母子(おやこ)スワッピング -ママ(母さん)を愛しすぎて-

山田さとし

文字の大きさ
120 / 153
第九部 余韻

第三章 守と礼子の「初めて」5

しおりを挟む
【まもる16歳】
【2016年 10月11日】

初めて結ばれた夜。
礼子の寝室で。

※※※※※※※※※※※※

「い、いくよぉ・・ママァ・・・」
もどかしそうな表情で声を絞り出していく。

「出してっ・・私の中に・・ああぁ・・・」
守ちゃんを抱きしめながら熱い息で囁く。

「い・・いくっ・・いくぅっ・・・」
「ああああぁ・・・」

絞り出す声と共に息子の想いが弾けていく。
受けとめる肉襞がギュッとコックを締め付けた。

「ママァ・・・」
「まもるちゃん・・・」

呼び合う二人の声が重なる。
夜のとばりを迎えた寝室で、窓から差し込む街の灯がボンヤリと私達を照らしていた。

まるで。
二人が初めて結ばれた夜を祝福してくれるように。

※※※※※※※※※※※※

「あぁ・・あぁ・・・」
「はぁっ・・はぁっ・・・」

気だるい私の声と守ちゃんの息が重なっている。
二人の身体もひとつになったまま絶頂の後の余韻に浸っていた。
逞しく成長した背中をギュッとしていると、不意に涙が溢れてきた。

「うっ・・ううぅ・・・」
「どうしたの、ママ・・・?」

急に声を震わせる私に守ちゃんが顔をあげた。

「痛かったの・・・?」
涙が伝う頬を優しく撫でながら心配そうに尋ねる。

「うぅん・・・」
いやいやするように首を振った。

込み上げる感情を抑えることができない。
涙がとめどなく溢れていく。

「ち、ちが・・うの・・・」
嗚咽が収まり、ようやく声を絞り出せた。

「嬉しかったの・・守ちゃんと結ばれて・・・」
「ママ・・・」

言葉を遮るように、熱い息がうなじにかかる。
私を抱きしめギュッとしてくれた。

「ママ・・ママァ・・・」
「守ちゃん・・・」

呼ぶ声に背中を引き寄せる。
私の中で熱く固いものがビクンとした。

「僕も嬉しいよ、ママ・・・」
「ああぁ・・・」

歓びと温もりに包まれてため息が漏れる。
無意識に肉襞がコックを締め付けてしまう。

「うぅっ・・・」
守ちゃんが声をうならせた。

「あぁっ・・・」
蘇る刺激に反応する。

「んんん・・・」
吸い付くように唇を重ねられた。

「あはぁ・・あぁ・・・」
「んふぅ・・うぅ・・・」

自然と口が開いて舌を差し出した。
直ぐに熱い息が絡み合っていく。

「守ちゃん・・・」
「ママ・・・」

呼び合う囁きが嬉しい。
私の中でムクムクと固さが増していく。

「はぁっ・・はぁっ・・・」
「あっ・・あぁっ・・・」

いつの間にか守ちゃんの腰が動き出していた。
息も荒くなり、私の声が重なる。

「あっあっ・・す、凄いっ・・・」
突き上げる快感に戸惑いながらも受けとめてしまう。

「ごめんっ・・ママ、我慢できないっ・・・」
謝りながらも息子は動きを止めない。

射精したばかりというのにコックは萎えることなく貫き続けていく。
体内に残っているザーメンと私の愛液がグチュグチュと淫靡な音をたてていた。

「い、いいの・・凄く、気持ちいい・・・」
私も嬉しい気持ちを伝える。

興奮に胸が躍っていた。
ヴァージンを捧げる歓びを再び味わえるなんて。

「ママッ・・ママッ・・・」
「守ちゃんっ・・守ちゃんっ・・・」

呼び合う声がリズムを刻んでいく。
私の両足が息子の腰を挟むようにして揺れている。
まるで動きを促すかのように。

「ああぁっー・・・」
顔をのけ反らせ声を出した。

一つ目の波に飲み込まれたからだ。
背中を泳いでいた両手の指が爪を立てる。

「ううぅっ・・・」
うめく息が耳元にかかった。

「凄い・・締め付けるぅ・・・」
声の通りに私の肉襞がコックをギュッとしていた。

「気持ちいいよ・・ママ・・・」
優しく囁きを続けてくれる。

「まもるちゃん・・あぁっ・・・」
返す声を強烈な突き上げが消してしまう。

「はぁっ・・はぁっ・・・」
「あっ・・あっあっあっ・・・」

囁きが熱い息に変わり、動きがリズムを取り戻す。
激しい貫きに合わせ、声が漏れていく。

「いいっ・・いくっ・・ま、また・・・」
二つ目の波が飲み込もうとしていた。

「ああぁっー・・・」
「おおぉっ・・・」

のけ反りながら叫ぶと同時にコックを締め付ける。
守ちゃんが声をうならせてくれた。

嬉しい。
凄く、嬉しい。
息子とセックスしている。
切ない背徳感が興奮を増幅させる。

いつまでも、こうしていたい。
抱き合い、ひとつに繋がっていたい。

そんなことを願う私は母親失格だろうか?
ふと、秋穂さんの顔が浮かんだ。

彼女も正さんと結ばれたのかしら。
きっと素敵な夜を過ごしているに違いない。
今の私と同じように。

「ああぁっー・・いくっ・・いくぅっー・・・」
絞り出すような叫びが寝室に響いていく。

彼女達の幸せを祈りながら私は、再び飲み込まれようとしていた。
三つ目の波は更に大きいと思うのだった。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

職場のパートのおばさん

Rollman
恋愛
職場のパートのおばさんと…

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

お父さんのお嫁さんに私はなる

色部耀
恋愛
お父さんのお嫁さんになるという約束……。私は今夜それを叶える――。

とある男の包〇治療体験記

moz34
エッセイ・ノンフィクション
手術の体験記

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

秘事

詩織
恋愛
妻が何か隠し事をしている感じがし、調べるようになった。 そしてその結果は...

処理中です...