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第7章 躍進 -乙女豹アルテミス編-
第235歩目 『青い彗星』と書いて『漆黒の支配者』!
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前回までのあらすじ
歩ってー、少年のような厨二心をもってるんだねー( ´∀` )
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
初めての大戦から3日後。
色々と戦後処理を終えた俺はサーマルを発ち、ゲルゴナを目指すことになった。
ゲルゴナを目指している理由は単純で、今回の依頼の報酬を貰う為だ。
なにも、今の今までボランティアをしていた訳ではない。
騒動に対しての罪滅ぼしの意味合いも確かにあったが、依頼は依頼である。
だとしたら、貰えるものはきっちりと貰っておきたい。
既に、手持ちの残金が怪しくなってきているだけに余計に......。
そういう訳で、依頼者であるモートマ伯爵がいるゲルゴナを目指している。
「いや~、本当に恩に着ます、竜殺し様。メンバーを代表してお礼を申し上げます」
「いえいえ。行き先は一緒なんですし、お気になさらず」
魔動駆輪の窓より顔を覗かせているカクタスさんに、軽く手を振って応える。
同行者は『紅蓮の蒼き戦斧』のメンバーだけである。
それ以外のPTに関しては、なんでも別口の依頼があるとかで一緒ではない。
「俺達にできることがあったら何でも言ってください。お世話になっている分、キリキリ働きますよ」
「カクタスさん、ありがとうございます。よろしくお願いします」
実は『紅蓮の蒼き戦斧』も、当初は(魔動駆輪での)同行は遠慮していた。
正確には、カクタスさんとルチルさんの二人だけが、だが。
ケセラさんとジャスパーさんは言わずもがなだろう。
どうやら、(カクタスさんとルチルさんの二人は)ただの居候に甘んじることが申し訳なかったらしい。
以前にも説明したが、この世界においてお金の価値は命のそれよりもずっと高い。
つまり、一般的には『働かざる者、食うべからず』の精神が根付いているのだ。
なので、当初はサーマルにて馬車を借りて同行する云々のようなことを言っていたぐらいである。
しかし、『行き先が一緒だということ』や『(行きは一瞬だったが)帰りは諸事情で6ヶ月の道のりとなり、馬車代がもったいないこと』から、俺が半ば強引に誘って今に至る。
「まぁ、『旅は道連れ、世は情け』とも言うしな」
「ますたぁ、にぎやかになりましたねぇ♪」
それに、どことなくサクラも嬉しそうだ。
そもそも、人を乗せて運ぶのが魔動駆輪本来の仕事。
余裕があるのに使われない、使ってもらえないことほど悲しいものはないのだろう。
「......運転頑張る」
「ジャスパーさん、ありがとうございます。でも、運転に集中してください」
ただ、やはり居候に甘んじるのはどうしても抵抗があるらしい。
そこで、日中(=俺がレベル上げに勤しんでいる間)は、各々働いてもらうこととなった。
まず、牧師だったということで一定以上の教養があるルチルさんには、モリオンの読み書きの勉強を見てもらうことに。まぁ、特に『書き』のほうかな。
「お任せあれ。村では子供達相手によく教えていましたからな」
「モリオンをよろしく頼みます」
親切にも、一般教養も教えると申し出られたが、それは俺の仕事なので断った。
後、最近モリオンは童話に興味を持ち始めたので、読み聞かせもお願いする予定だ。
次に、料理ができるケセラさんには、全員分の食事を担当してもらうことに。
「あいよ。いつもと変わらないからね、別に構わないさ」
「大変でしょうが、よろしくお願いします」
うちのちびっこ共はよく食べるので、実質これが一番大変な仕事になる。
故に、いつでも温泉入浴権と『紅蓮の蒼き戦斧』の食費は免除にしている。
元より魔動駆輪に興味があったらしいジャスパーさんには、ドールの代わりに運転を任せることに。
「......大丈夫。私は試運転のプロ」
「試運転のプロってなに!?」
開けた窓の側にいなければ酒酔い問題も大丈夫なドールではあるが、それでもいつまた酔って魔動駆輪を暴走させてしまうとも限らない。
そこで、魔動駆輪に興味及び購入を夢見ているジャスパーさんにお願いした次第だ。
そして、最後のカクタスさんなのだが───。
「ふははははは! 『青い彗星』、参上ー(o゜ω゜o)」
布団のシーツをマント代わりに羽織るアテナが厨二全開ポーズを発動。
サクラの手助けも得て、シーツマントが風でぱたぱたとたなびいている。
「でたな! 青い彗星卿! 今日こそ成敗してくれる!」
「くっくっく。愚かな......果て見えぬ夢の淵にて沈むが良い(`・ω・´)」
「......」
開けた窓から、アテナとカクタスさんのそれはそれは楽しそうな演劇が見えてくる。
特に何ができるという訳ではないカクタスさんの仕事はアテナの暇潰し相手だ。
そして、今二人が嬉々として演じているのは、サーマルにて(『紫の三連星』のリーダーであるガイヤさんが、今回の大戦の様子を子供達に面白おかしく話したため)新たに作られることになった英雄譚『青い彗星卿暗躍記』である。
当然、モデルとなっているのは言うまでもなく俺だ。
『魔神槍ゲイ・ヴォルグ』を握り締め、厨二全開となっている俺である。
「深き闇にて眠れ。【死を齎す刃】Ψ(`▽´)Ψ」
「ぐわぁぁあああ! やーらーれーたぁぁあああ!」
「ふッ......またつらまぬものを切ってしまった。ガ○アの夜明けも近いな(`・ω・´)」
───パチパチパチ。
───パチパチパチ。
「おぉ! いつ見ても見事なものなのじゃ!」
「カッカッカ! アテナちゃんは名女優だねー!」
「......」
どうやら、第一部が完結したようだ。
演じきったことで、むふー! と鼻息荒いアテナもご満悦な様子。
そして、盛大なスタンディングオベーションで、俺(いや、アテナか?)の雄姿を讃えるドールとケセラさん。
(もう、恥ずかしくて本当に死にたい......)
俺達の旅はまだまだ始まったばかりだ。
※※※※※
ゲルゴナを目指して旅に出てから既に3ヶ月が経った。
位置的には、豊かな自然に恵まれた『山菜の村グータラ』を少し通過した辺りだ。
一応、ここまでの旅は順調と言えば順調ではある。
だが、今回の大戦は大勝利したものの、治安の改善はなかなか芳しくないようで───。
「青い彗星卿」
「それ、本当にやめて!?......(ごほん)。大丈夫ですよ、分かっていますから」
さすがは盗賊のカクタスさんだ。
どうやら、異変と異臭(これは俺だけか?)に気付いたようである。
「手伝いは必要ですか?」
「不要です」
「分かりました。では、お済みになりましたら、いつものようにお声掛けください」
「助かります」
この3ヶ月で既に4度目だ。
いい加減、こいつらにも少しうんざりしてきた。
カクタスさんが魔動駆輪内に引っ込んだのを確認した後、俺達を遠巻きから静かに取り囲む存在の方向を一瞥する。
(数は30。男22に、女8か......それにしても、あれで隠れているつもりなのかね?)
以前にも説明したが、山賊はとても臭い。
いくら隠れていようと、臭いだけで分かるものだ。
まぁ、正確な数を把握するには【索敵】スキルが必須なのだが......。
「おい。隠れていないで出てこい。というか、バレバレだから」
既にバレているとも知らない山賊共に声を掛ける。
いきなり攻撃しないで声を掛ける辺りは、俺が紳士足る所以だろう?
───ガサガサガサ。
───ガサガサガサ。
「へっへっへ。バレちゃ───」
「あッ。そういうのはいいんで」
暗き森より、続々と姿を現す山賊共。
そして、より一層強まる異臭という名の激臭。おぇぇ。
まだ生ゴミに顔を埋めたご先像のほうが生易しいレベルだ。
「て、てめぇ! バカに───」
「あー、本当にそういうのはいいんで」
怒りたいのは俺のほうだ。
異臭はもはや犯罪である。
被害者が出る分、被害者なき犯罪である麻薬よりもタチが悪い。
まぁ、麻薬が被害者なき犯罪とか、ちゃんちゃら可笑しいが(笑)
「......えっと、投降する気はあるか?」
とにもかくにも、山賊共に投降を促す。
いきなり攻撃しないで投降を促す辺りは、俺が紳士たる所以だろう?
「ふざけんな! 誰が───」
「ハァ..................。じゃー、もういいや。【五指土球弾】!!」
右手の5つの指から同時に放たれる、威力が5等分されたレベル1土魔法。
それを、右・左・右・左と間髪入れずに交互に3回ずつ、計6回 (30発)行った。
そうそう。火・水・風・土と、幾つかある魔法の中で『土』を選んだのには訳がある。
『火』は火傷とか負ったら、いちいち回復するのが面倒だから却下。
『水』は元々臭そうな衣類を乾かすとか更に面倒だから却下。
『風』は切り傷とか負ったら、いちいち回復するのが面倒だから却下。
つまり、『土』を選んだ理由は『山賊共を生かしたままにしたいが、臭いから余計なことはしたくない』という考えに考え抜いた結果だ。生かす理由は後程説明しよう。
「ぐぇぇ!?」
「ひでぶ!?」
「あみば!?」
次々と【五指土球弾】の餌食となって倒れていく山賊共。
通常、同じ魔法の発動には多少のリキャストタイムが発生するのだが......。
あの日より───俺が『魔神槍ゲイ・ヴォルグ』と契約して『青い彗星卿』として覚醒してからというもの、どうにもこうにも魔力循環の調子が良い。
別に魔力循環の調子が良くても、魔法の威力が上がるという訳ではない。
別に魔力循環の調子が良くても、魔法の消費量が抑えられるという訳でもない。
ただただ、同じ魔法をリキャストタイムなしで連発できるようになっただけだ。
「これ......やっぱり強くなっているよな?」
「『青い彗星卿』がー(。´・ω・)?」
「違うわッ! 俺が、だよ!!」
「じゃー、『青い彗星卿』じゃーん( ´∀` )」
「俺と奴を一緒にするなッ!」
とにもかくにも、俺は自身が強くなっていることを再確認できた。
『青い彗星卿』とかいう、恥ずかしいおまけ付きなのが納得いかないが......。
「カクタスさーん。山賊共をいつも通りお願いしまーす!」
しかし、この時の俺は夢にも思っていなかった。
これがほんの小さな躍進であることを......。
更なる大きな躍進が俺を待ち構えていることを......。
『青い彗星卿』編 完
(94日分の取得品)
①『紅蓮の蒼き戦斧』との絆
②『青い彗星卿』覚醒
③紫色の魔核っぽい石
④大勢の捕縛した山賊(男93人・女28人)
⑤大量の備蓄食糧減
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『アテナ』 レベル:3 危険度:極小
種族:女神
年齢:ーーー
性別:♀
職業:女神
称号:智慧の女神
体力:50
魔力:50
筋力:50
耐久:50
敏捷:50
装備:殺戮の斧
女神ポイント:951,090【↑109,200】(94日分)
【一言】歩が『青い彗星卿』ならー、私は『金色のアテナ』だねー(`・ω・´)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
アユムの所持金:153,452,200ルクア【↓10,000,000】(94日分)
冒険者のランク:SS(クリア回数:32回)
このお話の歩数:約10,248,500歩(94日分)
ここまでの歩数:約152,946,700歩
アユムの旅行年:62ヶ月+7日(↑94日)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『アユム・マイニチ』 レベル:17489【↑596】
種族:人間
年齢:26
性別:♂
職業:凡人
称号:女神の付き人/竜殺し
所有:ヘリオドール/ねこみ/ねここ
体力:17499(+17489)【↑596】
魔力:17489(+17489)【↑596】
筋力:17494(+17489)【↑596】
耐久:17494(+17489)【↑596】
敏捷:19949(+19889)【↑596】
装備:竜墜の剣(敏捷+2400)
神剣デュランダル (???)
魔神槍ゲイ・ヴォルグ (体力&魔力+20000、『青い彗星卿』化)
技能:言語理解/ステータス/詠唱省略
Lv.1:初級光魔法/初級闇魔法
Lv.2:浄化魔法
Lv.3:鑑定/剣術/体術/槍術/索敵/感知/隠密
偽造/捜索/吸収/治癒魔法/共有
初級火魔法/初級水魔法/初級風魔法
初級土魔法/ 物理耐性/魔法耐性
状態異常耐性
Lv.4:初級風魔法 (※『竜墜の剣』装備時のみ)
Lv.5:??? (※『神剣デュランダル』装備時のみ)
共有:アイテムボックスLv.3
パーティー編成Lv.3
ダンジョンマップLv.3
検査Lv.3
造形魔法Lv.3
奴隷契約Lv.3
待機:申請魔法Lv.3
ワールドマップLv.3
マッピングLv.3
加護:『ウォーキング』Lv.17489 5389/17490
『NTR』 Lv.14828 10070/14829
『不協和音』 Lv.10149 2320/10150
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
後書き
これにて、7章の第1部『青い彗星卿』編が終了となります。
7章は全部で3部構成です。
次回は『ある親子の想い!』を挟んで、第2部『大躍進』編へと突入予定。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
それぞれの簡易的なステータス一覧です。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『死獣将デスコーン』(SSSランク) レベル:●□◎
種族:□▼℃
年齢:☆※∩
性別:◎■□
職業:☆※∩
称号:●□◎
体力:□▼℃Σ
魔力:◎■□Φ
筋力:□▼℃Σ
耐久:◎■□Φ
敏捷:□▼℃Σ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『青い彗星卿』(SSランク) レベル:17489
種族:半魔神族
年齢:114514
性別:♂♀
職業:漆黒の支配者
称号:青い彗星
体力:女性に襲われた事はあっても女性を襲った事はないぞ、俺は。
魔力:いつまでも乗っていないで、そろそろ俺の上から下りてくれ。
筋力:ほぅ......お前か。丁度いい、少し手を貸せ。
耐久:(胸を鷲掴んで)......ふむ、人間の割にはなかなか良いな。
敏捷:礼を言おう。だが、お前の話は聞くに及ばない。時間の無駄だ。
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歩ってー、少年のような厨二心をもってるんだねー( ´∀` )
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初めての大戦から3日後。
色々と戦後処理を終えた俺はサーマルを発ち、ゲルゴナを目指すことになった。
ゲルゴナを目指している理由は単純で、今回の依頼の報酬を貰う為だ。
なにも、今の今までボランティアをしていた訳ではない。
騒動に対しての罪滅ぼしの意味合いも確かにあったが、依頼は依頼である。
だとしたら、貰えるものはきっちりと貰っておきたい。
既に、手持ちの残金が怪しくなってきているだけに余計に......。
そういう訳で、依頼者であるモートマ伯爵がいるゲルゴナを目指している。
「いや~、本当に恩に着ます、竜殺し様。メンバーを代表してお礼を申し上げます」
「いえいえ。行き先は一緒なんですし、お気になさらず」
魔動駆輪の窓より顔を覗かせているカクタスさんに、軽く手を振って応える。
同行者は『紅蓮の蒼き戦斧』のメンバーだけである。
それ以外のPTに関しては、なんでも別口の依頼があるとかで一緒ではない。
「俺達にできることがあったら何でも言ってください。お世話になっている分、キリキリ働きますよ」
「カクタスさん、ありがとうございます。よろしくお願いします」
実は『紅蓮の蒼き戦斧』も、当初は(魔動駆輪での)同行は遠慮していた。
正確には、カクタスさんとルチルさんの二人だけが、だが。
ケセラさんとジャスパーさんは言わずもがなだろう。
どうやら、(カクタスさんとルチルさんの二人は)ただの居候に甘んじることが申し訳なかったらしい。
以前にも説明したが、この世界においてお金の価値は命のそれよりもずっと高い。
つまり、一般的には『働かざる者、食うべからず』の精神が根付いているのだ。
なので、当初はサーマルにて馬車を借りて同行する云々のようなことを言っていたぐらいである。
しかし、『行き先が一緒だということ』や『(行きは一瞬だったが)帰りは諸事情で6ヶ月の道のりとなり、馬車代がもったいないこと』から、俺が半ば強引に誘って今に至る。
「まぁ、『旅は道連れ、世は情け』とも言うしな」
「ますたぁ、にぎやかになりましたねぇ♪」
それに、どことなくサクラも嬉しそうだ。
そもそも、人を乗せて運ぶのが魔動駆輪本来の仕事。
余裕があるのに使われない、使ってもらえないことほど悲しいものはないのだろう。
「......運転頑張る」
「ジャスパーさん、ありがとうございます。でも、運転に集中してください」
ただ、やはり居候に甘んじるのはどうしても抵抗があるらしい。
そこで、日中(=俺がレベル上げに勤しんでいる間)は、各々働いてもらうこととなった。
まず、牧師だったということで一定以上の教養があるルチルさんには、モリオンの読み書きの勉強を見てもらうことに。まぁ、特に『書き』のほうかな。
「お任せあれ。村では子供達相手によく教えていましたからな」
「モリオンをよろしく頼みます」
親切にも、一般教養も教えると申し出られたが、それは俺の仕事なので断った。
後、最近モリオンは童話に興味を持ち始めたので、読み聞かせもお願いする予定だ。
次に、料理ができるケセラさんには、全員分の食事を担当してもらうことに。
「あいよ。いつもと変わらないからね、別に構わないさ」
「大変でしょうが、よろしくお願いします」
うちのちびっこ共はよく食べるので、実質これが一番大変な仕事になる。
故に、いつでも温泉入浴権と『紅蓮の蒼き戦斧』の食費は免除にしている。
元より魔動駆輪に興味があったらしいジャスパーさんには、ドールの代わりに運転を任せることに。
「......大丈夫。私は試運転のプロ」
「試運転のプロってなに!?」
開けた窓の側にいなければ酒酔い問題も大丈夫なドールではあるが、それでもいつまた酔って魔動駆輪を暴走させてしまうとも限らない。
そこで、魔動駆輪に興味及び購入を夢見ているジャスパーさんにお願いした次第だ。
そして、最後のカクタスさんなのだが───。
「ふははははは! 『青い彗星』、参上ー(o゜ω゜o)」
布団のシーツをマント代わりに羽織るアテナが厨二全開ポーズを発動。
サクラの手助けも得て、シーツマントが風でぱたぱたとたなびいている。
「でたな! 青い彗星卿! 今日こそ成敗してくれる!」
「くっくっく。愚かな......果て見えぬ夢の淵にて沈むが良い(`・ω・´)」
「......」
開けた窓から、アテナとカクタスさんのそれはそれは楽しそうな演劇が見えてくる。
特に何ができるという訳ではないカクタスさんの仕事はアテナの暇潰し相手だ。
そして、今二人が嬉々として演じているのは、サーマルにて(『紫の三連星』のリーダーであるガイヤさんが、今回の大戦の様子を子供達に面白おかしく話したため)新たに作られることになった英雄譚『青い彗星卿暗躍記』である。
当然、モデルとなっているのは言うまでもなく俺だ。
『魔神槍ゲイ・ヴォルグ』を握り締め、厨二全開となっている俺である。
「深き闇にて眠れ。【死を齎す刃】Ψ(`▽´)Ψ」
「ぐわぁぁあああ! やーらーれーたぁぁあああ!」
「ふッ......またつらまぬものを切ってしまった。ガ○アの夜明けも近いな(`・ω・´)」
───パチパチパチ。
───パチパチパチ。
「おぉ! いつ見ても見事なものなのじゃ!」
「カッカッカ! アテナちゃんは名女優だねー!」
「......」
どうやら、第一部が完結したようだ。
演じきったことで、むふー! と鼻息荒いアテナもご満悦な様子。
そして、盛大なスタンディングオベーションで、俺(いや、アテナか?)の雄姿を讃えるドールとケセラさん。
(もう、恥ずかしくて本当に死にたい......)
俺達の旅はまだまだ始まったばかりだ。
※※※※※
ゲルゴナを目指して旅に出てから既に3ヶ月が経った。
位置的には、豊かな自然に恵まれた『山菜の村グータラ』を少し通過した辺りだ。
一応、ここまでの旅は順調と言えば順調ではある。
だが、今回の大戦は大勝利したものの、治安の改善はなかなか芳しくないようで───。
「青い彗星卿」
「それ、本当にやめて!?......(ごほん)。大丈夫ですよ、分かっていますから」
さすがは盗賊のカクタスさんだ。
どうやら、異変と異臭(これは俺だけか?)に気付いたようである。
「手伝いは必要ですか?」
「不要です」
「分かりました。では、お済みになりましたら、いつものようにお声掛けください」
「助かります」
この3ヶ月で既に4度目だ。
いい加減、こいつらにも少しうんざりしてきた。
カクタスさんが魔動駆輪内に引っ込んだのを確認した後、俺達を遠巻きから静かに取り囲む存在の方向を一瞥する。
(数は30。男22に、女8か......それにしても、あれで隠れているつもりなのかね?)
以前にも説明したが、山賊はとても臭い。
いくら隠れていようと、臭いだけで分かるものだ。
まぁ、正確な数を把握するには【索敵】スキルが必須なのだが......。
「おい。隠れていないで出てこい。というか、バレバレだから」
既にバレているとも知らない山賊共に声を掛ける。
いきなり攻撃しないで声を掛ける辺りは、俺が紳士足る所以だろう?
───ガサガサガサ。
───ガサガサガサ。
「へっへっへ。バレちゃ───」
「あッ。そういうのはいいんで」
暗き森より、続々と姿を現す山賊共。
そして、より一層強まる異臭という名の激臭。おぇぇ。
まだ生ゴミに顔を埋めたご先像のほうが生易しいレベルだ。
「て、てめぇ! バカに───」
「あー、本当にそういうのはいいんで」
怒りたいのは俺のほうだ。
異臭はもはや犯罪である。
被害者が出る分、被害者なき犯罪である麻薬よりもタチが悪い。
まぁ、麻薬が被害者なき犯罪とか、ちゃんちゃら可笑しいが(笑)
「......えっと、投降する気はあるか?」
とにもかくにも、山賊共に投降を促す。
いきなり攻撃しないで投降を促す辺りは、俺が紳士たる所以だろう?
「ふざけんな! 誰が───」
「ハァ..................。じゃー、もういいや。【五指土球弾】!!」
右手の5つの指から同時に放たれる、威力が5等分されたレベル1土魔法。
それを、右・左・右・左と間髪入れずに交互に3回ずつ、計6回 (30発)行った。
そうそう。火・水・風・土と、幾つかある魔法の中で『土』を選んだのには訳がある。
『火』は火傷とか負ったら、いちいち回復するのが面倒だから却下。
『水』は元々臭そうな衣類を乾かすとか更に面倒だから却下。
『風』は切り傷とか負ったら、いちいち回復するのが面倒だから却下。
つまり、『土』を選んだ理由は『山賊共を生かしたままにしたいが、臭いから余計なことはしたくない』という考えに考え抜いた結果だ。生かす理由は後程説明しよう。
「ぐぇぇ!?」
「ひでぶ!?」
「あみば!?」
次々と【五指土球弾】の餌食となって倒れていく山賊共。
通常、同じ魔法の発動には多少のリキャストタイムが発生するのだが......。
あの日より───俺が『魔神槍ゲイ・ヴォルグ』と契約して『青い彗星卿』として覚醒してからというもの、どうにもこうにも魔力循環の調子が良い。
別に魔力循環の調子が良くても、魔法の威力が上がるという訳ではない。
別に魔力循環の調子が良くても、魔法の消費量が抑えられるという訳でもない。
ただただ、同じ魔法をリキャストタイムなしで連発できるようになっただけだ。
「これ......やっぱり強くなっているよな?」
「『青い彗星卿』がー(。´・ω・)?」
「違うわッ! 俺が、だよ!!」
「じゃー、『青い彗星卿』じゃーん( ´∀` )」
「俺と奴を一緒にするなッ!」
とにもかくにも、俺は自身が強くなっていることを再確認できた。
『青い彗星卿』とかいう、恥ずかしいおまけ付きなのが納得いかないが......。
「カクタスさーん。山賊共をいつも通りお願いしまーす!」
しかし、この時の俺は夢にも思っていなかった。
これがほんの小さな躍進であることを......。
更なる大きな躍進が俺を待ち構えていることを......。
『青い彗星卿』編 完
(94日分の取得品)
①『紅蓮の蒼き戦斧』との絆
②『青い彗星卿』覚醒
③紫色の魔核っぽい石
④大勢の捕縛した山賊(男93人・女28人)
⑤大量の備蓄食糧減
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『アテナ』 レベル:3 危険度:極小
種族:女神
年齢:ーーー
性別:♀
職業:女神
称号:智慧の女神
体力:50
魔力:50
筋力:50
耐久:50
敏捷:50
装備:殺戮の斧
女神ポイント:951,090【↑109,200】(94日分)
【一言】歩が『青い彗星卿』ならー、私は『金色のアテナ』だねー(`・ω・´)
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アユムの所持金:153,452,200ルクア【↓10,000,000】(94日分)
冒険者のランク:SS(クリア回数:32回)
このお話の歩数:約10,248,500歩(94日分)
ここまでの歩数:約152,946,700歩
アユムの旅行年:62ヶ月+7日(↑94日)
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『アユム・マイニチ』 レベル:17489【↑596】
種族:人間
年齢:26
性別:♂
職業:凡人
称号:女神の付き人/竜殺し
所有:ヘリオドール/ねこみ/ねここ
体力:17499(+17489)【↑596】
魔力:17489(+17489)【↑596】
筋力:17494(+17489)【↑596】
耐久:17494(+17489)【↑596】
敏捷:19949(+19889)【↑596】
装備:竜墜の剣(敏捷+2400)
神剣デュランダル (???)
魔神槍ゲイ・ヴォルグ (体力&魔力+20000、『青い彗星卿』化)
技能:言語理解/ステータス/詠唱省略
Lv.1:初級光魔法/初級闇魔法
Lv.2:浄化魔法
Lv.3:鑑定/剣術/体術/槍術/索敵/感知/隠密
偽造/捜索/吸収/治癒魔法/共有
初級火魔法/初級水魔法/初級風魔法
初級土魔法/ 物理耐性/魔法耐性
状態異常耐性
Lv.4:初級風魔法 (※『竜墜の剣』装備時のみ)
Lv.5:??? (※『神剣デュランダル』装備時のみ)
共有:アイテムボックスLv.3
パーティー編成Lv.3
ダンジョンマップLv.3
検査Lv.3
造形魔法Lv.3
奴隷契約Lv.3
待機:申請魔法Lv.3
ワールドマップLv.3
マッピングLv.3
加護:『ウォーキング』Lv.17489 5389/17490
『NTR』 Lv.14828 10070/14829
『不協和音』 Lv.10149 2320/10150
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後書き
これにて、7章の第1部『青い彗星卿』編が終了となります。
7章は全部で3部構成です。
次回は『ある親子の想い!』を挟んで、第2部『大躍進』編へと突入予定。
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それぞれの簡易的なステータス一覧です。
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『死獣将デスコーン』(SSSランク) レベル:●□◎
種族:□▼℃
年齢:☆※∩
性別:◎■□
職業:☆※∩
称号:●□◎
体力:□▼℃Σ
魔力:◎■□Φ
筋力:□▼℃Σ
耐久:◎■□Φ
敏捷:□▼℃Σ
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『青い彗星卿』(SSランク) レベル:17489
種族:半魔神族
年齢:114514
性別:♂♀
職業:漆黒の支配者
称号:青い彗星
体力:女性に襲われた事はあっても女性を襲った事はないぞ、俺は。
魔力:いつまでも乗っていないで、そろそろ俺の上から下りてくれ。
筋力:ほぅ......お前か。丁度いい、少し手を貸せ。
耐久:(胸を鷲掴んで)......ふむ、人間の割にはなかなか良いな。
敏捷:礼を言おう。だが、お前の話は聞くに及ばない。時間の無駄だ。
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