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五章・選択の先へ
対価を支払う(1)
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アリスは囚われている。あるいは自らの意志で引きこもったのか、自分でもどちらかはわからない。
アイズの意識と記憶を取り込み一体化する決断をした後、彼女の精神は見知った部屋の中にあった。
帝都ナルガル。生まれ故郷の城の、その一室。七歳から一人で寝ていたので人生の半分近くをこの部屋で過ごした。幼い頃にもらったおもちゃやぬいぐるみ、絵本が整然と棚に並べられている。
家具も調度品も、毎日つけていた日記やそのために使っていた羽ペンも全て記憶通りの完璧な再現。
なのに窓と扉は無い。つまり、ここには出口が一つも無い。
どうしてだろう? アイズたちがどうなったか知りたいのに、ここから出ていけない。外の様子もわからない。ベッドに座ったまま、もう何時間も何日も一言も発さず考え続けている。
どうして? 何故?
「それはね、皇女様が自分のしたことを反省しているからだよ」
「!」
突然の声にびっくりして振り返ると、すぐ隣にリリティアが座っていた。
「貴女……いつの間に……」
「ずっといたよ。皇女様が気付いてくれなかっただけ」
「そうなの? ごめんさない……」
本当に全く気が付かなかった。これでは立場が逆。いつもは彼女がリリティアの意識の死角に――
「あっ……」
ということは、まさか。リリティアに自分を認識されてしまっているというのなら、封じてきた彼女の記憶も?
途端、青ざめた表情になってリリティアを見ると、自分に良く似た背丈の少女も静かな眼差しでこちらを見つめ返して言った。
「全部、思い出したよ」
「……」
何も言えない。言わなくてはならないのに。
ずっと、こうして話し合う機会が得られたならと思っていた。でも実際に向かい合うと声を発せられない。言うべき言葉はわかっているのに口に出せず躊躇う。
怖いからだ。他の誰よりも、彼女と向き合うことを恐れていた。
やっとのことで絞り出したのは、たった一言の謝罪。
「ごめんなさい……」
両親を殺した。彼女の身分も奪い、それを利用してクラリオの街で虐殺を決行した。犠牲者の中にはリリティアの友人たちも含まれていた。
トークエアーズやウォールアクス。彼女と仲の良かった天士たちも自分のせいで死なせてしまった。
覚えていてはリリティアの心が壊れる。そう言い訳をして彼女の記憶に蓋をしたのは、本当は責められるのが怖かったから。
自分の中で永遠に共に生き続ける少女。彼女から恨まれることは無限の責め苦を背負うのと同じ。そうなることだけは避けたかった。
でもリリティアは思い出した。多分、自分がこの部屋に閉じ込められてしまったから。そのせいで彼女にかけた封印が解けた。
恐ろしいけれど、同時に少し安堵もしている。秘密を抱え続けることは思った以上に辛いことだったから。
毎日毎日罪悪感に蝕まれていた。それは日に日に大きくなり続け蓄積を続ける。記憶を保存する魔素で構成された体は『忘れる』という救済すら与えてくれない。
だからついに、その時が来た。アリスはやっとここに自分がいる理由を悟る。この部屋は牢獄。自分のために用意した檻。
きっと、もうここからは出られない。なるほどリリティアの言った言葉は的を射ている。罪悪感が己を閉じ込めておく壁を作った。
(私はもういらない。でもリリティアは外に出してあげなくちゃ。アイズには彼女が必要だわ……)
どうやって彼女を外に出そう? 考え込むアリスをリリティアはやはり静かに見つめ続ける。
ところが急に立ち上がったかと思うと、机の前の椅子を掴んだ。
そして、それを高く振りかぶって壁に叩きつける。
派手な音を立てて壊れる椅子。その音にビクッと肩をすくませて震えるアリス。
どうして壁を殴ったかわからないが、やっぱりリリティアは怒っている。その怒りを次は自分にぶつけるだろう。
当たり前だ。何をされたって文句は言えない。自分は彼女に酷いことをしてきた。覚悟を決めて固く目を瞑る。
でも、いつまで経っても殴られはしなかった。
打突の音は響く。繰り返し繰り返し。リリティアはアリスでなく、壁を攻撃し続けた。壊れた椅子の足を拾い、豪奢な内装の施された壁を叩いて壊そうとする。
「な……何をしてるの?」
「皇女様をここから出す」
「え……?」
「許してないよ。お父さんとお母さんを殺したこと、ケンヒルたちにしたこと、アクスたちにしたこと。全部、絶対に許さない」
背中越しにもリリティアの怒りの大きさが伝わる。少女はその怒りを腕に込めて何度も何度も壁に叩きつける。
椅子の足を握る手に血が滲んでいた。きっと凄く痛い。なのに壁を叩くことをやめない。
「どうして……」
「許さないけど、助けてもらったもん! あの時、本当なら私、アイズと出会う前に死んでた!」
――そう、リリティアは死んだ。子供たちだけで山に入り足を滑らせて崖下に滑落。他の子たちはその事実に気が付かず、一人で静かに血を流し息絶えようとしていた。
本当なら彼女の人生はそこで終わり。けれど偶然通りかかったアリスが彼女を見つけ、契約を持ちかけた。
『貴女の身分を私にちょうだい。代わりに貴女を生き返らせてあげる』
そしてリリティアはアリスと一つになり人生の続きを歩み始めた。何事も無かったように。
「あの日から後の思い出は、全部あなたがくれた! お父さんお母さんと暮らした時間! ケンヒルたちと遊んだ時間! クラリオで天士のみんなと生活して、アイズとウルジンとは旅をした! あなたのせいでたくさん無くしたけど、もらったものもいっぱいある!」
だから、許せないけれど許したい。
憎みたいけれど憎めない。
ここから出してあげたい。彼女を閉じ込めている、この罪の意識を取り払って自由に生きて欲しい。そんな想いが伝わってくる。言葉より雄弁に心を震わす。
自分たちは一つ。あの日、契約を交わしたあの時から。だからこそ互いの感情を余すことなく相手に伝えられる。
「リリティア……」
「あなたがここに閉じこもっていたら、アイズが悲しむ! 私だってそんなの嫌だよ! だから出よう! 外に行こう!」
彼女は本当にそれを求めている。
アリスの心の解放を。
「……っ」
とうとう彼女自身も立ち上がり、同じように椅子の足を拾い上げた。
そして力一杯壁に叩きつける。
「うあああああああああああああああっ!」
ガン! ガン! 一回叩く度に火花のように記憶が閃く。自分の今まで犯してきた罪の記憶。まるでここから出ることを思い留まらせようとするように。
でも手は止めない。隣で自分以上に懸命に自分を助けようとしてくれている少女の姿に励まされる。彼女のひたむきさとまっすぐな眼差しが勇気付けてくれる。
叩く。叩く。叩く。
諦めない。諦めたくない。
あんなにも強く死を望んでいたくせに。そのために多くの人々を犠牲にした分際で。
それでも諦められない。罵られようと謗られようと、恨まれ憎まれ罪の重さに押し潰されて、何度もこの選択を後悔することになろうとも、結局自分は生き続けたい。
アイズに会いたい。リリティアともっとたくさん話をしたい。ウルジンの背に跨がり、三人と一頭でどこまでも歩き続けたい。
自分の人生は、旅は、まだこれから。もっともっと遠い未来まで続いていく。
そう信じたい。信じてくれた人たちのために。
ああ、やっとわかった。あの時クラリオでどうしてアイズが自分を殺さなかったのか。
彼女も信じてくれたのだ。まだやり直せる、幸せになれると。
だから、だから彼女は、自分は、リリティアは――
「!」
不意に手応えが無くなった。二人で必死に叩き続けた壁にいつの間にか大きな穴が空いている。
穴の向こうには青い空と、どこまでも続く広い草原が見えた。
「はぁ……はぁ……」
息を切らしながらその景色を見ていると、リリティアが先に椅子の足を捨てて右手を差し出す。
「さあ行こう、皇女様」
「……ううん」
頭を振るアリス。不安そうな顔になったリリティアの手に微笑みながら自分の手を重ねる。
「アリスでいいわ」
「あ、そっか。そうだね、アリス!」
そして二人は外へ出ていく。するとそこには他にも見慣れた顔が待っていてくれた。
アイズの意識と記憶を取り込み一体化する決断をした後、彼女の精神は見知った部屋の中にあった。
帝都ナルガル。生まれ故郷の城の、その一室。七歳から一人で寝ていたので人生の半分近くをこの部屋で過ごした。幼い頃にもらったおもちゃやぬいぐるみ、絵本が整然と棚に並べられている。
家具も調度品も、毎日つけていた日記やそのために使っていた羽ペンも全て記憶通りの完璧な再現。
なのに窓と扉は無い。つまり、ここには出口が一つも無い。
どうしてだろう? アイズたちがどうなったか知りたいのに、ここから出ていけない。外の様子もわからない。ベッドに座ったまま、もう何時間も何日も一言も発さず考え続けている。
どうして? 何故?
「それはね、皇女様が自分のしたことを反省しているからだよ」
「!」
突然の声にびっくりして振り返ると、すぐ隣にリリティアが座っていた。
「貴女……いつの間に……」
「ずっといたよ。皇女様が気付いてくれなかっただけ」
「そうなの? ごめんさない……」
本当に全く気が付かなかった。これでは立場が逆。いつもは彼女がリリティアの意識の死角に――
「あっ……」
ということは、まさか。リリティアに自分を認識されてしまっているというのなら、封じてきた彼女の記憶も?
途端、青ざめた表情になってリリティアを見ると、自分に良く似た背丈の少女も静かな眼差しでこちらを見つめ返して言った。
「全部、思い出したよ」
「……」
何も言えない。言わなくてはならないのに。
ずっと、こうして話し合う機会が得られたならと思っていた。でも実際に向かい合うと声を発せられない。言うべき言葉はわかっているのに口に出せず躊躇う。
怖いからだ。他の誰よりも、彼女と向き合うことを恐れていた。
やっとのことで絞り出したのは、たった一言の謝罪。
「ごめんなさい……」
両親を殺した。彼女の身分も奪い、それを利用してクラリオの街で虐殺を決行した。犠牲者の中にはリリティアの友人たちも含まれていた。
トークエアーズやウォールアクス。彼女と仲の良かった天士たちも自分のせいで死なせてしまった。
覚えていてはリリティアの心が壊れる。そう言い訳をして彼女の記憶に蓋をしたのは、本当は責められるのが怖かったから。
自分の中で永遠に共に生き続ける少女。彼女から恨まれることは無限の責め苦を背負うのと同じ。そうなることだけは避けたかった。
でもリリティアは思い出した。多分、自分がこの部屋に閉じ込められてしまったから。そのせいで彼女にかけた封印が解けた。
恐ろしいけれど、同時に少し安堵もしている。秘密を抱え続けることは思った以上に辛いことだったから。
毎日毎日罪悪感に蝕まれていた。それは日に日に大きくなり続け蓄積を続ける。記憶を保存する魔素で構成された体は『忘れる』という救済すら与えてくれない。
だからついに、その時が来た。アリスはやっとここに自分がいる理由を悟る。この部屋は牢獄。自分のために用意した檻。
きっと、もうここからは出られない。なるほどリリティアの言った言葉は的を射ている。罪悪感が己を閉じ込めておく壁を作った。
(私はもういらない。でもリリティアは外に出してあげなくちゃ。アイズには彼女が必要だわ……)
どうやって彼女を外に出そう? 考え込むアリスをリリティアはやはり静かに見つめ続ける。
ところが急に立ち上がったかと思うと、机の前の椅子を掴んだ。
そして、それを高く振りかぶって壁に叩きつける。
派手な音を立てて壊れる椅子。その音にビクッと肩をすくませて震えるアリス。
どうして壁を殴ったかわからないが、やっぱりリリティアは怒っている。その怒りを次は自分にぶつけるだろう。
当たり前だ。何をされたって文句は言えない。自分は彼女に酷いことをしてきた。覚悟を決めて固く目を瞑る。
でも、いつまで経っても殴られはしなかった。
打突の音は響く。繰り返し繰り返し。リリティアはアリスでなく、壁を攻撃し続けた。壊れた椅子の足を拾い、豪奢な内装の施された壁を叩いて壊そうとする。
「な……何をしてるの?」
「皇女様をここから出す」
「え……?」
「許してないよ。お父さんとお母さんを殺したこと、ケンヒルたちにしたこと、アクスたちにしたこと。全部、絶対に許さない」
背中越しにもリリティアの怒りの大きさが伝わる。少女はその怒りを腕に込めて何度も何度も壁に叩きつける。
椅子の足を握る手に血が滲んでいた。きっと凄く痛い。なのに壁を叩くことをやめない。
「どうして……」
「許さないけど、助けてもらったもん! あの時、本当なら私、アイズと出会う前に死んでた!」
――そう、リリティアは死んだ。子供たちだけで山に入り足を滑らせて崖下に滑落。他の子たちはその事実に気が付かず、一人で静かに血を流し息絶えようとしていた。
本当なら彼女の人生はそこで終わり。けれど偶然通りかかったアリスが彼女を見つけ、契約を持ちかけた。
『貴女の身分を私にちょうだい。代わりに貴女を生き返らせてあげる』
そしてリリティアはアリスと一つになり人生の続きを歩み始めた。何事も無かったように。
「あの日から後の思い出は、全部あなたがくれた! お父さんお母さんと暮らした時間! ケンヒルたちと遊んだ時間! クラリオで天士のみんなと生活して、アイズとウルジンとは旅をした! あなたのせいでたくさん無くしたけど、もらったものもいっぱいある!」
だから、許せないけれど許したい。
憎みたいけれど憎めない。
ここから出してあげたい。彼女を閉じ込めている、この罪の意識を取り払って自由に生きて欲しい。そんな想いが伝わってくる。言葉より雄弁に心を震わす。
自分たちは一つ。あの日、契約を交わしたあの時から。だからこそ互いの感情を余すことなく相手に伝えられる。
「リリティア……」
「あなたがここに閉じこもっていたら、アイズが悲しむ! 私だってそんなの嫌だよ! だから出よう! 外に行こう!」
彼女は本当にそれを求めている。
アリスの心の解放を。
「……っ」
とうとう彼女自身も立ち上がり、同じように椅子の足を拾い上げた。
そして力一杯壁に叩きつける。
「うあああああああああああああああっ!」
ガン! ガン! 一回叩く度に火花のように記憶が閃く。自分の今まで犯してきた罪の記憶。まるでここから出ることを思い留まらせようとするように。
でも手は止めない。隣で自分以上に懸命に自分を助けようとしてくれている少女の姿に励まされる。彼女のひたむきさとまっすぐな眼差しが勇気付けてくれる。
叩く。叩く。叩く。
諦めない。諦めたくない。
あんなにも強く死を望んでいたくせに。そのために多くの人々を犠牲にした分際で。
それでも諦められない。罵られようと謗られようと、恨まれ憎まれ罪の重さに押し潰されて、何度もこの選択を後悔することになろうとも、結局自分は生き続けたい。
アイズに会いたい。リリティアともっとたくさん話をしたい。ウルジンの背に跨がり、三人と一頭でどこまでも歩き続けたい。
自分の人生は、旅は、まだこれから。もっともっと遠い未来まで続いていく。
そう信じたい。信じてくれた人たちのために。
ああ、やっとわかった。あの時クラリオでどうしてアイズが自分を殺さなかったのか。
彼女も信じてくれたのだ。まだやり直せる、幸せになれると。
だから、だから彼女は、自分は、リリティアは――
「!」
不意に手応えが無くなった。二人で必死に叩き続けた壁にいつの間にか大きな穴が空いている。
穴の向こうには青い空と、どこまでも続く広い草原が見えた。
「はぁ……はぁ……」
息を切らしながらその景色を見ていると、リリティアが先に椅子の足を捨てて右手を差し出す。
「さあ行こう、皇女様」
「……ううん」
頭を振るアリス。不安そうな顔になったリリティアの手に微笑みながら自分の手を重ねる。
「アリスでいいわ」
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