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第四部 犠牲
第二十六章 違和感
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(す、すご・・い・・・)
小さく喉が動いた。
座り込んだ春香の目線が釘付けになってしまう。
初めてだった。
婚約者である井上のでさえ、はっきりと見た事は無い。
老人とは思えない程の逞しいそれは、深い彫りを作ったカリ首を光らせ太く反りかえっていた。
カーッと熱いものが込上げてくる。
(い、い・・や・・・)
見てはいけない。
だが、想いに反して得体の知れない感情が春香を誘導する。視線を上に辿っていくと、老人は邪悪な笑みを浮かべながら裕子の身体をまさぐっていた。
※※※※※※※※※※※※※※※
「ふっ・・んんっ・・・うっ・・・」
唇の隙間から息が漏れている。
幸造の浅黒い手がまるで蛇の如く白い肌を這っていく。
理不尽な愛撫に裕子は懸命に耐えていた。
声を漏らさぬよう歯を食い縛っている。
だが、しなやかな足は微かに震えていた。
(おネェ・・さま・・・)
春香も耐えていた。
まるで自分が犯されているような気がする。
(ダメ・・いけない・・・)
食い入るように見つめている。
この理不尽な仕打ちに裕子が負けないよう願う。
「あんっ・・あっ・・はうっ・・・」
悲鳴に近い声が漏れた。
「ふふふ・・どうや・・・?」
幸造が楽しそうに笑みを浮かべている。
「気持ち、ええんやろ・・・?」
「んっ・・くぅっ・・・」
無数の女達を漁ってきた男のテクニックは、気丈な裕子の口から声を出させる事など容易い事であった。
皺交じりの指が隆起したバストを微かになぞりながら、ゆっくりと這いまわっている。
「ああっ・・んふぅ・・くうっ・・・」
裕子の端整な顔が徐々に崩れていく。
見開いていた目が閉じられ、長い睫が揺れている。
(す、すご・・い・・・)
春香の喉が上下する。
違和感が身体を包み始めていた。
愛する人が犯されていく。
怒りを感じていた筈なのに。
それ以上に得体の知れない「熱い何か」が膨れ上がってくるのだ。
「んんっ・・んふぅー・・あんっ・・・」
もう一方の手が股間に這う。
「あっ・・い、いやっ・・・」
ビクンと身体を反らした。
「あんっ・・・あっ・・あっ・・・」
バストも同時に揉まれている。
「あああっ・・んんん・・・あぁー・・・」
表情が一気に崩れた。
大きく声を漏らすと、裕子は立っている事も出来ずに幸造の醜い身体に寄り添うように預けてしまった。
浅黒い腕にしがみついた細い指が爪を立てる。
「あんっ・・あんっ・・あぁっー・・・。
んんふ、あああぁ・・・あふぅ・・・」
堰を切ったように裕子の口から切ない声が漏れてくる。
「あっ・・・あっ・・あふっ・・・」
弄ぶように幸造の指が操っていく。
「あはぁ・・あぐぅっ・・・あっあっ・・・」
何時の間にか裕子の細い両手は汗で光った幸造の背中に廻り、自分から身体を押しつけるようにクネクネと動いていた。
(おネェ・・さま・・・)
息を呑み見つめる春香の喉が何度も上下する。
愛おしい裕子の顔が官能に歪んでいく。
同時に春香の身体にも伝わってくるような気がした。
裕子の顔が切なく歪む度に電流のような刺激が走る。
「何や、感じとるやないかぁ・・・?」
幸造の口から屈辱の言葉が投げられる。
(ああぁ・・・)
春香の心にジワリと染みこむ。
「あふぅー・・んん、あああぁー・・・」
裕子の花園を犯す手から蜜が滴り落ち、ニチャニチャと音を立てている。
(す、すごい・・・)
春香は食い入るように見つめている。
「ふぅ・・・ん・・・」
吐息が漏れてしまう。
(こ、こんなの見るの・・・)
初めてのことだった。
箱入り娘として育った春香はアダルトな情報に疎く、友人からもからかわれるほどに無知だった。
裕子に無邪気に質問する内容は、殆ど知識がなかったのである。
だが、連日のように裕子に開発された身体は、敏感に反応してしまっていた。
目の前に繰り広げられる淫靡なシーンに、目が釘付けになってしまう。
「ええんやろ・・・?
感じとるのやったら、
ちゃんと言わないかんでぇ・・・」
幸造の執拗な愛撫が続く。
「ああ・・あはぁ・・・・い・・・」
裕子の口からかすれた声が漏れる。
「何や・・ハッキリいうんや・・・」
皺がれた指がヴァギナに深く差し込まれる。
「あうっー・・・」
背中が大きくのけぞった。
「ああっ・・・」
春香の唇からも吐息が漏れる。
まるで自分が犯されているような気分になってしまう。
この感覚は裕子から受けたバイブの味で知っていた。
「ああっー・・・あっあっあっ・・・」
裕子の声が震えながらリズムを刻んでいく。
幸造の指が激しく動いている。
愛液が飛び散りながら皺がれた指を濡らしていく。
「い・・い・・・ああ・・い・・いぃ・・・」
その声を聞いた瞬間、衝撃が春香に走った。
「あああっー・・・い・・いぃ・・」
かみ締めるように放たれた声と共に、裕子の表情に笑みが浮かびあがった。
「いいっ・・・あああ・・いいぃ・・・」
裕子の両腕が幸造の顔を引き寄せる。
唇が重なる。
犯されている憎い男なのに。
「うふぅ・・んっ・・・ああっ・・・」
愛しい恋人同士のようにキスをしている。
(そ、そん・・・な・・・?)
春香の目に信じられない光景が飛び込んでくる。
「おおぉ・・・ゆ、裕子ぉ・・・」
「んふぅ・・・んん・・」
自分の名を呼ぶ幸造の囁きを舌で絡めとっている。
「あぐぅっー・・・」
男の指が深くヴァギナをえぐると背中を逸らした。
「ああー・・ああっ、ああっ、あああー・・・」
苦痛の表情で漏らす声が妖しく変化していく。
「何や、感じとるんやないかぁ・・・?」
「い、いやぁっ・・・」
からかいの言葉を拒絶しながらも、両手は男の顔を引き寄せている。
指が激しく出し入れされていく。
「いいっ・・・い、いやっ・・・
いいっー・・いいのぉー・・・」
首を振りながらも、沸き上がる官能に歓びの声を上げ始めていた。
「あううぅ・・そこ・・感じちゃうぅ・・・」
自分からオネダリしているように見える。
(そ、そんな・・・・)
幸造の首にしがみ付き、激しく腰をくねらせる裕子を春香は呆然と眺めていた。
共に屈辱を感じていたのに。
置去りにされた気分であった。
あれ程憎しみを覚えていた男に愛おしい裕子が抱きつき、歓びの声をあげているなんて。
感じているが明らかだ。
切ないような不思議な感覚がわき上ってくる。
「ああぁ・・・」
春香の顔が歪む。
(おネェさま・・・だめ・・いけない・・・)
「んふっ・・・・んん・・・んふぅ・・・」
舌が絡み合っている。
「おおお・・・おふぅ・・・裕子ぉ・・・」
形の良い唇が蹂躙されている。
「ああ・・・はふぅ・・・・んんん・・・」
美しい顔を惜しげも無く捧げている。
あれほど愛し合った裕子が幸造に犯されていく。
抵抗することなく愛撫を受け入れている。
「裕・・子・・・さん・・・」
おネェ様とはもう呼べなかった。
愛する姿が無残にも汚されていた。
絨毯に座り込んだ春香の目の前で、二人は恋人同士の如く抱き合っているのだ。
涙が溢れてくる。
愛する人を汚され、裏切られた想いが春香を責め立てる。
「あああ・・・しゃ・・社長・・・」
「裕子・・・裕子ぉ・・・」
二人はベッドに座り込み激しく求め合い始めた。
まるで春香の事など忘れたかのように。
小さく喉が動いた。
座り込んだ春香の目線が釘付けになってしまう。
初めてだった。
婚約者である井上のでさえ、はっきりと見た事は無い。
老人とは思えない程の逞しいそれは、深い彫りを作ったカリ首を光らせ太く反りかえっていた。
カーッと熱いものが込上げてくる。
(い、い・・や・・・)
見てはいけない。
だが、想いに反して得体の知れない感情が春香を誘導する。視線を上に辿っていくと、老人は邪悪な笑みを浮かべながら裕子の身体をまさぐっていた。
※※※※※※※※※※※※※※※
「ふっ・・んんっ・・・うっ・・・」
唇の隙間から息が漏れている。
幸造の浅黒い手がまるで蛇の如く白い肌を這っていく。
理不尽な愛撫に裕子は懸命に耐えていた。
声を漏らさぬよう歯を食い縛っている。
だが、しなやかな足は微かに震えていた。
(おネェ・・さま・・・)
春香も耐えていた。
まるで自分が犯されているような気がする。
(ダメ・・いけない・・・)
食い入るように見つめている。
この理不尽な仕打ちに裕子が負けないよう願う。
「あんっ・・あっ・・はうっ・・・」
悲鳴に近い声が漏れた。
「ふふふ・・どうや・・・?」
幸造が楽しそうに笑みを浮かべている。
「気持ち、ええんやろ・・・?」
「んっ・・くぅっ・・・」
無数の女達を漁ってきた男のテクニックは、気丈な裕子の口から声を出させる事など容易い事であった。
皺交じりの指が隆起したバストを微かになぞりながら、ゆっくりと這いまわっている。
「ああっ・・んふぅ・・くうっ・・・」
裕子の端整な顔が徐々に崩れていく。
見開いていた目が閉じられ、長い睫が揺れている。
(す、すご・・い・・・)
春香の喉が上下する。
違和感が身体を包み始めていた。
愛する人が犯されていく。
怒りを感じていた筈なのに。
それ以上に得体の知れない「熱い何か」が膨れ上がってくるのだ。
「んんっ・・んふぅー・・あんっ・・・」
もう一方の手が股間に這う。
「あっ・・い、いやっ・・・」
ビクンと身体を反らした。
「あんっ・・・あっ・・あっ・・・」
バストも同時に揉まれている。
「あああっ・・んんん・・・あぁー・・・」
表情が一気に崩れた。
大きく声を漏らすと、裕子は立っている事も出来ずに幸造の醜い身体に寄り添うように預けてしまった。
浅黒い腕にしがみついた細い指が爪を立てる。
「あんっ・・あんっ・・あぁっー・・・。
んんふ、あああぁ・・・あふぅ・・・」
堰を切ったように裕子の口から切ない声が漏れてくる。
「あっ・・・あっ・・あふっ・・・」
弄ぶように幸造の指が操っていく。
「あはぁ・・あぐぅっ・・・あっあっ・・・」
何時の間にか裕子の細い両手は汗で光った幸造の背中に廻り、自分から身体を押しつけるようにクネクネと動いていた。
(おネェ・・さま・・・)
息を呑み見つめる春香の喉が何度も上下する。
愛おしい裕子の顔が官能に歪んでいく。
同時に春香の身体にも伝わってくるような気がした。
裕子の顔が切なく歪む度に電流のような刺激が走る。
「何や、感じとるやないかぁ・・・?」
幸造の口から屈辱の言葉が投げられる。
(ああぁ・・・)
春香の心にジワリと染みこむ。
「あふぅー・・んん、あああぁー・・・」
裕子の花園を犯す手から蜜が滴り落ち、ニチャニチャと音を立てている。
(す、すごい・・・)
春香は食い入るように見つめている。
「ふぅ・・・ん・・・」
吐息が漏れてしまう。
(こ、こんなの見るの・・・)
初めてのことだった。
箱入り娘として育った春香はアダルトな情報に疎く、友人からもからかわれるほどに無知だった。
裕子に無邪気に質問する内容は、殆ど知識がなかったのである。
だが、連日のように裕子に開発された身体は、敏感に反応してしまっていた。
目の前に繰り広げられる淫靡なシーンに、目が釘付けになってしまう。
「ええんやろ・・・?
感じとるのやったら、
ちゃんと言わないかんでぇ・・・」
幸造の執拗な愛撫が続く。
「ああ・・あはぁ・・・・い・・・」
裕子の口からかすれた声が漏れる。
「何や・・ハッキリいうんや・・・」
皺がれた指がヴァギナに深く差し込まれる。
「あうっー・・・」
背中が大きくのけぞった。
「ああっ・・・」
春香の唇からも吐息が漏れる。
まるで自分が犯されているような気分になってしまう。
この感覚は裕子から受けたバイブの味で知っていた。
「ああっー・・・あっあっあっ・・・」
裕子の声が震えながらリズムを刻んでいく。
幸造の指が激しく動いている。
愛液が飛び散りながら皺がれた指を濡らしていく。
「い・・い・・・ああ・・い・・いぃ・・・」
その声を聞いた瞬間、衝撃が春香に走った。
「あああっー・・・い・・いぃ・・」
かみ締めるように放たれた声と共に、裕子の表情に笑みが浮かびあがった。
「いいっ・・・あああ・・いいぃ・・・」
裕子の両腕が幸造の顔を引き寄せる。
唇が重なる。
犯されている憎い男なのに。
「うふぅ・・んっ・・・ああっ・・・」
愛しい恋人同士のようにキスをしている。
(そ、そん・・・な・・・?)
春香の目に信じられない光景が飛び込んでくる。
「おおぉ・・・ゆ、裕子ぉ・・・」
「んふぅ・・・んん・・」
自分の名を呼ぶ幸造の囁きを舌で絡めとっている。
「あぐぅっー・・・」
男の指が深くヴァギナをえぐると背中を逸らした。
「ああー・・ああっ、ああっ、あああー・・・」
苦痛の表情で漏らす声が妖しく変化していく。
「何や、感じとるんやないかぁ・・・?」
「い、いやぁっ・・・」
からかいの言葉を拒絶しながらも、両手は男の顔を引き寄せている。
指が激しく出し入れされていく。
「いいっ・・・い、いやっ・・・
いいっー・・いいのぉー・・・」
首を振りながらも、沸き上がる官能に歓びの声を上げ始めていた。
「あううぅ・・そこ・・感じちゃうぅ・・・」
自分からオネダリしているように見える。
(そ、そんな・・・・)
幸造の首にしがみ付き、激しく腰をくねらせる裕子を春香は呆然と眺めていた。
共に屈辱を感じていたのに。
置去りにされた気分であった。
あれ程憎しみを覚えていた男に愛おしい裕子が抱きつき、歓びの声をあげているなんて。
感じているが明らかだ。
切ないような不思議な感覚がわき上ってくる。
「ああぁ・・・」
春香の顔が歪む。
(おネェさま・・・だめ・・いけない・・・)
「んふっ・・・・んん・・・んふぅ・・・」
舌が絡み合っている。
「おおお・・・おふぅ・・・裕子ぉ・・・」
形の良い唇が蹂躙されている。
「ああ・・・はふぅ・・・・んんん・・・」
美しい顔を惜しげも無く捧げている。
あれほど愛し合った裕子が幸造に犯されていく。
抵抗することなく愛撫を受け入れている。
「裕・・子・・・さん・・・」
おネェ様とはもう呼べなかった。
愛する姿が無残にも汚されていた。
絨毯に座り込んだ春香の目の前で、二人は恋人同士の如く抱き合っているのだ。
涙が溢れてくる。
愛する人を汚され、裏切られた想いが春香を責め立てる。
「あああ・・・しゃ・・社長・・・」
「裕子・・・裕子ぉ・・・」
二人はベッドに座り込み激しく求め合い始めた。
まるで春香の事など忘れたかのように。
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