私とあなたと彼女と彼と

水葉

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20歳

諸悪の根源

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 「……っ、は……っ、あ……」

 美希の乱れた息が、狭い部屋に熱を帯びて漏れた。喉の奥から漏れるその声は、押し殺そうとしても止まらない。隆二の指が太腿の内側を這い、濡れた音を立てながら奥へと滑り込む。
濡れた膣壁が隆二の指を飲み込んでゆく。少し関節を曲げ上壁を押してやると美希の可愛らしい声と共に愛液があふれ出てくる。

「美希、こんなに濡らして……もう我慢できないんだろ?」
「隆二…おねがい…挿れて…」

 隆二の熱を持った”それ”が、ぬるりと彼女の入り口に触れた瞬間、全身がビクンと震えた。

 彼の亀頭は、今にも震え出しそうなほど硬く、膨らんでいた。先端には透明な雫が滲み、美希の濡れた花弁に触れるたび、ぬめる音が微かに響く。

「……入れるよ」

 低く、喉を震わせる声とともに、先端がゆっくりと割れ目を押し広げていく。まだ奥には届いていないのに、もうすでに体の奥まで繋がってしまったような錯覚に陥る。

 そのわずかな往復がもどかしくて、美希は自分から腰を押しつけた。亀頭が浅く押し込まれ、肉襞が押し広げられる感覚に、喉から甘い吐息が零れ落ちる。

「美希の中、すごい熱い…」 

 隆二のものがさらに深く美希の中へ押し込まれていく…。入口を越えて一気に根元まで突き込まれた瞬間、美希の口から甘く切ない声が零れた。

「…っ…奥…すごく気持ちいい…」

 隆二の熱さ、硬さ、鼓動までもが直に伝わってくる。擦れるたびに、奥の奥が痺れるように快感を拾って、腰の奥からじんじんと震える。

 隆二の動きに合わせて、粘膜が擦れ、奥へ、さらに奥へと突き上げられるたびに、快楽の波が全身を駆け上がる。息が止まるほどの快感に、美希は無意識に足を絡め、もっと深くと求めていた。

 体が重なっているのに、まだ足りない。もっと欲しい、もっと激しく……。

 「……後ろ向いて。もっと、奥まで突いてあげるから。」

 隆二の低い声に、美希は思わず体を震わせた。言われるままに四つん這いになると、背後から彼の視線を感じ、恥ずかしさと期待で下腹がきゅっと締めつけられる。

 熱く膨張した隆二のものが、濡れた裂け目をぐちょりと割って滑り込み、美希は「っあ……ああっ」と押し殺した声を漏らした。

 体位が変わったことで、角度が深くなり、肉壁の奥を直接えぐられる。突き上げの一発ごとに、尻が跳ね、胸が揺れ、頭の中が真っ白になっていく。

 パンッ、パンッ、と肌と肌がぶつかる音が部屋中に響く。シーツを握りしめる手が震えるほどの衝撃に、美希の呼吸はどんどん荒くなった。

 「すごい……っ、奥……奥まで感じる……」

 隆二は腰を打ちつけるたびに、執拗に一番感じるポイントを突いてくる。快感が波のように押し寄せ、背筋を反らせながら美希は逃れようとする腰を押さえつけられ——完全に征服されていった。

 激しく突き上げられ続け、美希の体はすでにぐったりと力が抜けかけていた。背後からの激しい衝撃に喘ぎながらも、どこかで「終わってほしくない」と思っていた。

 そのとき、隆二が腰を引いて一度抜き、美希の体をそっと仰向けに戻した。濡れた太腿の間に体を滑り込ませ、目と目が合う。

 「……最後は、ちゃんと顔を見ながら…いいね?」

 熱く膨れ上がった肉棒が再び彼女の中にゆっくり沈んでいく。正常位に戻ったことで、互いの体温も鼓動も、全部がひとつに重なった。

 「あ……んっ、また……きてる、奥……っ」

 隆二の腰がゆっくりと動き始め、やがて深く、激しくなる。両脚を絡ませ、美希は快楽を逃がさないように彼を抱きしめた。

 「……もう、限界。中に……出すよ」

 囁かれたすぐ後、隆二の腰が最後の力を振り絞るように深く突き込まれる。びくん、と体が震え、熱いものが奥にどくんどくんと注ぎ込まれた。

 「っ……やだ、中……! ダメ……ダメ……っ」

 美希の声はか細く、拒絶の力はもう残っていなかった。

 熱い精が奥で溢れ、子宮の入口に直接ぶつかるたび、ゾクリと背筋が痺れるような感覚が走る。快感と混乱が入り混じり、秋人の顔が浮かんだ。

”愛されてなんかいないのに” ”こんなのお遊びなのに”

 そう思うのに、押し寄せる絶頂の波は止められなかった。内側がキュッと締まり、隆二のものをさらに搾り取ってしまう。理性では止めたかったのに、身体は貪るように隆二を欲しがっていた。

 「…早く…ぜんぶ…ださなきゃ……めて…もう、や…めて…」

 美希の奥で跳ねるように脈打つ感触。押し込まれたまま何度も射精され、たっぷりと注がれた精を美希は何も言えず、ただ全身で受け止めていた。

 ぐったりと脱力したまま長い瞬きを繰り返す美希。次に目を開いた時には隆二の姿はなかった。

 「うぅっ...あき...と...ごめんね、秋人…本当にごめんね…許して秋人…」

 熱いシャワーが頭上から降り注ぐ。(全部……出ていって。お願い……)何度も、何度も、同じところを洗う。でも、奥に残された感覚は消えない。

 1時間ほどかけてシャワーを終えた美希は髪を拭きながら携帯を眺める。秋人へ送ったLINEは相変わらず既読無視だ。

 【お仕事忙しいの、わかってるよ。でも少しだけでいいから、声聞きたいな】

 「秋人、声が聞きたいよ…」

 美希は支度を整えホテルを後にした。
 


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