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第四部 犠牲
第二十四章 交換条件
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春香の瞳が涙で滲む。
裕子がどう戦ってくれたとしても、もう遅い。
以前の綺麗な身体には戻れないのだ。
重く沈む春香の気持ちがわかるのか、裕子は最後の力を振り絞るように言った。
※※※※※※※※※※※※※※※
「お、お願いがあります、社長・・・」
哀願するような弱々しい響きであった。
形勢が有利になった幸造は急に強い口調で答えた。
「何や、あかんでぇ・・・
もう、遅いんや。
これじゃあ、
井上の両親に合わせる顔があらへん・・・。
大事に預かっとる社員の婚約者が、
変態のレズやとはなぁー・・・」
春香の胸に屈辱が込上げてくる。
だけど社長の言う通りであった。
自分達は変態なのだ。
崩壊しそうな春香の心を裕子の声が救う。
「わ、私が・・私が責任をとりますから。
私が悪いのです・・・。
私が無理やり誘わなければ・・・」
春香の頬に裕子の涙の粒が落ちてくる。
「ほぉー・・そうなんか・・・?」
幸造のズルそうな表情が歪む。
春香は思わず声を出していた。
「ち、違うの・・私も悪いんですっ。
わ、私も・・私からも・・・」
最後は消え入る言葉に、幸造と悟は顔を見合わせるとニヤリと笑った。
その仕草を春香には見られないように。
「あうー・・うううぅー・・・」
春香は再び裕子の胸に飛び込むと、声を震わせて泣いていた。
その背中から幸造の声が飛ぶ。
「春香ちゃんよー、泣いてもども、ならんでぇ。
ワシの顔をつぶした責任、どないするんや?」
関西弁のドスの利いた声が責め立てる。
春香はどうすればいいか解らず只、泣くしかなかった。
「で、ですから・・私が取ります。
わ、私を社長の自由にして下さいっ・・・」
(ゆ、裕子さん・・・?)
想像もしなかった言葉に、春香は涙に濡れた瞳を開けた。
「ほぅー・・・?」
背後で幸造の声がした。
「本気・・か・・・?」
ようやく春香はその意味を理解した。
そして悲痛な眼差しを裕子に向け叫んだ。
「だ、だめぇ・・裕子さん・・・」
自分のために犠牲になろうというのだ。
止めなければ。
だが裕子は春香を置去りにすると、幸造の前に真直ぐに立った。
まるで春香をかばうように。
そして戦いを挑むかの如く。
「本気です・・・」
切れ長の瞳を覆う、長い睫が微かに揺れた。
「ほう・・おもろいな・・・」
幸造はニヤリと笑った。
汗で光るスキンヘッドに皺がよる。
裕子が秘書特有のシックにデザインされた紺のスーツを脱ぐと、白いブラウスが現れた。
清潔な色と対象的に盛り上がったバストが淫靡に写る。
裕子のしなやかな指がボタンにかかる。
「し、社長が・・・
私を・・欲しがっていたのは前から・・・
存じておりました・・・」
一つ一つボタンを外す度、噛締めるように裕子は言葉を繋いでいる。
衣擦れの音が静かに響いている。
裕子の美しい肢体が露になっていく。
「裕子・・さん・・・」
春香は涙を滲ませ裕子を見つめている。
ブラウスが取られボリュームのあるバストが覗かせると、春香はまるで自分が脱いでいるかのような感覚を抱いた。
「おぉ・・・」
思わず唸った幸造の声が小さく聞こえた。
春香がその顔に視線を向けると、おぞましい嫌悪感が込上げてくるのを感じた。
「ふん・・・おもろいストリップや・・・」
老人の顔が醜く歪んでいく。
(おじ・・さま・・・?)
春香は信じられなかった。
いくら許しを請うためとはいえ、本当に裕子を犯すつもりなのだろうか。
目の前で起きている事は現実なのか。
遂さっきまで尊敬していた優しい社長だとは到底、思えなかった。
「私も・・・社長をお慕いしておりました。
だけどこういう形で私の裸を晒すとは・・・
思ってもいませんでした・・・」
裕子の目から涙が溢れていく。
だが、頬に涙を伝わせながら姿勢を変えない毅然とした態度は、むしろ美しく感じた。
「裕子さん・・やめてぇ・・・」
春香が出す切ない声にも一瞬、微笑みを返すだけで、とうとうブラジャーも外すと弾力のある膨らみが現れた。
「ああっー・・・」
悲鳴をあげたのは春香であった。
見ているのが辛い。
出来れば自分が代わってあげたかった。
「どうぞ、社長・・・」
最後のパンティーも取り去ると、生まれたままの姿を晒すのだった。
春香の胸に切ない思いが込上げてくる。
ツンと上向いた膨らみは何度も味わったものだ。
マシュマロのような感触は今でも舌先に残っている。
何度も愛し合った裕子が目の前にいる。
「ふん・・・」
歪な笑いを浮かべた幸造は無造作に膨らみを掴んだ。
「うっ・・・」
裕子は声を押し殺している。
表情を崩さぬよう歯を食いしばる姿に、春香は胸が締めつけられた。
「ゆ、裕子さん・・・」
春香の口から愛おしい名が零れる。
同時に言いようの無い怒りが込上げてくる。
愛する人が犯されようとしている。
社長である幸造に。
春香の頭は怒りで爆発しそうであった。
自分の普段の淫行を棚に上げて行おうとしている幸造の残虐な仕打ちに、信じられない思いを抱いていた。
やはり、下司な男だった。
最初から裕子の事を狙っていたのだ。
気品があって優秀な秘書を、自分の物にしようと考えていたのだろう。
でもなければ二人の事を泳がせ、ビデオに撮る等という卑劣な行為が出来る筈もない。
優しいおじ様と信頼していたのに、その正体は残忍なケダモノだったのだ。
春香のために自分の身体を楯にしてくれた裕子を、蹂躙しようとしている。
裕子がどう戦ってくれたとしても、もう遅い。
以前の綺麗な身体には戻れないのだ。
重く沈む春香の気持ちがわかるのか、裕子は最後の力を振り絞るように言った。
※※※※※※※※※※※※※※※
「お、お願いがあります、社長・・・」
哀願するような弱々しい響きであった。
形勢が有利になった幸造は急に強い口調で答えた。
「何や、あかんでぇ・・・
もう、遅いんや。
これじゃあ、
井上の両親に合わせる顔があらへん・・・。
大事に預かっとる社員の婚約者が、
変態のレズやとはなぁー・・・」
春香の胸に屈辱が込上げてくる。
だけど社長の言う通りであった。
自分達は変態なのだ。
崩壊しそうな春香の心を裕子の声が救う。
「わ、私が・・私が責任をとりますから。
私が悪いのです・・・。
私が無理やり誘わなければ・・・」
春香の頬に裕子の涙の粒が落ちてくる。
「ほぉー・・そうなんか・・・?」
幸造のズルそうな表情が歪む。
春香は思わず声を出していた。
「ち、違うの・・私も悪いんですっ。
わ、私も・・私からも・・・」
最後は消え入る言葉に、幸造と悟は顔を見合わせるとニヤリと笑った。
その仕草を春香には見られないように。
「あうー・・うううぅー・・・」
春香は再び裕子の胸に飛び込むと、声を震わせて泣いていた。
その背中から幸造の声が飛ぶ。
「春香ちゃんよー、泣いてもども、ならんでぇ。
ワシの顔をつぶした責任、どないするんや?」
関西弁のドスの利いた声が責め立てる。
春香はどうすればいいか解らず只、泣くしかなかった。
「で、ですから・・私が取ります。
わ、私を社長の自由にして下さいっ・・・」
(ゆ、裕子さん・・・?)
想像もしなかった言葉に、春香は涙に濡れた瞳を開けた。
「ほぅー・・・?」
背後で幸造の声がした。
「本気・・か・・・?」
ようやく春香はその意味を理解した。
そして悲痛な眼差しを裕子に向け叫んだ。
「だ、だめぇ・・裕子さん・・・」
自分のために犠牲になろうというのだ。
止めなければ。
だが裕子は春香を置去りにすると、幸造の前に真直ぐに立った。
まるで春香をかばうように。
そして戦いを挑むかの如く。
「本気です・・・」
切れ長の瞳を覆う、長い睫が微かに揺れた。
「ほう・・おもろいな・・・」
幸造はニヤリと笑った。
汗で光るスキンヘッドに皺がよる。
裕子が秘書特有のシックにデザインされた紺のスーツを脱ぐと、白いブラウスが現れた。
清潔な色と対象的に盛り上がったバストが淫靡に写る。
裕子のしなやかな指がボタンにかかる。
「し、社長が・・・
私を・・欲しがっていたのは前から・・・
存じておりました・・・」
一つ一つボタンを外す度、噛締めるように裕子は言葉を繋いでいる。
衣擦れの音が静かに響いている。
裕子の美しい肢体が露になっていく。
「裕子・・さん・・・」
春香は涙を滲ませ裕子を見つめている。
ブラウスが取られボリュームのあるバストが覗かせると、春香はまるで自分が脱いでいるかのような感覚を抱いた。
「おぉ・・・」
思わず唸った幸造の声が小さく聞こえた。
春香がその顔に視線を向けると、おぞましい嫌悪感が込上げてくるのを感じた。
「ふん・・・おもろいストリップや・・・」
老人の顔が醜く歪んでいく。
(おじ・・さま・・・?)
春香は信じられなかった。
いくら許しを請うためとはいえ、本当に裕子を犯すつもりなのだろうか。
目の前で起きている事は現実なのか。
遂さっきまで尊敬していた優しい社長だとは到底、思えなかった。
「私も・・・社長をお慕いしておりました。
だけどこういう形で私の裸を晒すとは・・・
思ってもいませんでした・・・」
裕子の目から涙が溢れていく。
だが、頬に涙を伝わせながら姿勢を変えない毅然とした態度は、むしろ美しく感じた。
「裕子さん・・やめてぇ・・・」
春香が出す切ない声にも一瞬、微笑みを返すだけで、とうとうブラジャーも外すと弾力のある膨らみが現れた。
「ああっー・・・」
悲鳴をあげたのは春香であった。
見ているのが辛い。
出来れば自分が代わってあげたかった。
「どうぞ、社長・・・」
最後のパンティーも取り去ると、生まれたままの姿を晒すのだった。
春香の胸に切ない思いが込上げてくる。
ツンと上向いた膨らみは何度も味わったものだ。
マシュマロのような感触は今でも舌先に残っている。
何度も愛し合った裕子が目の前にいる。
「ふん・・・」
歪な笑いを浮かべた幸造は無造作に膨らみを掴んだ。
「うっ・・・」
裕子は声を押し殺している。
表情を崩さぬよう歯を食いしばる姿に、春香は胸が締めつけられた。
「ゆ、裕子さん・・・」
春香の口から愛おしい名が零れる。
同時に言いようの無い怒りが込上げてくる。
愛する人が犯されようとしている。
社長である幸造に。
春香の頭は怒りで爆発しそうであった。
自分の普段の淫行を棚に上げて行おうとしている幸造の残虐な仕打ちに、信じられない思いを抱いていた。
やはり、下司な男だった。
最初から裕子の事を狙っていたのだ。
気品があって優秀な秘書を、自分の物にしようと考えていたのだろう。
でもなければ二人の事を泳がせ、ビデオに撮る等という卑劣な行為が出来る筈もない。
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