353 / 358
352
しおりを挟む
「午後の今くらいの時間でしたら、大概、手が空いていますので、明日でも、明後日でも、葵殿のご都合にあわせますので、お話をお聞かせ頂けたらと・・・」
「明日は、冒険者ギルドに、竜種討伐の達成報告に行くのと、ちょっと、作って貰いたいのがあって、商人ギルドへ、職人を紹介して貰いに、・・・あっ、宰相さんに、果物が生る様な低木の木が無いか、訊こうと思っていたのに、すっかり、訊くのを忘れてた。(また行くの、ちょっと、面倒だし、こんな事で、会議に割り込むのも申し訳ないし、どうしよう)ん~・・・」
「果物が生る様な、低木の木ですか?」
「ええ、部屋の中に、置こうかと思って」
「部屋の中に、ですか?」
「はい。植木鉢っていう鉢の中に土を入れて、木を植え、水を上げたりして、育てるんです。こちらの世界では見かけませんけど、向こうの世界では、家の中に、緑を置くって事は、別に、珍しい事では無かったので(果物は流石に見た事は無いけど、0では無いんじゃないかな?多分、きっと、恐らく・・・世界規模で見たら、1人位、いるんじゃないかなぁ?)」
「そうなのですか、面白いですね・・・低木の果実・・低木の果実・・・ん~、ブルーベルの木なんて、どうでしょう?青い小さな実がなるのですが、甘酸っぱくて美味しいですよ?」
ブルーベリーみたいな感じ?
名前が似てるけど、どうなんだろう。
「ありがとうございます。ブルーベルの木ですね。明日、商人ギルドで、手に入るか、訊いてみます。ですので、明後日、その結果も含めて、話しに来ます」
「はいっ!お待ちしてます」
にこにこのアンバー王子に見送られながら、執務室を後にした。
ー・-・おまけ(執務室にて)・-・-
お友達になってくれるよう、直球で勝負する事にしていたのに、いざ、葵殿を目の前にしたら、言い出す事ができませんでした。
残念です。
ですが、次の約束を取り付けられたので、取りあえずは、良しとしましょう。
使って欲しいと渡された、お土産を胸に抱きながら、執務机へ移動。
インク壺とガラスペン1本を、執務机の上へと置き、追加で頂いた、もう1本のガラスペンと、インク壺やガラスペンの入っていた包みを、引き出しの中へと、大切に仕舞い込んだ。
「明日は、冒険者ギルドに、竜種討伐の達成報告に行くのと、ちょっと、作って貰いたいのがあって、商人ギルドへ、職人を紹介して貰いに、・・・あっ、宰相さんに、果物が生る様な低木の木が無いか、訊こうと思っていたのに、すっかり、訊くのを忘れてた。(また行くの、ちょっと、面倒だし、こんな事で、会議に割り込むのも申し訳ないし、どうしよう)ん~・・・」
「果物が生る様な、低木の木ですか?」
「ええ、部屋の中に、置こうかと思って」
「部屋の中に、ですか?」
「はい。植木鉢っていう鉢の中に土を入れて、木を植え、水を上げたりして、育てるんです。こちらの世界では見かけませんけど、向こうの世界では、家の中に、緑を置くって事は、別に、珍しい事では無かったので(果物は流石に見た事は無いけど、0では無いんじゃないかな?多分、きっと、恐らく・・・世界規模で見たら、1人位、いるんじゃないかなぁ?)」
「そうなのですか、面白いですね・・・低木の果実・・低木の果実・・・ん~、ブルーベルの木なんて、どうでしょう?青い小さな実がなるのですが、甘酸っぱくて美味しいですよ?」
ブルーベリーみたいな感じ?
名前が似てるけど、どうなんだろう。
「ありがとうございます。ブルーベルの木ですね。明日、商人ギルドで、手に入るか、訊いてみます。ですので、明後日、その結果も含めて、話しに来ます」
「はいっ!お待ちしてます」
にこにこのアンバー王子に見送られながら、執務室を後にした。
ー・-・おまけ(執務室にて)・-・-
お友達になってくれるよう、直球で勝負する事にしていたのに、いざ、葵殿を目の前にしたら、言い出す事ができませんでした。
残念です。
ですが、次の約束を取り付けられたので、取りあえずは、良しとしましょう。
使って欲しいと渡された、お土産を胸に抱きながら、執務机へ移動。
インク壺とガラスペン1本を、執務机の上へと置き、追加で頂いた、もう1本のガラスペンと、インク壺やガラスペンの入っていた包みを、引き出しの中へと、大切に仕舞い込んだ。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】愛されたかった僕の人生
Kanade
BL
✯オメガバース
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。
今日も《夫》は帰らない。
《夫》には僕以外の『番』がいる。
ねぇ、どうしてなの?
一目惚れだって言ったじゃない。
愛してるって言ってくれたじゃないか。
ねぇ、僕はもう要らないの…?
独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。
【完結】その少年は硝子の魔術士
鏑木 うりこ
BL
神の家でステンドグラスを作っていた俺は地上に落とされた。俺の出来る事は硝子細工だけなのに。
硝子じゃお腹も膨れない!硝子じゃ魔物は倒せない!どうする、俺?!
設定はふんわりしております。
少し痛々しい。
男子高校に入学したらハーレムでした!
はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。
ゆっくり書いていきます。
毎日19時更新です。
よろしくお願い致します。
2022.04.28
お気に入り、栞ありがとうございます。
とても励みになります。
引き続き宜しくお願いします。
2022.05.01
近々番外編SSをあげます。
よければ覗いてみてください。
2022.05.10
お気に入りしてくれてる方、閲覧くださってる方、ありがとうございます。
精一杯書いていきます。
2022.05.15
閲覧、お気に入り、ありがとうございます。
読んでいただけてとても嬉しいです。
近々番外編をあげます。
良ければ覗いてみてください。
2022.05.28
今日で完結です。閲覧、お気に入り本当にありがとうございました。
次作も頑張って書きます。
よろしくおねがいします。
聖獣は黒髪の青年に愛を誓う
午後野つばな
BL
稀覯本店で働くセスは、孤独な日々を送っていた。
ある日、鳥に襲われていた仔犬を助け、アシュリーと名づける。
だが、アシュリーただの犬ではなく、稀少とされる獣人の子どもだった。
全身で自分への愛情を表現するアシュリーとの日々は、灰色だったセスの日々を変える。
やがてトーマスと名乗る旅人の出現をきっかけに、アシュリーは美しい青年の姿へと変化するが……。
公爵家の末っ子に転生しました〜出来損ないなので潔く退場しようとしたらうっかり溺愛されてしまった件について〜
上総啓
BL
公爵家の末っ子に転生したシルビオ。
体が弱く生まれて早々ぶっ倒れ、家族は見事に過保護ルートへと突き進んでしまった。
両親はめちゃくちゃ溺愛してくるし、超強い兄様はブラコンに育ち弟絶対守るマンに……。
せっかくファンタジーの世界に転生したんだから魔法も使えたり?と思ったら、我が家に代々伝わる上位氷魔法が俺にだけ使えない?
しかも俺に使える魔法は氷魔法じゃなく『神聖魔法』?というか『神聖魔法』を操れるのは神に選ばれた愛し子だけ……?
どうせ余命幾ばくもない出来損ないなら仕方ない、お荷物の僕はさっさと今世からも退場しよう……と思ってたのに?
偶然騎士たちを神聖魔法で救って、何故か天使と呼ばれて崇められたり。終いには帝国最強の狂血皇子に溺愛されて囲われちゃったり……いやいやちょっと待て。魔王様、主神様、まさかアンタらも?
……ってあれ、なんかめちゃくちゃ囲われてない??
―――
病弱ならどうせすぐ死ぬかー。ならちょっとばかし遊んでもいいよね?と自由にやってたら無駄に最強な奴らに溺愛されちゃってた受けの話。
※別名義で連載していた作品になります。
(名義を統合しこちらに移動することになりました)
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
寂しいを分け与えた
こじらせた処女
BL
いつものように家に帰ったら、母さんが居なかった。最初は何か厄介ごとに巻き込まれたのかと思ったが、部屋が荒れた形跡もないからそうではないらしい。米も、味噌も、指輪も着物も全部が綺麗になくなっていて、代わりに手紙が置いてあった。
昔の恋人が帰ってきた、だからその人の故郷に行く、と。いくらガキの俺でも分かる。俺は捨てられたってことだ。
獣のような男が入浴しているところに落っこちた結果
ひづき
BL
異界に落ちたら、獣のような男が入浴しているところだった。
そのまま美味しく頂かれて、流されるまま愛でられる。
2023/04/06 後日談追加
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる