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第九部 余韻
第四章 守と礼子の「初めて」6
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「ふふふ・・・」
「えへへ・・・」
顔を見合わせた僕達は恥ずかしそうに笑った。
結局、二回もしてしまった。
フェラの時を合わせると三回だ。
自分でも呆れてしまうほどだけど目の前の微笑むママの美しさに、それも仕方ないと思う。
半月形の大きな瞳が小さな光を散乱させている。
さっき泣いていたせいで目尻に薄っすらと涙のあとが滲んでいた。
ぷっくりした唇から白い歯を覗かせ、僕の胸をざわめかせる。
思わずキスしたくなるのを我慢したのは、再びママの中で大きくなりそうだったから。
僕は身体を起こすと慎重にコックを抜いて、ママから離れた。
ドロリと粘ついた液体が流れると、慌ててティッシュを探した。
だけど間に合わなくて、シーツに大きなシミをつけてしまった。
その色が赤く染まっていることに気が付いた僕がママの顔を見ると、恥ずかしそうに笑みを浮かべている。
「ママ・・やっぱり・・・」
「うん・・・」
僕の問いかけにコクンと頷いてくれた。
嬉しくてママをギュッとすると、僕の胸に顔を摺り寄せるようにしている。
「嬉しいよ、ママ・・・」
「私も嬉しい・・まもるちゃん・・・」
僕は興奮で叫び出しそうになるのを必死に我慢した。
ママの「初めて」を貰えた嬉しさを噛み締めている。
いつまでも抱き合っていたかったけど、シーツの大きな染みを見て少し後悔した。
僕が放ったザーメンの多さに二回もしてしまったことと、ママの身体を傷つけたんじゃないかと不安になったからだ。
「ごめんね、ママ・・・」
「どうしたの・・・?」
謝る僕にママが聞いた。
不思議そうに小首をかしげている。
「二回もしちゃって・・・」
「ふふっ・・・」
クスッと白い歯をこぼすママにキュンとなる。
でも不安になって聞いてみた。
「痛くなかった・・・?」
「うん・・でも、少しだったから・・・」
微笑む表情に少し、ホッとした。
折角、フェラで飲んでくれたのに。
「でも、凄いね・・・」
「えっ・・・?」
聞き返す僕に、いたずらな目を近づける。
甘い香りにドキドキしてしまう。
「三回も・・・」
「へへ・・・」
二人は目を合わすとクスリと笑った。
「汚しちゃったね・・・」
「いいのよ、どうせ洗わなきゃいけないし・・・」
ママは僕の身体から離れ、ベッドを下りた。
シーツの端を剝がしながら僕に声をかける。
「ちょっと手伝ってね・・・」
僕は頷くと反対側の方を剥がしていった。
くるくると丸めたシーツを抱えてママが微笑んだ。
僕の大好きな小首をかしげる表情に胸がざわつく。
「お風呂・・入ろうか・・・?」
布地から見え隠れしている素肌に僕は喉を鳴らした。
「まぁ・・ふふ・・・」
ママが呆れるように言った。
ママの視線が僕の下半身に向いている。
いつの間にか反り返って固くなっていた。
「えへへ・・・」
「もぅ、エッチなんだからぁ・・・」
照れ笑いする僕の手を握り嬉しそうに囁く。
そのまま手を繋いで浴室に向かる途中、僕は思った。
四回目をしないと今夜は眠れないな、と。
「えへへ・・・」
顔を見合わせた僕達は恥ずかしそうに笑った。
結局、二回もしてしまった。
フェラの時を合わせると三回だ。
自分でも呆れてしまうほどだけど目の前の微笑むママの美しさに、それも仕方ないと思う。
半月形の大きな瞳が小さな光を散乱させている。
さっき泣いていたせいで目尻に薄っすらと涙のあとが滲んでいた。
ぷっくりした唇から白い歯を覗かせ、僕の胸をざわめかせる。
思わずキスしたくなるのを我慢したのは、再びママの中で大きくなりそうだったから。
僕は身体を起こすと慎重にコックを抜いて、ママから離れた。
ドロリと粘ついた液体が流れると、慌ててティッシュを探した。
だけど間に合わなくて、シーツに大きなシミをつけてしまった。
その色が赤く染まっていることに気が付いた僕がママの顔を見ると、恥ずかしそうに笑みを浮かべている。
「ママ・・やっぱり・・・」
「うん・・・」
僕の問いかけにコクンと頷いてくれた。
嬉しくてママをギュッとすると、僕の胸に顔を摺り寄せるようにしている。
「嬉しいよ、ママ・・・」
「私も嬉しい・・まもるちゃん・・・」
僕は興奮で叫び出しそうになるのを必死に我慢した。
ママの「初めて」を貰えた嬉しさを噛み締めている。
いつまでも抱き合っていたかったけど、シーツの大きな染みを見て少し後悔した。
僕が放ったザーメンの多さに二回もしてしまったことと、ママの身体を傷つけたんじゃないかと不安になったからだ。
「ごめんね、ママ・・・」
「どうしたの・・・?」
謝る僕にママが聞いた。
不思議そうに小首をかしげている。
「二回もしちゃって・・・」
「ふふっ・・・」
クスッと白い歯をこぼすママにキュンとなる。
でも不安になって聞いてみた。
「痛くなかった・・・?」
「うん・・でも、少しだったから・・・」
微笑む表情に少し、ホッとした。
折角、フェラで飲んでくれたのに。
「でも、凄いね・・・」
「えっ・・・?」
聞き返す僕に、いたずらな目を近づける。
甘い香りにドキドキしてしまう。
「三回も・・・」
「へへ・・・」
二人は目を合わすとクスリと笑った。
「汚しちゃったね・・・」
「いいのよ、どうせ洗わなきゃいけないし・・・」
ママは僕の身体から離れ、ベッドを下りた。
シーツの端を剝がしながら僕に声をかける。
「ちょっと手伝ってね・・・」
僕は頷くと反対側の方を剥がしていった。
くるくると丸めたシーツを抱えてママが微笑んだ。
僕の大好きな小首をかしげる表情に胸がざわつく。
「お風呂・・入ろうか・・・?」
布地から見え隠れしている素肌に僕は喉を鳴らした。
「まぁ・・ふふ・・・」
ママが呆れるように言った。
ママの視線が僕の下半身に向いている。
いつの間にか反り返って固くなっていた。
「えへへ・・・」
「もぅ、エッチなんだからぁ・・・」
照れ笑いする僕の手を握り嬉しそうに囁く。
そのまま手を繋いで浴室に向かる途中、僕は思った。
四回目をしないと今夜は眠れないな、と。
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