力・・・・・・・7400/7400

攻撃力・・・・・8500

物理防御力・・6560

敏捷・・・・・・・1000

ランクAAA

スキル:咆哮・身体強化・強打・突進

弱点:風


羽が無いから、飛んで、上空から攻撃される恐れは、無いけど、とにかく大きい。

尻尾を含め、20m近くある。

ピンキリ話の最大値を超えてきた。

「(月夜、いける?)」

「(葵ちゃんがいるから、余裕。打ち合わせ通りで行くよ。<結界><結界><結界>よし、葵ちゃんは、ここからの攻撃ね。宜しく)」

「(うん、頑張る。5分経ったら、攻撃を始めるから)」

「(分かった、それまでに、向こう側に回って、尻尾から攻撃を開始するから。じゃあ、スタート)」


スマホのタイマーを、5分に設定。

残り10秒で、設定を削除し、自分でカウント。

9・8・7・6・5・4・3・2・1

<エアードリル>

僕が、アースドラゴンの眉間を狙って、魔法を叩き込むのと同時に、月夜が、尻尾の根元へと刀を振り下ろした。

ギュギャアアアア

一回では切り落とせなかったけど、三分の一は、いってそう。

眉間は、全然ダメ。

硬すぎて、あんまりダメージが入ってない。

目を狙った方がいいのかも。

素材として高く売れるみたいだから、傷つけたくないけど。

そっちなら、柔らかそう。

アースドラゴンは、月夜の方に、脅威を感じたみたい。

ダメージ大だからね。

そっちの方へと顔を向けた。

<エアードリル><エアードリル><エアードリル>

月夜の方を向く時、耳の穴がちらっと見えて、あっと思って、急いでその穴に向け、エアードリルを連続で、叩き込んでみた。

耳の中には鱗は無いだろうと思って。

グギャアアアア

よしっ、大当たり。

ズドォオオオオン

うわっと。

アースドラゴンが、耳の中への攻撃で、身悶えている間に、月夜が刀を振るい、尻尾を完全に切り落とす事に成功したようだ。

尻尾が落下した衝撃が、凄い。

地面がグラグラと、大きく揺れた。







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