午前十時を過ぎたなら ―義父との秘密が始まる―

山田さとし

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第一部 恵の選択

第二十九章 結合

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【啓介と同居 四ヶ月目】 
【20●1年4月2日 PM0:30】

リビングで。

※※※※※※※※※※※※※※※

「はぁっ・・はぁっ・・ああぁ・・はぁ・・・」

荒い息が静まるまで、かなりの時間がかかった。
目を開けると目の前に義父の顔があった。

「お義父・・・さん・・・」
一瞬であったが気を失っていたらしい。

「どや・・良かったか・・・?」
恵は義父の言葉に顔を真っ赤にして答えた。

「ばか・・・」
男はその仕草を見て、愛おしそうに唇を重ねてきた。

何か不思議な気がした。
自分の性器を舐めていた唇を味わっている。

「あ・・・ん・・ふ、う・・・ん」
唇を離すと、くすぐったそうに男が言った。

「どや?お前の味は・・美味かったでぇ・・・」
男のセリフに女は同じ言葉で答えるしか出来なかった。

「ばか・・・」

そして貪るようにして義父の舌を吸い取っていった。
啓介は堪らず右手を下にずらすと、まだグッショリと濡れている花園に触れた。

「あっ・・ん・・・」
ビクンと反応する恵を愛おしそうに抱き寄せ、囁く。

「入れるで・・めぐみ・・・?」
恵は何も言わず頷いた。

ゴクッと喉が鳴る。

啓介はゆっくりと身体を起こすと、熱くたぎるものを細い指に握らせた。

「う・・・わ、ふ・・とい・・・」
その言葉に満足そうに笑うと、愛する天使の中に一気にすべり込ませた。

「あ・・ぅ・・・?」
女は一瞬、何が起きたのか解からなかった。

すると、熱い感触がかなり遅れてやってきた。

「う・・・ふぅ・・・あぁ・・・
はぅっ・・・な、何ぃ・・これぇ?」

目を大きく開いて天井を見ている。

しかし瞳には何も写っていない。
ただ、ただ・・・突き上げる感覚だけが支配していた。

「あぁっ・・はぅー・・・
い、いやぁ・・す、すごい・・・大き・・い」

自分の声に、やっと事態が飲み込めた恵は堰を切ったように叫び出した。

「うわぁっ、はぁー・・・いやっいやっー」
男は慎重に沈めていきながら感慨深気に女を見ている。

遂に繋がったのだ。
息子の嫁と。

最高に美しい天使だ。

キツイ眼差しで取り澄ましていた恵が今、義父である自分と繋がっているのだ。
あんなにセックスが、下品な話が嫌いと言っていた嫁が自分の背中を掻き毟って悶えている。
喜びの声さえも上げ始めようとしていた。

「あんっ・・あんっ・・・あぁっ・・・
う、うんっ・・・いぃっ・・いやぁ・・・」

男の動きに合わせるように腰を使い始めている。

霞む意識の中で恵は感じていた。
今、自分は繋がっている。

犯されている。
夫の父親に。

あんなに毛嫌いしていたのに。
虫ずが走る程イヤだったのに。

「あぁっ・・いいっ、気持ちいぃ・・・
お義父さん、お義父・・さん・・あぅっ・・・」

その呼び名が不条理な欲望を露にする。
あれ程、下品なセックスは嫌いであったのに。

今の自分は最高に淫乱な女である。
しかし、それが又快感でもあった。

「あんっはっ・・凄い、いぃ・・いぃ・・・
お義父さん、お義父さん・・・
あぁ・・ん・・あぁん・・・」

「おぉ、えぇ・・えぇで・・めぐみ・・・
めぐみー、好きやっ・・・めぐみぃ・・・」

二人はピッタリと腰を合わせ動いていく。
荒い息がリズミカルに漏れ、貪るように互いの唇を吸い合っている。

「ん・・んぐぅ・・はあぁ・・いいっ・・・
す、すごいっ・・・すごいよぉ・・・

あぁん・・・わ、私・・してるっ・・・
してるのぉ・・・?

お義父さん・・・あんっ・・お義父さん・・と。
セ、セックス・・・あぁん・・してるのぉ?」

泣きそうな表情で訴える恵が愛おしく、同時に息子の嫁を犯している不条理な興奮を実感する啓介だった。

「そぉやぁ・・めぐみぃ・・・えぇか?
どぉや・・えぇかぁ・・・?」

ギュウギュウとしめつけるヴァギナから快感がせりあがってくる。

こんな気持ちの良いセックスは初めてだった。
何十年も前に初めて妻を抱いた時以上の興奮を感じている。

「あんっ・・いいっ・・いやっ・・・
すごいっ・・好きっ・・大好きっ・・・」

細い腕を巻き付けるようにして、懸命に声を絞り出す恵が愛おしすぎる。

「俺もやっ・・好きや、好きやでぇ・・・
めぐみ、めぐみー・・・」

秘めていた想いをぶつける快感が声を出す度に、沸き上がってくる。

「あぁっ・・あっあっあっ・・・
嬉しいっ・・好きっ好きっ・・・」

禁断の果実を手にした興奮を恵も味わいながら、ずっとため込んでいた想いを吐き出していく。

(あぁ・・わたし・・・)

義父とセックスをしている。
その事実が更に恵を狂わせていく。

「あぁ・・ふぅん・・いいっ・・いいっー・・・
何度でも、いっちゃうぅ・・・」

これほどの充実を味わったのは初めてであった。

夫である武とのセックスで絶頂を知ったが、それも義父との仮想の交わりを意識した結果だった。
だが今、実際に義父と交わった興奮が快感を信じられないくらい増幅させていたのだ。

「めぐみっ・・めぐみっ・・・」
「お義父さんっ・・お義父さんっ・・・」

呼合うこと自体が禁断を破る不条理さを自覚させる。自分の名前を叫ぶ愛おしい男に向かって、幸せの笑みを浮かべた。

そして細い両腕を伸ばすと顔を引き寄せるのだった。
かつて夫の顔を義父と思い込み、したように。

「あふぅ・・・お義父さん・・・
好き・・好きぃ・・んぐぅ・・・」

理性も全て捨て去り、欲望のまま貪る幸せに叫びだしたい気分だった。

「めぐみ・・めぐみぃ・・・おほぉ・・好きやぁ」

啓介も想いを返しながら、天使を心ゆくまで味わう幸せにひたっていた。

午前十時が過ぎるころ「お茶の時間」が始まる。
今日からそれは「二人の秘密の時間」として淫靡に変貌していくのだった。
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