何で僕を?

大器晩成らしい

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やられた・・・

一応、日を跨ぐ前には、解放されたけどね。


早く寝ようと、ご飯を食べてすぐになんか、テントに入らなければよかった。

まだ空の色が、オレンジのグラデーションをしている時から始まり、長々と、本当に長々と。

ふっ、6時間以上?

はっきり言って、戦闘より、遥かにきつかった。


頭を撫でられる感覚で、意識が浮上した。

目蓋ごしに光が見える。

もう朝か・・・

僕、いろいろと出し切って、咽もあそこも、からっから。

お水が飲みたい。

重たい目蓋を、持ち上げると、月夜の顔が目の前に。

「あっ、葵ちゃん、おはよう。咽渇いてない?お水飲む?」

「ん”っ」

「ああ、無理に喋らなくていいよ。待って、今、あげるからね」

月夜が、コップに水を注いでいる内に、身体の上にかかってる毛布を、捲ってどかし、腕に力を入れ、上体を起こしてみた。

・・・レベルが上がったからかな?

要介護状態になってもおかしくない無茶をされたのに、よろよろとだけど、自分で上体を起こす事ができた。

「葵ちゃん、無理しないで、・・・・はい」

・・・んくんくんく

月夜が、僕の肩に腕を回し、後ろに倒れないよう支えてから、コップの底を持って、飲むのを手伝ってくれた。


ぷはぁ~

生き返るぅ。

「もう一杯飲む?」

ん~ん。

首を横に振って、もういらないってアピール。

「そう?じゃあ、そろそろご飯の時間だろうから、外に行くか」

そう言って、コップを収納に仕舞い、膝の下に手を差し入れ、僕を持ち上げた。

・・・頭をぶつけない様、屈みながらだから、大変そう。

「月夜、テントの中で抱えるのは、歩き難いだろうし、大変だよね?僕、入り口まで、這って行けるよ?」

多分。

試してみないと、分からないけど。







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