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第7章
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次の週、ななのちゃんはテンションが高かった。僕が帰ると、玄関ドァまで出てきて
「お帰り お疲れさまでしたぁー」
「うっ うん 元気良いね」
「そう いつも通りだよ ねぇ 見てー なんか気付かない?」
「あぁ 珍しくスカートだね」と、ななのちゃんは薄いニットの黒いセーターに白のジーンのミニスカート姿だった。だけど、僕はあえて胸のことは触れなかった。いつもより、ぷっくりとしていて、目立っていて、眼をとめていたけど。
「違うよー 胸! お母さんのブラジャーとセーター借りてきたの 胸 大きいでしょ! カップ付きやからな」
「そうだね まぁ いいけど・・だけど、あんまり・・ 無理するなよ 僕は、まんまの ななのが好きなんだから」
「うーん せっかく シュウに見てもらおうと思ったのにぃー ぜんぜん 私に興味無いんだからぁー」
「そんなことはないよ 大人に近づいているから・・少し、戸惑ってるよ どんどん 可愛くなっていくし・・」
「そう うれしいなぁー でも まだ ダメなんでしょ?」
「ななの よく聞いてくれよ 君は、まだ中学生なんだよ 今は、勉強とか運動をやるのが先決だろー? そりゃー 同年代の子と付き合うのなら、それなりのお付き合いがあると思う だけど、僕みたいに歳が離れていると、そうもいかないんだよー 君は十分 魅力的だよ 僕だって いつ君に襲い掛かるかも知れないし・・ だけど、今、君が勉強とかサッカーを一生懸命やって成長していくのを見ているのが楽しみなんだよ 友達としてね そんなななのが好きなんだよ」
「わかったよー 私 勉強もサッカーも一生懸命だよ シュウに見て欲しいから 必死なんだよ! お母さんがいうように、あこがれなんかじゃぁ無い! シュウのことが大好き 覚えている? 最初に出会った時のこと もう2年になるね あの時、本当は 最初から私はこの人が好きなんだって感じたの やさしい人って思ったんだぁー だけど、最初から素直になれなかった でも、話し掛けてきてくれて、嬉しかったんだよ きっと 神様が結び付けてくれたの」
「そうかー でもな ななのはこれから、僕よりも、もっと、ななのにふさわしい人と出会いがあるかも知れないよ 僕だって、これからどんな出会いがあるのかわからない だから、今、軽率なことはできないよー」
「嫌! そんなん 私 シュウ以外 眼に入んないものー シュウにだったら襲われてもかめへんでー 同級生の男の子なんかぜんぜん頼んないものー」
「とにかく 今は 勉強のことに集中してくれな」
ななのちゃんは、少し、不満そうだったが、うなづいてくれて、夕ご飯の準備をしてくれていた。
― ― ― * * * ― ― ―
ななの達の試合の日、帰ってきた様子で見ていたら、割と賑やかだった。その日はお昼も近かったので、直ぐに解散したみたいだったけど、朝宮監督に結果を聞いてみると
「あぁ 0対0 よくやってたよ ボール支配はうちのほうが多かったよ シュートの数もな だけど、決定力がないんだよな まぁ これからだよ ドリブルで持っていける奴が居ないんだよ」
「そうですか でも 新メンバーで、そこまでやれたんなら、いいんじゃぁないですか」
「そうだよ リョウなんて 3本のシュートを完全に止めた だから、みんなも頑張ったんだ 褒めてやりたいけどナ」
「そうなんですか 僕もななのちゃん 褒めとかないとね」
「そうだよ あの子はな 競り合っても、一歩早くボールに追いついて、パスを出してくるんだよ 頑張ってくれている だけど、そこで直ぐに攻撃に移れる者が居ると強いんだがな」
部屋に帰った時、ななのちゃんはまだ髪の毛が濡れているみたいで、肩にバスタオルを掛けていた。
「ごめんね 今日、砂被っちゃって頭も洗ったんだー」
「いいよ べつに・・・僕は、ドライヤー持ってないもんなー それより、今日も頑張ったんだってなー ななのがよく走っているって、朝宮さんが褒めていたぞ」
「うーん 点 入らなかった リョウが頑張ってくれてるから、何とか1点をって思ったんだけどネ」
「うん うん リョウのことも褒めていた まぁ 今度は勝てるよ」
「そうかなー あんなー シュウ 私 足蹴られて痛いネン」と、右足を見せてきたけど、膝なんかに比べると、肌が白いので、くるぶしの少し上が青くなっているのが余計に目立っていた。
「あっ 青くなってきてるネ 冷やしておかなきゃー 待ってよー」と、僕は、冷蔵庫に確か湿布薬があったはずと
「あぁー あった 少し 古いけどなぁー」と、ななのちゃんの足首に貼って
「ななのの足首って こんなに細かったっけー 僕の手で回っちゃうよ」と、その時、彼女は咄嗟に足を引くようして・・本能的に、警戒していたみたいだった。なにか 触れられると極端に・・・瞬間 怯えていたような―・・・。それでも
「あったり前ヤン か弱い女の子やでー ゴリラみたいなんやったら シュウも嫌やろー?」
「そうかもな それじゃー 無理して走ったら、だめだよ 今日は、送って行くから・・ ゆっくり 歩いてナ」
「ウン おんぶしてくれるの?」
「バカ 甘えるナ!」
「うふっ 残念」
「お帰り お疲れさまでしたぁー」
「うっ うん 元気良いね」
「そう いつも通りだよ ねぇ 見てー なんか気付かない?」
「あぁ 珍しくスカートだね」と、ななのちゃんは薄いニットの黒いセーターに白のジーンのミニスカート姿だった。だけど、僕はあえて胸のことは触れなかった。いつもより、ぷっくりとしていて、目立っていて、眼をとめていたけど。
「違うよー 胸! お母さんのブラジャーとセーター借りてきたの 胸 大きいでしょ! カップ付きやからな」
「そうだね まぁ いいけど・・だけど、あんまり・・ 無理するなよ 僕は、まんまの ななのが好きなんだから」
「うーん せっかく シュウに見てもらおうと思ったのにぃー ぜんぜん 私に興味無いんだからぁー」
「そんなことはないよ 大人に近づいているから・・少し、戸惑ってるよ どんどん 可愛くなっていくし・・」
「そう うれしいなぁー でも まだ ダメなんでしょ?」
「ななの よく聞いてくれよ 君は、まだ中学生なんだよ 今は、勉強とか運動をやるのが先決だろー? そりゃー 同年代の子と付き合うのなら、それなりのお付き合いがあると思う だけど、僕みたいに歳が離れていると、そうもいかないんだよー 君は十分 魅力的だよ 僕だって いつ君に襲い掛かるかも知れないし・・ だけど、今、君が勉強とかサッカーを一生懸命やって成長していくのを見ているのが楽しみなんだよ 友達としてね そんなななのが好きなんだよ」
「わかったよー 私 勉強もサッカーも一生懸命だよ シュウに見て欲しいから 必死なんだよ! お母さんがいうように、あこがれなんかじゃぁ無い! シュウのことが大好き 覚えている? 最初に出会った時のこと もう2年になるね あの時、本当は 最初から私はこの人が好きなんだって感じたの やさしい人って思ったんだぁー だけど、最初から素直になれなかった でも、話し掛けてきてくれて、嬉しかったんだよ きっと 神様が結び付けてくれたの」
「そうかー でもな ななのはこれから、僕よりも、もっと、ななのにふさわしい人と出会いがあるかも知れないよ 僕だって、これからどんな出会いがあるのかわからない だから、今、軽率なことはできないよー」
「嫌! そんなん 私 シュウ以外 眼に入んないものー シュウにだったら襲われてもかめへんでー 同級生の男の子なんかぜんぜん頼んないものー」
「とにかく 今は 勉強のことに集中してくれな」
ななのちゃんは、少し、不満そうだったが、うなづいてくれて、夕ご飯の準備をしてくれていた。
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ななの達の試合の日、帰ってきた様子で見ていたら、割と賑やかだった。その日はお昼も近かったので、直ぐに解散したみたいだったけど、朝宮監督に結果を聞いてみると
「あぁ 0対0 よくやってたよ ボール支配はうちのほうが多かったよ シュートの数もな だけど、決定力がないんだよな まぁ これからだよ ドリブルで持っていける奴が居ないんだよ」
「そうですか でも 新メンバーで、そこまでやれたんなら、いいんじゃぁないですか」
「そうだよ リョウなんて 3本のシュートを完全に止めた だから、みんなも頑張ったんだ 褒めてやりたいけどナ」
「そうなんですか 僕もななのちゃん 褒めとかないとね」
「そうだよ あの子はな 競り合っても、一歩早くボールに追いついて、パスを出してくるんだよ 頑張ってくれている だけど、そこで直ぐに攻撃に移れる者が居ると強いんだがな」
部屋に帰った時、ななのちゃんはまだ髪の毛が濡れているみたいで、肩にバスタオルを掛けていた。
「ごめんね 今日、砂被っちゃって頭も洗ったんだー」
「いいよ べつに・・・僕は、ドライヤー持ってないもんなー それより、今日も頑張ったんだってなー ななのがよく走っているって、朝宮さんが褒めていたぞ」
「うーん 点 入らなかった リョウが頑張ってくれてるから、何とか1点をって思ったんだけどネ」
「うん うん リョウのことも褒めていた まぁ 今度は勝てるよ」
「そうかなー あんなー シュウ 私 足蹴られて痛いネン」と、右足を見せてきたけど、膝なんかに比べると、肌が白いので、くるぶしの少し上が青くなっているのが余計に目立っていた。
「あっ 青くなってきてるネ 冷やしておかなきゃー 待ってよー」と、僕は、冷蔵庫に確か湿布薬があったはずと
「あぁー あった 少し 古いけどなぁー」と、ななのちゃんの足首に貼って
「ななのの足首って こんなに細かったっけー 僕の手で回っちゃうよ」と、その時、彼女は咄嗟に足を引くようして・・本能的に、警戒していたみたいだった。なにか 触れられると極端に・・・瞬間 怯えていたような―・・・。それでも
「あったり前ヤン か弱い女の子やでー ゴリラみたいなんやったら シュウも嫌やろー?」
「そうかもな それじゃー 無理して走ったら、だめだよ 今日は、送って行くから・・ ゆっくり 歩いてナ」
「ウン おんぶしてくれるの?」
「バカ 甘えるナ!」
「うふっ 残念」
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