その小さな女の子のことが気になってしまったんだが、どう接していけばいいんだろう

すんのはじめ

文字の大きさ
31 / 69
第7章

7-6

しおりを挟む
 僕の仕事休みの日には、困ったものだった。朝からななのちゃんが来て、おちおち寝ていられなかった。突然、自分で鍵を開けて、元気良く部屋に入って来て、僕がまだベッドでウダウダしているのに、平気で僕に被さって乗っかってきて

「シュウ まだ 寝ているのー きのこ 生えてきちゃうよー」と、タオルケットをはがしてくるのだ。

 ななのちゃんが勉強している間は、僕も仕方なくて、本とかを読んで過ごしているのだ。その日は、お昼近くなると、ななのちゃんは、家からおにぎりを作ってきたからと、それとは別にお昼に焼きそばとかを作ってくれた。おにぎりの中は大根の葉を炒めて、すこし、ピリ辛いのもの。この子はいつも、安上がりでおいしいものを作ってくれる。

「うまいなぁー ななの の作るものは、何でも おいしい」

「そう 良かった 私 小さい頃からお料理してるから 自信はあるんだぁー だから、良いお嫁さんになれるよネ」

 僕は、聞こえなかったふりをしていると、ななのちゃんは風呂に入っていく様子で着替えを持っていた。水シャワーを浴びるのが日課みたいなのだ。

「シャワーするね シュウも一緒にする?」

「バッ バカ言うんじゃぁないよ ななの そんなつもり無いのにー からかってんのかー」

「うふっ つもり無いことないけどねー やっぱりネ」と、言いながら、風呂に向かって行った。 

 出てくると、やっぱり、カップキャミソールにジョギングのパンツ姿で

「あー すっきり した シュウもシャワーすれば良いのにー」

「あぁ そーすっかな ななのの匂いが残ってるかなー」

「バッカぁー 変態!」

 なんなんだよー と、思いながら、僕が頭を拭きながら出てくると

「シュウ 明日の仕事終わったら、ウチに来てよー お母さんがタコもらったんでー たこ焼きパーティーすっから お母さんも来てもらいなさいって 明石のタコだよ」

「ほぉー たこ焼きかぁー ビールうまそー」

「ウン 私 タコの煮つけも作っとくからネ」

「へぇー ななのはそんなのも作れるんだー」

「初めてよー あとは 食べてみてからのお楽しみネ」 


 次の日、ななのちゃんチに行くと、最初にドァを開けてくれたのは、お母さんで、タンクトップにハーフパンツだった。いきなりなので、僕は少し戸惑ったというか、あんまり見ないようにしていた。今日は長い髪の毛をまとめてなくって、奥に居たななのちゃんと見間違うほど若いのだ。それに、ななのちゃんより、白い足も長く見えて胸だって、そんなに大き目でも無いのだがぷっくりと・・・。

「シュウ・・・さん ・・タコ 柔らかくできたよ」と、座るとななのちゃんが小鉢に入れたのを出してくれた。

「あっ ありがとう おいしそうだね」

「おいしそうじゃぁなくって おいしいの!」

「この子 昨日 ずぅーと お鍋の蓋をみつめて作ってたのよ でもね 北番さんが来るまで食べちゃーダメって 私も 今 初めてなの」

「そーなんですか ふーん じゃぁ 有難くいただきます」と、食べてみると、甘辛さが丁度良く、なんといっても柔らかかった。

「ウン おいしいよ ななのちゃん」

「でしょー スーパーの魚屋さんに教えてもらったの 炭酸使って、じっくりと火を入れて行くんだ 味付けは後からネって」

「そーなんだ おいしいよ だからといって ななのちゃんは やっぱり天才カナ」

「うふふっ 今日は ビール飲んでネ 大切りタコ焼き」

 と、僕とお母さんはビールを飲み出したけど、お母さんのブラジャーのブルーの肩紐がずれて見えてしまっていて・・・それに、ななのちゃんもフレンチ袖のTシャツなんだろうけど、多分、下には何にも着ていないようだった。僕には、女兄妹も居なかった僕には刺激的すぎて、ある意味 拷問に近いと感じながら・・・一生懸命にタコ焼きをひっくり返しているななのちゃんの手元を見ていた。

「北番さん この子 本当にあなたのこと慕っててね いつも勉強見てもらってて 私も感謝してるのー 1学期の成績表も 音楽を除いてはやっぱり、全部5だったの だけど・・・英語はリョウちゃんは100点だったけど この子96点だって 悔しがっていたのよ」

「お母さん そんなこと言わないでよー 次は、きっと 私も100点取るわ」

「ななのちゃん すごいじゃぁないか 1年の時からずーとだろう 頑張ってるよ」

「ダメ!  だって リョウは学校で卓球部にも入ってるんだよー なのに・・私 追いつかない だから もっと 努力しなきゃー」

「だけど 君は 料理も上手だし 家事のこともやってるんだろー 絵も上手だ 充分 努力していると思うよ このタコがはみ出しているタコ焼きもうまい」

「うー もぉー ショウガとねぎを入れたからはみだしたのよーぉ」

「これは これで おいしいよ」

 お母さんはしきりにビールを勧めてきてくれて、自分でもそれなりに飲んでいた。

「ちょっとー お母さん! シュウ・・・さんにビール継ぐのは・・私」

「だめよ ななのは まだ 子供なんだから そんなことは出来ないわよ」

「うー だってー なんか お母さんと距離が近すぎるんだものー」
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。

ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。 真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。 引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。 偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。 ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。 優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。 大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

母の下着 タンスと洗濯籠の秘密

MisakiNonagase
青春
この物語は、思春期という複雑で繊細な時期を生きる少年の内面と、彼を取り巻く家族の静かなる絆を描いた作品です。 颯真(そうま)という一人の高校生の、ある「秘密」を通して、私たちは成長の過程で誰もが抱くかもしれない戸惑い、罪悪感、そしてそれらを包み込む家族の無言の理解に触れます。 物語は、現在の颯真と恋人・彩花との関係から、中学時代にさかのぼる形で展開されます。そこで明らかになるのは、彼がかつて母親の下着に対して抱いた抑えがたい好奇心と、それに伴う一連の行為です。それは彼自身が「歪んだ」と感じる過去の断片であり、深い恥ずかしさと自己嫌悪を伴う記憶です。 しかし、この物語の核心は、単なる過去の告白にはありません。むしろ、その行為に「気づいていたはず」の母親が、なぜ一言も問い詰めず、誰にも告げず、ただ静かに見守り続けたのか——という問いにこそあります。そこには、親子という関係を超えた、深い人間理解と、言葉にされない優しさが横たわっています。 センシティブな題材を、露骨な描写や扇情的な表現に頼ることなく、あくまで颯真の内省的な視点から丁寧に紡ぎ出しています。読者は、主人公の痛みと恥ずかしさを共有しながら、同時に、彼を破綻から救った「沈黙の救済」の重みと温かさを感じ取ることでしょう。 これは、一つの過ちと、その赦しについての物語です。また、成長とは時に恥ずかしい過去を背負いながら、他者の無償の寛容さによって初めて前を向けるようになる過程であること、そして家族の愛が最も深く現れるのは、時に何も言わない瞬間であることを、静かにしかし確かに伝える物語です。 どうか、登場人物たちの静かなる心の襞に寄り添いながら、ページをめくってください。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

真面目な女性教師が眼鏡を掛けて誘惑してきた

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
仲良くしていた女性達が俺にだけ見せてくれた最も可愛い瞬間のほっこり実話です

とある男の包〇治療体験記

moz34
エッセイ・ノンフィクション
手術の体験記

ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話

桜井正宗@オートスキル第1巻発売中
青春
 ――結婚しています!  それは二人だけの秘密。  高校二年の遙と遥は結婚した。  近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。  キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。  ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。 *結婚要素あり *ヤンデレ要素あり

処理中です...