何で僕を?

大器晩成らしい

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アンバー王子の執務室を出て、次に向かったのは、ロードライト先生の部屋。

僕達の部屋と同じ階に、部屋があるらしいけど、一度も行った事がないから、どの部屋かは知らなかったりする。

ちなみに、シェル先生の部屋も、同じ階らしいけど、以下同文。

「ねぇ、月夜。勝手に城内の地図を作ったら、怒られると思う?」

「クスクス。どうかな?」

「防犯上、城内の見取り図を書く事は、禁止されています。もし、落としたり、盗まれたりして、それが、犯罪者の手に渡ってしまったら、大変ですので。侵入後、真っ直ぐに、お目当ての人物の部屋に、辿り着かれてしまいますので」

なる程、そりゃそうだ。

残念。

「(葵ちゃん。城内もマッピングできるんだよ?)」

月夜が、耳元で、こしょこしょって教えてくれた。

「(えっ、本当?)」

「(本当。マッピングの視点を、城を上空から見た状態から、城内に切り替えてご覧)」

「(どうやって?)」

「(マッピングを表示した後、城、詳細って、心の中で唱えてご覧)」

コクンッ

マッピング、城、詳細。

・・・これは・・・城の中で合ってるのかな?

「(そのままにして置けば、とりあえずは、ここから、ロードライト先生の部屋と、医薬師長の部屋と、僕達の部屋の位置は、判るようになるよ)」

街中と同じように、表示した後、実際に歩いたりした所だけ、書き込まれていくって事かな・・・

だとしたら、会議室に行く前とか、もっと早くに、教えて欲しかったかも。


「こちらが、ロードライト前公爵様のお部屋になります」

コンコン

「はい」

「月夜様と、葵様をお連れしました」

「どうぞ、お入り下さい」

中から扉を開けて貰ったけど、この部屋付きの侍従さんかな?

初めましてだ。

軽く会釈をしながら、部屋に入った。








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