その小さな女の子のことが気になってしまったんだが、どう接していけばいいんだろう

すんのはじめ

文字の大きさ
30 / 69
第7章

7-5 ななの 初ゴール

しおりを挟む
 それから3週間後、又、ななの達の試合があって、1対1の引き分けだったそうだ。だけど、待望の初めての得点が入ったというので、帰ってきた彼女達は明るかった。

「良かったなー ななの 点が入ったんだってな」

「ウン ゴール前でね 私 ボールに足伸ばすようにしたら、あたって入っちゃったー」

「ななのが入れたのか? すごいじゃん」

「ふふっ たまたま だよ」

「でも たまたまが重なって そのうち 狙って入るようになるよ」

「なんか 私等 すごく うまくなった気がするよ でも 向こうは主力メンバーじゃぁないんだけどネ」

「そうか でも 徐々にな」

「なぁ シュウは初恋っていつ?」

「なんだよ いきなり ・・・よく わからないけど 小学校の時かな」

「ふーん どんな子?」

「そうだなぁー 雰囲気はななのに似ているかもしれない 隣の席でな 転校生 だけど1年ほどで また 転校して行ってしまった 最後の時、手紙書くからネって言っていたけど 結局 こなかった」

「そうかー 私に似てるのかぁー その子 どうしたんだろうネ 転校してったとこで、好きな子ができたのカナ」

「ななの そ~いう風に 他人の夢を壊すようなことを言うのって 性格悪いぞー」

「そーじゃぁないよ! ひがんでるの! その子のこと」

「なんも ひがむこと無いじゃぁないか ななのは 今 僕とここに居るじゃあないか」

「そーだね 恋人に届かない ななのちゃんがね」

 ― ― ― * * * ― ― ―

 その年の梅雨も明けて、夏になっていた。そして、しばらく暑い日が続いていた。そして、ななのちゃんは学期末テストが近いからと、サッカーの練習もなくて、土日は僕のところに朝から来て勉強していた。

 エアコンを点けなさいと言うのだが、彼女は大丈夫 これっ位 それに水シャワー浴びるからと 言うことをきかなかったのだ。でも、僕が帰って部屋に入ると むーっとしていたのだが・・。彼女は、カップキャミソールにジョギング用のピンクのショートパンツ姿でテーブルに向かっているのだ。髪の毛もまとめて、上にあげるようにしていた。その姿が、僕にとっては刺激的なのだ。それに、何のために僕のところに来ているのか、僕には理解出来なくなっていたのだ。

「なぁ ななの そんな恰好じゃあ かえって身体 冷やすだろー」

「そんなことないよ ちょうど良いんだぁ」と、僕の眼なんかおかまいなしだった。

「なぁ シュウ 今日は 冷やしうどんで良い? 豚肉の天ぷら 薄切りネ あんまり油 使うともったいないからネ」

「あぁ いいよ 早めに食べるから ななのも食って行けよ」

「うーん だめ シュウの分しか買ってないものー 一緒に、食べて行きたいけどなぁー 明日は、そのつもりするネ」

 そんなことがあって、ななのちゃんは夏休みに入っていた。すると、毎日のように僕のところに来ていた。時々はあの公園で絵を描いているようなのだが・・

「ななの なんで、僕のところに来るんだい?  いゃ ダメって言ってるんじゃあ無いけど・・」

「・・・理由は2つ 一つ目は、私んところは、女のふたり暮らしでしょ それを知っている人からしたら、私がひとりで居るってわかると・・襲われるかも知れへんし、不用心でしょ シュウのとこだと、独身の男って周りも思ってるから 安心でしょ 二つ目 シュウのところに、他の女の形跡がないか調べるため 以上 わかったぁー」

「あっ あぁー わかったよ ただ 二つ目の女の形跡ってなんだよー そんなのなー ななののんしかないよ」

「そんなのわかんない 職場の女の人も居るしー ここの隣ッて 若い女の人なんだよ 美人だよ! 知らないのー」

「えっ 知らなかった 美人なのか? いや つばきちゃんとは、仕事先だけの付き合いで・・」

「ふーん つばき・・ちゃん ねぇー いつの間に・・」

「あのさー 親しくなれば ちゃんって呼ぶだろー」

「へぇー 親しくねぇー」

「もう 勘弁してくれよー 僕は 今のところ、ななのしか眼に入んないよッ」

「ふふっ よーし だけど、今のところだけじゃぁないようにネ 私 頑張るからネ」と、まとめた髪の毛を両手でもっと持ち上げるようにして、胸を突き出すようにしてきて

「どう? 私ってきれい? 色気感じる?」

「バカ あぁ感じるよ! もう やめろって! わかったからー」と、僕は、ななのちゃんの頭をコツンとしていた。    
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。

ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。 真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。 引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。 偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。 ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。 優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。 大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

母の下着 タンスと洗濯籠の秘密

MisakiNonagase
青春
この物語は、思春期という複雑で繊細な時期を生きる少年の内面と、彼を取り巻く家族の静かなる絆を描いた作品です。 颯真(そうま)という一人の高校生の、ある「秘密」を通して、私たちは成長の過程で誰もが抱くかもしれない戸惑い、罪悪感、そしてそれらを包み込む家族の無言の理解に触れます。 物語は、現在の颯真と恋人・彩花との関係から、中学時代にさかのぼる形で展開されます。そこで明らかになるのは、彼がかつて母親の下着に対して抱いた抑えがたい好奇心と、それに伴う一連の行為です。それは彼自身が「歪んだ」と感じる過去の断片であり、深い恥ずかしさと自己嫌悪を伴う記憶です。 しかし、この物語の核心は、単なる過去の告白にはありません。むしろ、その行為に「気づいていたはず」の母親が、なぜ一言も問い詰めず、誰にも告げず、ただ静かに見守り続けたのか——という問いにこそあります。そこには、親子という関係を超えた、深い人間理解と、言葉にされない優しさが横たわっています。 センシティブな題材を、露骨な描写や扇情的な表現に頼ることなく、あくまで颯真の内省的な視点から丁寧に紡ぎ出しています。読者は、主人公の痛みと恥ずかしさを共有しながら、同時に、彼を破綻から救った「沈黙の救済」の重みと温かさを感じ取ることでしょう。 これは、一つの過ちと、その赦しについての物語です。また、成長とは時に恥ずかしい過去を背負いながら、他者の無償の寛容さによって初めて前を向けるようになる過程であること、そして家族の愛が最も深く現れるのは、時に何も言わない瞬間であることを、静かにしかし確かに伝える物語です。 どうか、登場人物たちの静かなる心の襞に寄り添いながら、ページをめくってください。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

真面目な女性教師が眼鏡を掛けて誘惑してきた

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
仲良くしていた女性達が俺にだけ見せてくれた最も可愛い瞬間のほっこり実話です

とある男の包〇治療体験記

moz34
エッセイ・ノンフィクション
手術の体験記

ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話

桜井正宗@オートスキル第1巻発売中
青春
 ――結婚しています!  それは二人だけの秘密。  高校二年の遙と遥は結婚した。  近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。  キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。  ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。 *結婚要素あり *ヤンデレ要素あり

処理中です...