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第1章 最愛の女神と旅立ち
~女神と質疑~
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会話パート
『』女神アウラ
()主人公の心の中
「」黒川凪または野崎信二
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(んぅ・・・ここは!!)
目覚めた先は一面真っ白な空間。
普通の感覚なら、どこだここは!?、となるのであろう。そう、テンプレな主人公なら。
でも雄司には見覚えがあった。す
(はぁ・・・。またか)
周りを見回すと、まだ気を失っている者や既に起きている者と半々ぐらいであろうか。
起きている者は何事かわからずあたふたしている。
(まぁ、普通はそうなるよな。俺も最初はそうだったし。それでもなんとかなったのはアイツのおかげだったっけかな)
今はそこにはいない、アイツの底抜けな明るい笑顔を思いだしクスリっと微笑する。
(アイツは今頃元気でやってるかなぁ。そういえば笑顔と言えば、アイツも太陽にも負けないぐらい眩しい笑顔で可愛かったな)
先ほどとは別の女性を思いだし、思わず苦笑する。
(・・・いつから俺はこんなに女たらしになったんだ?)
情けないとは思いながらもあることに気付く。
そう、俺は嬉しいのだ。
そう、俺は楽しみで仕方ないのだ。
また戻ってきた・・・。
今度こそはお前たちを手に入れてみせる!絶対にだ!!
決意にも似た傲慢で、それでも純粋な想いを心に抱く。
(さぁ、出てこいよ、神様!早くアイツらに逢いたいんだからさ!)
□□□□
クラス全員が目覚め、しばらくたった。
幾分落ち着いた感じだ。
それはひとえにたまちゃんのおかげと言ってもいいだろう。たまちゃんは最後に目覚めた、教師なのに・・・。
彼女は朝が弱いのか、それとも寝起きが弱いのか、
・・・。(きょろきょろ)
・・・。(ぱたんっ)いやいや、二度寝かよ!
・・・。(ぼっ~)
『ふぁ~、お腹いっぱいれすぅ』
可愛いすぎんだろ!!!
なに、なんなのこの子?俺死ねの?萌え死ぬの!?
俺の小動物保護意欲はMAXになった。
(くっ・・・!年上なのに、まるで妹属性を彷彿させるあざとさ!ありがとうございます!これだけでもここにきただけの価値がある)
そんな脳天気なたまちゃんを見て、クラス全員苦笑しながらも落ち着いたようだ。
(たまちゃんいいなぁ、本当に嫁にならないかな。よく食べるのかな?料理で釣れたりしないかなぁ~。まぁ料理って言っても簡単なやつしか作れないけど)
クラス全員が様々な不安を抱く中、雄司ただ一人は欲望にまみれていた。
そんな時頭の中に、鈴のようなはっきりと、それでも綺麗な声が聞こえてきた。
『皆さん、はじめまして。私はアウラ。愛と美を司る女神アウラと申します』
クラス全員急に聞こえた声にびっくりしてあたりを見回す。俺も当たり前のように・・・
(う~ん、でも妹役は年下がいいよな~。いや、たまちゃんが悪いわけではないが、そこは譲れないよな!なんちゃって妹は妹にあらず!・・・って違う!今はそうじゃない!アウラ・・・?誰?)
見回してはいなかった。
この状況に慣れが故の緩慢な態度であった。
(あれ?ヘイネ様じゃないの?アウラ様ってことは別の異世界軸?)
俺はかなりうろたえていた、と思う。
そんな俺をよそにアウラ様は淡々と語り出した。
『まずは皆様に謝罪をさせてください。急なことでさぞや混乱されていると思います。大変申し訳ありません。皆様の都合を伺うこともなく勝手に召喚させていただきました。お怒りかとは思いますが、それでも私の話を聞いて頂きたいのです。』
クラス全員唖然としていた。
本当かどうかはさておき、女神と名乗る人物?があまりにも腰が低いのだ。
一人の女生徒が恐る恐る手を挙げた。委員長の黒川凪だ。
「女神様・・・?ここはどこで、お話とはなんでしょう?」
委員長はまだこの状況を飲み込めていないようだ。
それでも率先して状況分析に努めようとしているのはさすがである。
(さすが委員長だ、頼りになる。姐御!とか言われるタイプだよな。眼鏡も似合うし、いい女だよなぁ。てか、こういう率先する役って教師の役目じゃね?)
たまちゃんをチラリとみやる。
たまちゃんは他の女生徒に抱き着き、ぷるぷると震えている。
(ですよねー、わかってた。どうせ抱き着くなら俺にしろよ!)
俺が心の中で吠えている間、凪とアウラ様の会話は続いていた。
女神様曰く、
・ここは神界で、これから俺達は異世界イリアスへと転移する
・話というのは、イリアスにて魔王を倒して欲しいということ
・魔王討伐後は日本に帰還させてくれること
・討伐報酬として、可能な限り願いを聞き届けてくれること
・イリアスは魔王を討伐しないと最低でも5年で崩壊してしまうこと
・魔王討伐のために女神の加護を全員に与えてくれること
ざっとこんな感じだ。
まぁありきたりだよね、暇過ぎて思わず途中居眠りしちゃったよ、ハハハ。
なんで内容知ってるかって?
居眠りに気付いた委員長にこってり絞られたからだよ・・・はぁ
質疑はまだ続く。
「本当に日本に帰れるのか?」と、クラスの不良役野崎信二。
『はい、私の世界ではまだありませんが、別の世界を担当している神が何度も帰還させています』と、アウラ様。
(ふぅん、異世界って複数の神が担当しているんだな。ヘイネ様もその一人かな?)
「討伐報酬ってどこまで可能なんだ?例えばアンタが欲しいって言ったら貰えるのか?笑」勢いづく信二。
(おいおい、笑えねえよ!確かにアウラ様は超絶美人だけど、さすがに不遜すぎるだろ!)
信二のあまりの馬鹿さかげんに俺は戦慄する。
『・・・申し訳ありません。私は上位神となりますので、その願いを叶えることはできません。下位神ならともかく。報酬としましては、不自然さがないようお金であったり、異性であったり、名誉や地位などとなります』
(へ?下位神ならいいの?てか、神様に序列とかあるの?)
「あ?下位神?なんだそりゃ。アンタよりも下ってことか?」信二も訳がわからないようだ。
『その通りです。神には神々しさや容姿、能力など様々な条件によって役職が異なります。最高位は上位神、その下が下位神、最低位が使徒となります。功績があれば昇進しますが、失敗すれば左遷ないし降格となります。そのあたりは皆様がいた世界とあまり変わりません』
(神様も大変なんだなぁ。ヘイネ様とか大丈夫か?アウラ様はいかにもできるキャリアウーマンな感じだが、ヘイネ様はたまちゃんに近い感じなんだよなぁ)
「・・・ちっ。売れ残りのようなブスどもとかいらねえんだよ」毒づく信二。
『(・・・)』
アウラ様と俺はさすがに絶句した。
「アウラ様、大変申し訳ありません。馬鹿のことはお気になさらず。それで女神様の加護とはなんでしょうか?」
信二の発言を嗜めつつ、謝罪する凪。
(さすが委員長だなぁ、頼りになる!てか、こんな時こそ教師の出番だろ!)
たまちゃんをチラリとみやる。
たまちゃんは静かだ。とても静かだ。・・・だってすやすやと眠っているんだもん。
あやしていた女生徒も苦笑している。・・・するしかないのだろう。
(寝てんのかよ!大物すぎんだろ!あっ、でも寝顔が可愛いので許す!あれ?たまちゃん寝てますよ~?委員長注意しなくていいんですか~?)
委員長をチラリとみやる。
委員長はたまちゃんに気付いてはいるようだ。
でもスルーするようだ。
(こんのクソ女!男女差別だろ!・・・でも委員長も何気に可愛いから許しちゃおうかな)
『はぁ・・・。なかなか話しが進みませんね』
(すいません・・・)
『』女神アウラ
()主人公の心の中
「」黒川凪または野崎信二
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(んぅ・・・ここは!!)
目覚めた先は一面真っ白な空間。
普通の感覚なら、どこだここは!?、となるのであろう。そう、テンプレな主人公なら。
でも雄司には見覚えがあった。す
(はぁ・・・。またか)
周りを見回すと、まだ気を失っている者や既に起きている者と半々ぐらいであろうか。
起きている者は何事かわからずあたふたしている。
(まぁ、普通はそうなるよな。俺も最初はそうだったし。それでもなんとかなったのはアイツのおかげだったっけかな)
今はそこにはいない、アイツの底抜けな明るい笑顔を思いだしクスリっと微笑する。
(アイツは今頃元気でやってるかなぁ。そういえば笑顔と言えば、アイツも太陽にも負けないぐらい眩しい笑顔で可愛かったな)
先ほどとは別の女性を思いだし、思わず苦笑する。
(・・・いつから俺はこんなに女たらしになったんだ?)
情けないとは思いながらもあることに気付く。
そう、俺は嬉しいのだ。
そう、俺は楽しみで仕方ないのだ。
また戻ってきた・・・。
今度こそはお前たちを手に入れてみせる!絶対にだ!!
決意にも似た傲慢で、それでも純粋な想いを心に抱く。
(さぁ、出てこいよ、神様!早くアイツらに逢いたいんだからさ!)
□□□□
クラス全員が目覚め、しばらくたった。
幾分落ち着いた感じだ。
それはひとえにたまちゃんのおかげと言ってもいいだろう。たまちゃんは最後に目覚めた、教師なのに・・・。
彼女は朝が弱いのか、それとも寝起きが弱いのか、
・・・。(きょろきょろ)
・・・。(ぱたんっ)いやいや、二度寝かよ!
・・・。(ぼっ~)
『ふぁ~、お腹いっぱいれすぅ』
可愛いすぎんだろ!!!
なに、なんなのこの子?俺死ねの?萌え死ぬの!?
俺の小動物保護意欲はMAXになった。
(くっ・・・!年上なのに、まるで妹属性を彷彿させるあざとさ!ありがとうございます!これだけでもここにきただけの価値がある)
そんな脳天気なたまちゃんを見て、クラス全員苦笑しながらも落ち着いたようだ。
(たまちゃんいいなぁ、本当に嫁にならないかな。よく食べるのかな?料理で釣れたりしないかなぁ~。まぁ料理って言っても簡単なやつしか作れないけど)
クラス全員が様々な不安を抱く中、雄司ただ一人は欲望にまみれていた。
そんな時頭の中に、鈴のようなはっきりと、それでも綺麗な声が聞こえてきた。
『皆さん、はじめまして。私はアウラ。愛と美を司る女神アウラと申します』
クラス全員急に聞こえた声にびっくりしてあたりを見回す。俺も当たり前のように・・・
(う~ん、でも妹役は年下がいいよな~。いや、たまちゃんが悪いわけではないが、そこは譲れないよな!なんちゃって妹は妹にあらず!・・・って違う!今はそうじゃない!アウラ・・・?誰?)
見回してはいなかった。
この状況に慣れが故の緩慢な態度であった。
(あれ?ヘイネ様じゃないの?アウラ様ってことは別の異世界軸?)
俺はかなりうろたえていた、と思う。
そんな俺をよそにアウラ様は淡々と語り出した。
『まずは皆様に謝罪をさせてください。急なことでさぞや混乱されていると思います。大変申し訳ありません。皆様の都合を伺うこともなく勝手に召喚させていただきました。お怒りかとは思いますが、それでも私の話を聞いて頂きたいのです。』
クラス全員唖然としていた。
本当かどうかはさておき、女神と名乗る人物?があまりにも腰が低いのだ。
一人の女生徒が恐る恐る手を挙げた。委員長の黒川凪だ。
「女神様・・・?ここはどこで、お話とはなんでしょう?」
委員長はまだこの状況を飲み込めていないようだ。
それでも率先して状況分析に努めようとしているのはさすがである。
(さすが委員長だ、頼りになる。姐御!とか言われるタイプだよな。眼鏡も似合うし、いい女だよなぁ。てか、こういう率先する役って教師の役目じゃね?)
たまちゃんをチラリとみやる。
たまちゃんは他の女生徒に抱き着き、ぷるぷると震えている。
(ですよねー、わかってた。どうせ抱き着くなら俺にしろよ!)
俺が心の中で吠えている間、凪とアウラ様の会話は続いていた。
女神様曰く、
・ここは神界で、これから俺達は異世界イリアスへと転移する
・話というのは、イリアスにて魔王を倒して欲しいということ
・魔王討伐後は日本に帰還させてくれること
・討伐報酬として、可能な限り願いを聞き届けてくれること
・イリアスは魔王を討伐しないと最低でも5年で崩壊してしまうこと
・魔王討伐のために女神の加護を全員に与えてくれること
ざっとこんな感じだ。
まぁありきたりだよね、暇過ぎて思わず途中居眠りしちゃったよ、ハハハ。
なんで内容知ってるかって?
居眠りに気付いた委員長にこってり絞られたからだよ・・・はぁ
質疑はまだ続く。
「本当に日本に帰れるのか?」と、クラスの不良役野崎信二。
『はい、私の世界ではまだありませんが、別の世界を担当している神が何度も帰還させています』と、アウラ様。
(ふぅん、異世界って複数の神が担当しているんだな。ヘイネ様もその一人かな?)
「討伐報酬ってどこまで可能なんだ?例えばアンタが欲しいって言ったら貰えるのか?笑」勢いづく信二。
(おいおい、笑えねえよ!確かにアウラ様は超絶美人だけど、さすがに不遜すぎるだろ!)
信二のあまりの馬鹿さかげんに俺は戦慄する。
『・・・申し訳ありません。私は上位神となりますので、その願いを叶えることはできません。下位神ならともかく。報酬としましては、不自然さがないようお金であったり、異性であったり、名誉や地位などとなります』
(へ?下位神ならいいの?てか、神様に序列とかあるの?)
「あ?下位神?なんだそりゃ。アンタよりも下ってことか?」信二も訳がわからないようだ。
『その通りです。神には神々しさや容姿、能力など様々な条件によって役職が異なります。最高位は上位神、その下が下位神、最低位が使徒となります。功績があれば昇進しますが、失敗すれば左遷ないし降格となります。そのあたりは皆様がいた世界とあまり変わりません』
(神様も大変なんだなぁ。ヘイネ様とか大丈夫か?アウラ様はいかにもできるキャリアウーマンな感じだが、ヘイネ様はたまちゃんに近い感じなんだよなぁ)
「・・・ちっ。売れ残りのようなブスどもとかいらねえんだよ」毒づく信二。
『(・・・)』
アウラ様と俺はさすがに絶句した。
「アウラ様、大変申し訳ありません。馬鹿のことはお気になさらず。それで女神様の加護とはなんでしょうか?」
信二の発言を嗜めつつ、謝罪する凪。
(さすが委員長だなぁ、頼りになる!てか、こんな時こそ教師の出番だろ!)
たまちゃんをチラリとみやる。
たまちゃんは静かだ。とても静かだ。・・・だってすやすやと眠っているんだもん。
あやしていた女生徒も苦笑している。・・・するしかないのだろう。
(寝てんのかよ!大物すぎんだろ!あっ、でも寝顔が可愛いので許す!あれ?たまちゃん寝てますよ~?委員長注意しなくていいんですか~?)
委員長をチラリとみやる。
委員長はたまちゃんに気付いてはいるようだ。
でもスルーするようだ。
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