32 / 69
第8章
8-1
しおりを挟む
今年も、実家の地域の夏祭りの季節がやってくるので、僕はななのちゃんに聞いてみた。それに、実家からも連れておいでと言われていたのだ。
「今年は どうする? ななのを連れておいでよって言ってるけど」
「うん 行きたい 花火も見たいしネ」
「そうか じゃー 今年は、敦賀の海に泳ぎに行くかー」
「・・・私ネ 水着も持ってへんしー 海水浴はええわ」
「そうか 水着ぐらい買えばいいじゃない? 中学のんもあるんだろう? 海は気持ちいいぞー」
「うん あるけどなー あんなー 私 前に話したことあるやろー 小学校の時、お母さんと海に行った時、一緒に行った男の人に身体触られたってー 思い出すと嫌やねん シュウだったら、かめへんわーって思うよー でも、ふと 思い出したりしたら・・」
「そうか 悪い 思い出させてしまったな ごめん じゃあ 祭りだけにしよう その代わり、車借りて、奥琵琶湖の展望台に連れて行ってあげるよ」
「うん それ た・の・し・み 私 上から琵琶湖見たこと無いからー」
「よし そーしよう」
「でも シュウと二人っきりでお泊りしたいなぁー 温泉の露天風呂で・・それでなー 私はシュウに後ろから抱えられて、二人で入るネン」
「あのさー あのー そっそんなこと 中学生の女の子が言うことちゃうやろー」
「ふふっ シュウ 慌ててるぅー ジョーダンよっ 前 ウチに来た時 シュウがお母さんとあんまり仲が良いんだものー 私 本当は、嫉妬してたんよー 取られたりしたら・・ ウチのお母さん 若くて、美人でしょ?」
「そっ そーだね 若い スタイルも良いね」
「ほらぁー どこ見てんのよーって お母さんもシュウのこと きっと 好きなんだよ」
「まぁ それは・・ ななのの友達だからって・・ なぁ お母さんって 幾つ?」
「ウン 私を二十歳の時 生んだって言ってたから・・33かな」
「ふーん やっぱり若いんだー 僕と10歳しか離れてない それに、僕とななのも 10歳なんだ」
「そーだね ねぇ シュウはお母さんのこと 女性の対象って見てる?」
「何を聞くんだよー そんなこと無いよー ななののお母さんってだけ 確かに魅力的だけど・・」
「ふーん 怪しいなぁー 私 お母さんが大好きなんだけどー シュウは私のほうが優先権があるんだからネ」
と、髪の毛を耳の後ろに掻き上げる女のしぐさをして、窓の外を見ながら、独り言のように呟いていた。
「今年は どうする? ななのを連れておいでよって言ってるけど」
「うん 行きたい 花火も見たいしネ」
「そうか じゃー 今年は、敦賀の海に泳ぎに行くかー」
「・・・私ネ 水着も持ってへんしー 海水浴はええわ」
「そうか 水着ぐらい買えばいいじゃない? 中学のんもあるんだろう? 海は気持ちいいぞー」
「うん あるけどなー あんなー 私 前に話したことあるやろー 小学校の時、お母さんと海に行った時、一緒に行った男の人に身体触られたってー 思い出すと嫌やねん シュウだったら、かめへんわーって思うよー でも、ふと 思い出したりしたら・・」
「そうか 悪い 思い出させてしまったな ごめん じゃあ 祭りだけにしよう その代わり、車借りて、奥琵琶湖の展望台に連れて行ってあげるよ」
「うん それ た・の・し・み 私 上から琵琶湖見たこと無いからー」
「よし そーしよう」
「でも シュウと二人っきりでお泊りしたいなぁー 温泉の露天風呂で・・それでなー 私はシュウに後ろから抱えられて、二人で入るネン」
「あのさー あのー そっそんなこと 中学生の女の子が言うことちゃうやろー」
「ふふっ シュウ 慌ててるぅー ジョーダンよっ 前 ウチに来た時 シュウがお母さんとあんまり仲が良いんだものー 私 本当は、嫉妬してたんよー 取られたりしたら・・ ウチのお母さん 若くて、美人でしょ?」
「そっ そーだね 若い スタイルも良いね」
「ほらぁー どこ見てんのよーって お母さんもシュウのこと きっと 好きなんだよ」
「まぁ それは・・ ななのの友達だからって・・ なぁ お母さんって 幾つ?」
「ウン 私を二十歳の時 生んだって言ってたから・・33かな」
「ふーん やっぱり若いんだー 僕と10歳しか離れてない それに、僕とななのも 10歳なんだ」
「そーだね ねぇ シュウはお母さんのこと 女性の対象って見てる?」
「何を聞くんだよー そんなこと無いよー ななののお母さんってだけ 確かに魅力的だけど・・」
「ふーん 怪しいなぁー 私 お母さんが大好きなんだけどー シュウは私のほうが優先権があるんだからネ」
と、髪の毛を耳の後ろに掻き上げる女のしぐさをして、窓の外を見ながら、独り言のように呟いていた。
10
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
母の下着 タンスと洗濯籠の秘密
MisakiNonagase
青春
この物語は、思春期という複雑で繊細な時期を生きる少年の内面と、彼を取り巻く家族の静かなる絆を描いた作品です。
颯真(そうま)という一人の高校生の、ある「秘密」を通して、私たちは成長の過程で誰もが抱くかもしれない戸惑い、罪悪感、そしてそれらを包み込む家族の無言の理解に触れます。
物語は、現在の颯真と恋人・彩花との関係から、中学時代にさかのぼる形で展開されます。そこで明らかになるのは、彼がかつて母親の下着に対して抱いた抑えがたい好奇心と、それに伴う一連の行為です。それは彼自身が「歪んだ」と感じる過去の断片であり、深い恥ずかしさと自己嫌悪を伴う記憶です。
しかし、この物語の核心は、単なる過去の告白にはありません。むしろ、その行為に「気づいていたはず」の母親が、なぜ一言も問い詰めず、誰にも告げず、ただ静かに見守り続けたのか——という問いにこそあります。そこには、親子という関係を超えた、深い人間理解と、言葉にされない優しさが横たわっています。
センシティブな題材を、露骨な描写や扇情的な表現に頼ることなく、あくまで颯真の内省的な視点から丁寧に紡ぎ出しています。読者は、主人公の痛みと恥ずかしさを共有しながら、同時に、彼を破綻から救った「沈黙の救済」の重みと温かさを感じ取ることでしょう。
これは、一つの過ちと、その赦しについての物語です。また、成長とは時に恥ずかしい過去を背負いながら、他者の無償の寛容さによって初めて前を向けるようになる過程であること、そして家族の愛が最も深く現れるのは、時に何も言わない瞬間であることを、静かにしかし確かに伝える物語です。
どうか、登場人物たちの静かなる心の襞に寄り添いながら、ページをめくってください。
二重のカーテン (スカートの下の黒い意志)
MisakiNonagase
青春
洗濯物の隙間に隠したのは、母としての祈りと、娘のプライド。
かつて、女子高生という生き物はもっと無防備で、自由だった。
44歳の主婦、愛子が朝のベランダで手にするのは、娘たちが毎日履き替える漆黒のオーバーパンツ、通称「黒パン」。それは、令和を生きる娘たちが自らの尊厳を守るために身に着ける、鉄壁の「鎧」だった。
小学校時代のママ友たちとのランチ会。そこで語られるのは、ブルセラショップに下着を売っていた奔放な50代、無防備なまま凛と歩くしかなかった40代、そして「見せないこと」に命を懸ける10代の、あまりに深い断絶。さらには、階段で石像のように固まる父、生徒の背後に立たないよう神経を削る教師……。
一枚の黒い布を通して浮き彫りになる、現代社会の歪さと、その根底にある不器用なまでの「優しさ」。
ベランダに干された黒いカーテンの向こう側に、あなたは何を見ますか?
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる