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Ep.8 突きつけられる現実の壁
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次に目を覚ましたのは、やわらかなベッドのなかだった。
「ロト!よかった、目ぇ覚めた……」
泣きそうな顔でこちらをのぞきこむ黒髪の少年が、そのまま抱きついてくる。
「………ハルト?」
なんでハルトが泣きそうな顔をしているんだろう?
いまだにボンヤリしたままのあたまでは、状況がよく飲み込めなかった。
「ロトが倒れたって聞いて……すっごく心配したんだよ!もしかして、具合悪かったのに無理しちゃったとか?」
それは心からこちらを案じる言葉で、ハルトのやさしさがにじむものだ。
「そっか……ボク、倒れたのか……その、心配かけてごめんね?」
大切な年下の幼なじみを安心させたくて、笑顔を見せようとして、頬の筋肉が強ばったままなことに気がついた。
あれ、おかしいな。
なんで笑えないんだろう?
必死に笑おうとするのに───やっぱり顔が強ばる。
「ロト、顔色がめちゃくちゃ悪いもん、まだ無理しちゃダメだよ?」
「うん、ありがと」
手をのばしてこちらの両頬を包むと、コツンとおでこをあててくるハルトに、うなずきかえす。
……あぁ、ホントにやさしいな、ハルトは。
「それにしても、そんな倒れるほどロトの具合悪かったなんて、なんで気づけなかったんだろう!?本当に気づかなくてゴメン!それとも───まさかキャスターに、なんかされたとか?!」
「えっと……なんでそこで、いきなりキャスター様が出てくるの……?」
肩をつかまれてそう問われ、首をかしげた。
「だって、いきなり厨房にロトをかついだキャスターが来て、お芋の入ったバケツを置いていったって聞いたから」
「えぇっ、キャスター様が?!」
なんてことだろう、ボクがキャスター様にかつがれてただって!?
「あり得ないだろ、かつぐってなんだよ!倒れてたロトを助けたんなら、せめてちゃんと抱きかかえて来いよな!?」
なぜか憤るハルトに、もうボクは申し訳なさでいっぱいだった。
だって、キャスター様はリュクス様とおなじく、この王宮内でも高い地位とされる王宮騎士団の副団長で、本来ならボクのような平民以下の存在は、話しかけることすらためらうほどの相手なんだぞ!?
まさか倒れたとはいえ、そんな偉い人の手をわずらわせてしまったなんて。
とたんにこみあげてくる申し訳なさに、下くちびるを噛む。
さっきから名前を呼びすてにしているハルトがおかしいだけで、本来この国では厳然たる身分差があって、王宮騎士団の副団長ともなれば、ボクのようなお情けで置いてもらっているような存在なんて、見殺しにしたところで、なんら非難されるいわれもないレベルなんだ。
「あ、あやまらなきゃ……」
そう言いながらも、ボクはもう泣きそうだった。
「大丈夫だよ、自分のベッドを貸してくれるくらいだし、キャスターもロトのこと心配してると思うから」
なのにボクの幼なじみは、天使のような笑顔のままに追撃をかけてくる。
「えぇぇぇ!?」
まさか、このふかふかのベッドが、キャスター様のお部屋のものだって!!?
たしかに、こんなにやわらかくて大きなベッドなんて、そうそうあるもんじゃないと思ってたけど!
「ど、どうしよう、ハルト!?」
ボクなんかを寝かせた場所なんて、汚いと言われないだろうか?
「なにが?本人が連れてきたんだし、いいんじゃないの?」
でもボクの心配は、どうやらまったく相手には伝わらないみたいだ。
「キャスターもさ、どうせなら医務室まで運んでくれればいいのに、遠くて面倒だからって自分の部屋に医者を呼びつけるとか、ホント面倒くさがりだよねー」
なおも言葉をかさねるハルトに、ボクは必死であたまをふって否定する。
「ハルト、そうじゃない。ハルトは特別な『神子』様だから、そうなのかもしれないけど、ふつうはそんなことなくて……」
「そうなのかなぁ?まぁロトが言うなら信じるけど、でもあいつら、わりと話しやすいと思うんだけどな……」
そうやって小首をかしげるハルトは、きっと自分がどれだけ特別な存在なのか気づいていない。
そういう変に偉ぶらないところも、彼のいいところではあるんだけど。
「それにしても、めずらしい組み合わせだよね、ロトとキャスターがいっしょにいるなんて。しょっちゅうロトのお仕事を、ジャマしに行ってるリュクスならともかくさ」
「え……?」
素朴な疑問を呈してくるハルトに、なぜだろうかとかんがえたところで、ふいに倒れる前の記憶がよみがえってきた。
『まさか、あのときの子どもが、お前だったとは───』
たしかにキャスター様は、そう口にした。
ギクリ
とたんに、からだが目に見えて強ばる。
そうだ、たしかに彼はそう言った、『あのときの子ども』と。
「あ……」
必死に記憶の底に沈めていたモノが、呼び起こされる。
あのとき目にした地獄のような凄惨な光景も、その後に我が身を襲った不幸なできごとも。
「───ロト、本当にキャスターになんかされたんじゃ?!」
「ち、ちがう……」
一瞬にして血の気が引いていき、カタカタとふるえだすからだに、血相を変えたハルトが身をのり出す。
でもそれは誤解で、これは過去を思い出してしまったからにすぎない。
「急に、思い出しちゃったんだ───あのときのこと……」
「あぁ……うん、そっか、それはツラかったね……」
「うん……」
ぎゅっと抱きしめてくれるそのあたたかさに、ホッとしてからだから余計な力が抜けていく。
こういうとき、ハルトは余計なことは言わない。
本当はなんでいきなり思い出したのかってことも気になるだろうに、ただボクが落ちつくまで、こうして抱きしめていてくれる。
そのやさしさが、今のボクにはありがたかった。
そうして、しばらくすれば、浅くなってしまっていた息も、ようやくととのってきた。
「ありがと、ハルト、もう大丈夫だから……」
お礼を言えば、そっと腕がゆるめられ、解放される。
「本当に?無理しないでね、ロトは僕にとって、いちばん大切な友だちなんだからね?!」
「うん、ありがと……」
本当に、そのやさしさがうれしくて。
あぁ、ハルトのことが大好きだって思う。
だからこそ、心のなかに苦しさがこみ上げてくる。
もうここには、いられないんじゃないかって、そんなことを考えてしまう。
だって、自分にとって忘れたい過去を、知られてしまったんだ。
それもよりによって、リュクス様の双子の兄であるキャスター様に。
このおふたりの間には、秘密なんてあってないようなものだというのは、王宮騎士団の周辺では有名な話だった。
元より双子で実力も拮抗し、ふだんから言葉もいらないくらいに意思の疎通ができていて、そしておたがいに王宮騎士団の副団長という立場ときたら、そうなるのも必然で。
そして、そんなおふたりが大事なものを共有する傾向があるのは言うまでもない。
なにしろおふたりともが、ボクの幼なじみのハルトに熱をあげて口説いているのは日常の光景だったし、どちらが先に落とせるかを競うというよりかは、ふたりで仲良くハルトのことを愛でたがっているように見える。
───つまり、キャスター様に知られたということは、近いうちにリュクス様にも知られるということだ。
そのとき、どう思われるのかをかんがえたら、すごく……怖かった。
「もう、ここにはいられないかなぁ……」
「えっ!?どういうことなの、ロト?!」
「あ……うん、えぇと、やっぱりボクには華やかな王宮は似合わないっていうか、気おくれしちゃうなって」
……マズイ、かんがえてることが口から出ていた。
おどろいたように顔をあげるハルトに、とっさにそれらしいことで、いいわけをする。
たしかにそれを言うなら、『神子』であるハルトはさておき、スラムに住んでいたようなボクが住むには、いくら裏方で働く人のための宿舎でも過分な気もするし。
「そんな!ロトは美人さんだから、似合わないってことはないと思うけど……でもここに連れてきたのは僕のエゴからだったから、もし本気でロトが嫌だと思ってたなら、今まで気づかなくてごめん!!」
「……ありがと、ハルトはやさしいね?」
こんなときでも真っ先にボクを気づかってくれるハルトは、やっぱりとってもいい子だと思う。
だからこそ、余計に心が苦しくなる。
ハルトはこんなにいい子なのに、ボクの醜い嫉妬心は、彼を憎みさえしている。
どんなに恋い焦がれても、決して叶うことのない相手から想われる、その立ち位置にいることに。
どうでもいい前世の常識なんかにとらわれて、愛する人からの好意をすなおに受け止められないその意地っ張りさが、妬ましくて、恨めしくてたまらなかった。
こんな気持ちでハルトとリュクス様のそばにいることなんて、できっこないよ!
どうしよう、やっぱりボクは、こんなところにいちゃいけなかったんだ……!
今はただ、そんな思いにばかり支配されていた。
「ロト!よかった、目ぇ覚めた……」
泣きそうな顔でこちらをのぞきこむ黒髪の少年が、そのまま抱きついてくる。
「………ハルト?」
なんでハルトが泣きそうな顔をしているんだろう?
いまだにボンヤリしたままのあたまでは、状況がよく飲み込めなかった。
「ロトが倒れたって聞いて……すっごく心配したんだよ!もしかして、具合悪かったのに無理しちゃったとか?」
それは心からこちらを案じる言葉で、ハルトのやさしさがにじむものだ。
「そっか……ボク、倒れたのか……その、心配かけてごめんね?」
大切な年下の幼なじみを安心させたくて、笑顔を見せようとして、頬の筋肉が強ばったままなことに気がついた。
あれ、おかしいな。
なんで笑えないんだろう?
必死に笑おうとするのに───やっぱり顔が強ばる。
「ロト、顔色がめちゃくちゃ悪いもん、まだ無理しちゃダメだよ?」
「うん、ありがと」
手をのばしてこちらの両頬を包むと、コツンとおでこをあててくるハルトに、うなずきかえす。
……あぁ、ホントにやさしいな、ハルトは。
「それにしても、そんな倒れるほどロトの具合悪かったなんて、なんで気づけなかったんだろう!?本当に気づかなくてゴメン!それとも───まさかキャスターに、なんかされたとか?!」
「えっと……なんでそこで、いきなりキャスター様が出てくるの……?」
肩をつかまれてそう問われ、首をかしげた。
「だって、いきなり厨房にロトをかついだキャスターが来て、お芋の入ったバケツを置いていったって聞いたから」
「えぇっ、キャスター様が?!」
なんてことだろう、ボクがキャスター様にかつがれてただって!?
「あり得ないだろ、かつぐってなんだよ!倒れてたロトを助けたんなら、せめてちゃんと抱きかかえて来いよな!?」
なぜか憤るハルトに、もうボクは申し訳なさでいっぱいだった。
だって、キャスター様はリュクス様とおなじく、この王宮内でも高い地位とされる王宮騎士団の副団長で、本来ならボクのような平民以下の存在は、話しかけることすらためらうほどの相手なんだぞ!?
まさか倒れたとはいえ、そんな偉い人の手をわずらわせてしまったなんて。
とたんにこみあげてくる申し訳なさに、下くちびるを噛む。
さっきから名前を呼びすてにしているハルトがおかしいだけで、本来この国では厳然たる身分差があって、王宮騎士団の副団長ともなれば、ボクのようなお情けで置いてもらっているような存在なんて、見殺しにしたところで、なんら非難されるいわれもないレベルなんだ。
「あ、あやまらなきゃ……」
そう言いながらも、ボクはもう泣きそうだった。
「大丈夫だよ、自分のベッドを貸してくれるくらいだし、キャスターもロトのこと心配してると思うから」
なのにボクの幼なじみは、天使のような笑顔のままに追撃をかけてくる。
「えぇぇぇ!?」
まさか、このふかふかのベッドが、キャスター様のお部屋のものだって!!?
たしかに、こんなにやわらかくて大きなベッドなんて、そうそうあるもんじゃないと思ってたけど!
「ど、どうしよう、ハルト!?」
ボクなんかを寝かせた場所なんて、汚いと言われないだろうか?
「なにが?本人が連れてきたんだし、いいんじゃないの?」
でもボクの心配は、どうやらまったく相手には伝わらないみたいだ。
「キャスターもさ、どうせなら医務室まで運んでくれればいいのに、遠くて面倒だからって自分の部屋に医者を呼びつけるとか、ホント面倒くさがりだよねー」
なおも言葉をかさねるハルトに、ボクは必死であたまをふって否定する。
「ハルト、そうじゃない。ハルトは特別な『神子』様だから、そうなのかもしれないけど、ふつうはそんなことなくて……」
「そうなのかなぁ?まぁロトが言うなら信じるけど、でもあいつら、わりと話しやすいと思うんだけどな……」
そうやって小首をかしげるハルトは、きっと自分がどれだけ特別な存在なのか気づいていない。
そういう変に偉ぶらないところも、彼のいいところではあるんだけど。
「それにしても、めずらしい組み合わせだよね、ロトとキャスターがいっしょにいるなんて。しょっちゅうロトのお仕事を、ジャマしに行ってるリュクスならともかくさ」
「え……?」
素朴な疑問を呈してくるハルトに、なぜだろうかとかんがえたところで、ふいに倒れる前の記憶がよみがえってきた。
『まさか、あのときの子どもが、お前だったとは───』
たしかにキャスター様は、そう口にした。
ギクリ
とたんに、からだが目に見えて強ばる。
そうだ、たしかに彼はそう言った、『あのときの子ども』と。
「あ……」
必死に記憶の底に沈めていたモノが、呼び起こされる。
あのとき目にした地獄のような凄惨な光景も、その後に我が身を襲った不幸なできごとも。
「───ロト、本当にキャスターになんかされたんじゃ?!」
「ち、ちがう……」
一瞬にして血の気が引いていき、カタカタとふるえだすからだに、血相を変えたハルトが身をのり出す。
でもそれは誤解で、これは過去を思い出してしまったからにすぎない。
「急に、思い出しちゃったんだ───あのときのこと……」
「あぁ……うん、そっか、それはツラかったね……」
「うん……」
ぎゅっと抱きしめてくれるそのあたたかさに、ホッとしてからだから余計な力が抜けていく。
こういうとき、ハルトは余計なことは言わない。
本当はなんでいきなり思い出したのかってことも気になるだろうに、ただボクが落ちつくまで、こうして抱きしめていてくれる。
そのやさしさが、今のボクにはありがたかった。
そうして、しばらくすれば、浅くなってしまっていた息も、ようやくととのってきた。
「ありがと、ハルト、もう大丈夫だから……」
お礼を言えば、そっと腕がゆるめられ、解放される。
「本当に?無理しないでね、ロトは僕にとって、いちばん大切な友だちなんだからね?!」
「うん、ありがと……」
本当に、そのやさしさがうれしくて。
あぁ、ハルトのことが大好きだって思う。
だからこそ、心のなかに苦しさがこみ上げてくる。
もうここには、いられないんじゃないかって、そんなことを考えてしまう。
だって、自分にとって忘れたい過去を、知られてしまったんだ。
それもよりによって、リュクス様の双子の兄であるキャスター様に。
このおふたりの間には、秘密なんてあってないようなものだというのは、王宮騎士団の周辺では有名な話だった。
元より双子で実力も拮抗し、ふだんから言葉もいらないくらいに意思の疎通ができていて、そしておたがいに王宮騎士団の副団長という立場ときたら、そうなるのも必然で。
そして、そんなおふたりが大事なものを共有する傾向があるのは言うまでもない。
なにしろおふたりともが、ボクの幼なじみのハルトに熱をあげて口説いているのは日常の光景だったし、どちらが先に落とせるかを競うというよりかは、ふたりで仲良くハルトのことを愛でたがっているように見える。
───つまり、キャスター様に知られたということは、近いうちにリュクス様にも知られるということだ。
そのとき、どう思われるのかをかんがえたら、すごく……怖かった。
「もう、ここにはいられないかなぁ……」
「えっ!?どういうことなの、ロト?!」
「あ……うん、えぇと、やっぱりボクには華やかな王宮は似合わないっていうか、気おくれしちゃうなって」
……マズイ、かんがえてることが口から出ていた。
おどろいたように顔をあげるハルトに、とっさにそれらしいことで、いいわけをする。
たしかにそれを言うなら、『神子』であるハルトはさておき、スラムに住んでいたようなボクが住むには、いくら裏方で働く人のための宿舎でも過分な気もするし。
「そんな!ロトは美人さんだから、似合わないってことはないと思うけど……でもここに連れてきたのは僕のエゴからだったから、もし本気でロトが嫌だと思ってたなら、今まで気づかなくてごめん!!」
「……ありがと、ハルトはやさしいね?」
こんなときでも真っ先にボクを気づかってくれるハルトは、やっぱりとってもいい子だと思う。
だからこそ、余計に心が苦しくなる。
ハルトはこんなにいい子なのに、ボクの醜い嫉妬心は、彼を憎みさえしている。
どんなに恋い焦がれても、決して叶うことのない相手から想われる、その立ち位置にいることに。
どうでもいい前世の常識なんかにとらわれて、愛する人からの好意をすなおに受け止められないその意地っ張りさが、妬ましくて、恨めしくてたまらなかった。
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