30 / 90
第四部 犠牲
第二十七章 裏切り
しおりを挟む
「裕・・子・・・さん・・・」
おネェ様とはもう呼べなかった。
愛する姿が無残にも汚されていた。
絨毯に座り込んだ春香の目の前で、二人は恋人同士の如く抱き合っているのだ。
涙が溢れてくる。
愛する人を汚され、裏切られた想いが春香を責め立てる。
「あああ・・・しゃ・・社長・・・」
「裕子・・・裕子ぉ・・・」
二人はベッドに座り込み激しく求め合い始めた。
まるで春香の事など忘れたかのように。
※※※※※※※※※※※※※※※
「あっー・・・・あっあっあっ・・・」
皺交じりの顔から長い舌が伸びている。
ツンと上向いたEカップから隆起したピンク色の塊を、丁寧になぞっていく。
「あふんっ・・・あはぁっ・・あああ・・・」
裕子の白い指が浅黒い背中に爪を立てる。
「おおぉ・・・裕子ぉ・・・ええかぁ?」
「んんっー・・いいっ・・・いいのぉ・・・」
(裕・・子・・・さん・・・)
呆然とした表情で春香は見つめていた。
頬を伝った涙は乾き微かに跡を残している。
ベッドに並んで座る二人は、まるで春香に見せつけるように痴態を繰り広げていく。
「ああっー・・・あっあっあっあっ・・・」
裕子の長い足が開かれ愛液を光らせた花園が、春香の目の前で晒されていた。
余りのショックに春香の精神は破壊され痺れていた。
だが、裏切りに対する怒りがかえって身体を熱くし、気持ちが吸い込まれていく。
何故か興奮していた。
初めて見る淫靡な痴態は、春香を倒錯の世界へ導いていくのだった。
むず痒い感情が沸き上がってくる。
遂この間、処女を失ったばかりなのに。
アダルトな知識に疎い自分が、淫靡なシーンにくぎ付けになっている。
それには理由があった。
春香の身体は以前とは比べようもない程、敏感に開発されていたのだ。
毎日のように裕子に愛され、自分をイタズラするほどになっていたからだ。
「ああっー・・いいっ・・もっとぉ・・・」
身体が熱い。
裕子の身体を何度も味わった春香は、その表情から快感の強さが分かるのだ。
「むふぅっ・・おおほぉ・・・んぐぅ・・」
バストを頬張る幸造の背中に、焼きついている残像が蘇る。
初めて見た太いコックが、春香の心を捕らえて放さなかった。
何時しかそれを探すように視線を這わせている。
そんな春香の変化を幸造はしたたかに捕らえていた。
そして目を光らせると、裕子の手を自分の股間に導いていった。
「あぁ・・熱い・・・」
裕子が嬉しそうに呟き、ギュッと握りしめる。
視線がくぎ付けになってしまう。
浮かび上がった血管が絡みつくそれは、裕子の白い指とは対照的だった。
強調されたおぞましさが春香の心を捕らえて放さない。
(す、すご・・い・・・)
言葉を飲み込んだ。
切ない感覚に包まれていく。
「どや、春香・・・見るのは初めてか?」
「い、いやっ・・・」
反射的に顔を反らした。
「遠慮せんでもええでぇ・・・」
幸造の言葉に体中がカーと熱くなった。
忘れていた怒りが込み上げてくる。
「ひ、ひど・・い・・・」
瞳を潤ませて幸造を睨んだ。
「おほぉー・・こわぁ・・・・」
おどけるような口調が更に苛立ちを投げてくる。
男は引き寄せた裕子の唇を奪い、貪っていく。
「ん・・ふぅ・・・んんん・・・」
裕子は抵抗もせずに自分からも舌を絡ませている。
見ないようにしようとするのだが、どうしても引き込まれてしまう。
(い・・やぁ・・・)
握り締めた裕子の指が上下している。
先端から透明な液体を光らせたそれは、別の生き物の如く動めいている。
「は・・あ・・ん・・・」
吐息が熱い。
むず痒さを感じる。
唇を離した裕子の顔が降りていく。
「んふぅ・・大きい・・・すご・・い・・・」
瞳を潤ませながら囁いている。
(す、すご・・い・・・)
春香の想いが裕子の言葉をなぞる。
(ほ、本当・・に・・・)
大きいと思った。
否定できない。
視線を外すことができない。
裕子の白い指が巻き付く赤黒いコックから。
春香の瞳が妖しい色に変わっていくのだった。
おネェ様とはもう呼べなかった。
愛する姿が無残にも汚されていた。
絨毯に座り込んだ春香の目の前で、二人は恋人同士の如く抱き合っているのだ。
涙が溢れてくる。
愛する人を汚され、裏切られた想いが春香を責め立てる。
「あああ・・・しゃ・・社長・・・」
「裕子・・・裕子ぉ・・・」
二人はベッドに座り込み激しく求め合い始めた。
まるで春香の事など忘れたかのように。
※※※※※※※※※※※※※※※
「あっー・・・・あっあっあっ・・・」
皺交じりの顔から長い舌が伸びている。
ツンと上向いたEカップから隆起したピンク色の塊を、丁寧になぞっていく。
「あふんっ・・・あはぁっ・・あああ・・・」
裕子の白い指が浅黒い背中に爪を立てる。
「おおぉ・・・裕子ぉ・・・ええかぁ?」
「んんっー・・いいっ・・・いいのぉ・・・」
(裕・・子・・・さん・・・)
呆然とした表情で春香は見つめていた。
頬を伝った涙は乾き微かに跡を残している。
ベッドに並んで座る二人は、まるで春香に見せつけるように痴態を繰り広げていく。
「ああっー・・・あっあっあっあっ・・・」
裕子の長い足が開かれ愛液を光らせた花園が、春香の目の前で晒されていた。
余りのショックに春香の精神は破壊され痺れていた。
だが、裏切りに対する怒りがかえって身体を熱くし、気持ちが吸い込まれていく。
何故か興奮していた。
初めて見る淫靡な痴態は、春香を倒錯の世界へ導いていくのだった。
むず痒い感情が沸き上がってくる。
遂この間、処女を失ったばかりなのに。
アダルトな知識に疎い自分が、淫靡なシーンにくぎ付けになっている。
それには理由があった。
春香の身体は以前とは比べようもない程、敏感に開発されていたのだ。
毎日のように裕子に愛され、自分をイタズラするほどになっていたからだ。
「ああっー・・いいっ・・もっとぉ・・・」
身体が熱い。
裕子の身体を何度も味わった春香は、その表情から快感の強さが分かるのだ。
「むふぅっ・・おおほぉ・・・んぐぅ・・」
バストを頬張る幸造の背中に、焼きついている残像が蘇る。
初めて見た太いコックが、春香の心を捕らえて放さなかった。
何時しかそれを探すように視線を這わせている。
そんな春香の変化を幸造はしたたかに捕らえていた。
そして目を光らせると、裕子の手を自分の股間に導いていった。
「あぁ・・熱い・・・」
裕子が嬉しそうに呟き、ギュッと握りしめる。
視線がくぎ付けになってしまう。
浮かび上がった血管が絡みつくそれは、裕子の白い指とは対照的だった。
強調されたおぞましさが春香の心を捕らえて放さない。
(す、すご・・い・・・)
言葉を飲み込んだ。
切ない感覚に包まれていく。
「どや、春香・・・見るのは初めてか?」
「い、いやっ・・・」
反射的に顔を反らした。
「遠慮せんでもええでぇ・・・」
幸造の言葉に体中がカーと熱くなった。
忘れていた怒りが込み上げてくる。
「ひ、ひど・・い・・・」
瞳を潤ませて幸造を睨んだ。
「おほぉー・・こわぁ・・・・」
おどけるような口調が更に苛立ちを投げてくる。
男は引き寄せた裕子の唇を奪い、貪っていく。
「ん・・ふぅ・・・んんん・・・」
裕子は抵抗もせずに自分からも舌を絡ませている。
見ないようにしようとするのだが、どうしても引き込まれてしまう。
(い・・やぁ・・・)
握り締めた裕子の指が上下している。
先端から透明な液体を光らせたそれは、別の生き物の如く動めいている。
「は・・あ・・ん・・・」
吐息が熱い。
むず痒さを感じる。
唇を離した裕子の顔が降りていく。
「んふぅ・・大きい・・・すご・・い・・・」
瞳を潤ませながら囁いている。
(す、すご・・い・・・)
春香の想いが裕子の言葉をなぞる。
(ほ、本当・・に・・・)
大きいと思った。
否定できない。
視線を外すことができない。
裕子の白い指が巻き付く赤黒いコックから。
春香の瞳が妖しい色に変わっていくのだった。
0
あなたにおすすめの小説
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
屈辱と愛情
守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる