母子(おやこ)スワッピング -ママ(母さん)を愛しすぎて-

山田さとし

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第九部 余韻

第八章 初めての朝3(正の呟き)

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「はぁ・・・」
どちらともなく、ため息を漏らした。

僕は気だるそうに肩を預ける母さんを、右腕で包むようにして庭に咲く花を見ている。
守の家のような豪邸では無いが、毎日マメに手入れする母のおかげで狭いながらも自然の風景を楽しませてくれていた。

長いキスの後、僕達は互いの温もりを心地よく感じながら二人きりの時間を楽しんでいる。
唇が腫れてしまうかと思うほどに互いを貪った。
繰り返した愛の囁きは柔らかな感触と共に僕の記憶に刻まれる。

「ふふ・・・」
母さんがクスリと笑った。

「うん・・・?」
覗き込んだ僕の頬を人差し指でなぞり始める。

「だって・・・」
唇にたどり着くと離した指で自分の唇を押さえた。

「約束通りなんだもの・・・」
僕の耳元に近づいて囁く。

「いっぱい・・キスしようって・・・」
熱い息にゾクゾクとさせられる。

「母さん・・・」
僕は堪らず顔を近づけた。

「ふふ・・・」
いたずらな目をしながら手の平で止める。

「だぁめ・・・」
頭を僕の肩に乗せた。

「唇が腫れちゃうわ・・・」
僕の手をギュッとして呟いている。

「母さん・・・」
又、止められるかもしれないから僕は肩を抱き寄せるだけにした。

「大好き・・・」
心地良い囁きが僕の胸を熱くしてくれる。

「僕も・・大好きだよ、母さん・・・」
握り返した母の細い指を見つめ声を返した。

ゆったりと時間が過ぎていく。
夕暮れには早いが、午後の日差しが徐々に庭の植栽の影を長くしていた。

「ねぇ・・・」
僕の肩に頭をあずけたまま母さんが囁いた。

「何だい、母さん・・・?」
無理におさえた声を返す。

「ふふ・・・」
口元を綻ばせて母さんが笑った。

気持ちを隠したつもりなのが見え透いていたのか。
でも母さんは僕の耳に近づいて囁いてくれる。

「ベッドに・・行きましょう・・・」
「か、母さん・・・」

期待通りの言葉に僕は嬉しくて声を震わせた。
手を握り合ったまま母さんは僕を引き寄せるように立ち上がる。

「ふふ・・・」
踵を浮かせると僕の頬にキスをした。

そのまま耳元で優しく囁く。
甘く、熱い息がかかる。

「いっぱい・・しようね・・・」
ぞくりとした刺激に胸がざわついてしまう。

僕は返事の代わりに繋いでいる手をギュッとした。
母さんが僕にもたれるようにして歩き出す。

寝室までの道のりをゆっくりと辿っていく。
階段の一段一段に胸の鼓動が大きくなる。

再び僕と母さんはベッドを共にする。
「初めての夜」の興奮が蘇ってくる。

握り合う手の平が薄っすら汗をかいていた。
母さんも興奮してくれているのだろうか。

そう思いながら。
僕は寝室の扉を開けるのだった。
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