何で僕を?

大器晩成らしい

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こっちの世界では、保健とか、年金とかないから、病気にかかったら、もろ貧富の差=生死の分かれ目だし、老後の生活費は、働ける内に働いて、貯めていくしかないみたい。

僕達も、ある程度は、貯めておかないと。

セカンドハウスとか、別荘とかの維持に、生活費に・・・・・・あれ、別にそんなに貯めなくても大丈夫だったり?

よくよく考えたら、僕達、魔法で、ちょちょちょいのちょいって感じに復元できるから、建物の補修は0円。

土地も、借地じゃないから、月々の支払いもない。

食べ物や消耗品とかも、複製で増やせるから、一回買えば、後は、買い足す必要もない。

まぁ、今は稼ぎすぎてるから、お金を循環させる為に、ある程度はちゃんと使ってるけどね。

料理とかは、複製で楽してるけど、ベッドとか、ラグとか、クッションとかとか。


本当、神様に感謝だよね。

こっちの世界で困らないように、スキルとか、加護とか、プレゼントとか、いろいろくれたからね。


「葵様、お昼は、何にしましょう?」

「ん~、ミートソーススパゲティと、コンソメスープ、後、カットしたリンゴかな?足りなかったら、後から玉子サンドを追加で出せばいいかな」

「はい、では、用意しておきますので、葵様は、お手数ですが、月夜様とモカを、起こして貰っても宜しいでしょうか?」

「もちろん、じゃあ、起こしてきます」

先ずは、モカからにするか。

ラピスさんの寝ていたテントの入り口を開け、上半身だけを中に。

うわぁ、可愛い。

クッションの上に、丸まって寝てる。

そっと抱き上げ、頭を指で撫でながら、〝モカ、お昼だよ。起きようね〟って声をかけると、大きな欠伸をしながら伸びをした後、肩まで駆け登り、頬にスリスリ。

そのままテントから出て、入り口を閉めた。

「月夜を起こしに行くから、テーブルで待ってて」

クキュ

モカを、モカの皿の傍におろし、月夜の眠っているテントへ。

入り口を開け、中を覗きながら、〝月夜?起きてる?〟って声をかけると、〝ん~、寝てるぅ〟って。

起きてるよね。

「葵ちゃんがKISSしてくれたら起きる」

・・・しょうがないなぁ。

靴を脱いで中に入り、おでこに、チュッ。

「はい、起きて」

「そこじゃないし」

がばっと起きて、僕の後頭部に手をやり、引き寄せ、唇に濃厚な口付けをかまされた。


「ん~・・ギブギブ・・あむっ」



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