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第5章
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4月になって、ひとりの女の子を雇っていた。私達と同じ美容学校を出た子で、篠原栞奈《しのはらかんな》ちゃん。実家が大津なので、菜美は同じマンションに住まわせていたのだ。お陰で私も、時間的に余裕も出来ていた。
そして、その子も仕事にも慣れてきた6月頃
「真美 どうなの ちゃんと旦那のことも構っているの?」
「うん ちゃんとやってるよ」
「夜も 愛し合っている?」
「えー なんてことを・・・ そんなこと・・・ 心配しないでぇー」
「そう だったら良いんだけどーネ あのね 真美に心配かけるんじゃぁないんだけど・・・ 昨日ね 私 時々行く近くのスナックで飲んでいたらね タテと篠原さざゑ 覚えてる? 居酒屋の・・・」
「うん 知ってるよ」
「二人で入って来てさー 12時頃だったから あっちの店を閉めた後なのかしら・・・彼女タテの腕なんか組んでさー そんな雰囲気なのよ! タテもバツが悪かったのか、早々に出てったけどネ 昨日 あいつ 帰り遅かったでしょう?」
「う~ん 私寝てしまっていたから…・・・」 本当は、帰ってきたのは明け方の4時に近かったのだ。
「真美 しっかりしなさいよ! あんな あばずれみたいな女に取られてしまうよ!」
確かに、あれから 彼に求められたのは、数回なのだ。それに、前みたいに濃厚なもので無く、私には、あっさりとしたものだったのだ。愛欲というより、性欲の捌け口みたいに・・・子供が出来るとこんなものなのかなーと思っていたのだけど。もしかすると、あの人と楽しんでいたのかも・・・。
でも、私にはどうしたらいいのかもわからなかった。誰にも、相談出来ないし、菜美にも・・・。彼が私と礎良のもとに戻ってきてくれるのを待つしかなくて、 私が悪いのよねと 思うことにしていた。
彼も早く帰ってきた時には、礎良を抱き上げて、あやしてくれたりもしていた。そんな風で、あれから菜美も彼の話をしてくることも無かったのだ。だけど、彼のシャツを洗う時、時々 私も使っていない香水の匂いがするのを感じていたのだ。
そのまま、その年の大晦日も成人式の一大行事も無事 済ませて、礎良が1歳になった時、保育園で預かってもらうようになって、私は仕事の時間も増えていたので、お母さんから着物の着付けを習うようにしていたのだ。栞奈ちゃんも、一応一人前になったので、自分で部屋を借りると菜美の部屋から独立していた。
そして、4月頃から、どうも 時々なんだけども、タテが菜美と栞奈ちゃんを誘って居酒屋なんかに行っているみたいなのだ。タテの会社の若い男の人も一緒だというんだけど、私は穏やかでなかった。はっきりと問うのも怖かったのだ。今の、平穏な生活に波風を立てたく無かった。
そして、その子も仕事にも慣れてきた6月頃
「真美 どうなの ちゃんと旦那のことも構っているの?」
「うん ちゃんとやってるよ」
「夜も 愛し合っている?」
「えー なんてことを・・・ そんなこと・・・ 心配しないでぇー」
「そう だったら良いんだけどーネ あのね 真美に心配かけるんじゃぁないんだけど・・・ 昨日ね 私 時々行く近くのスナックで飲んでいたらね タテと篠原さざゑ 覚えてる? 居酒屋の・・・」
「うん 知ってるよ」
「二人で入って来てさー 12時頃だったから あっちの店を閉めた後なのかしら・・・彼女タテの腕なんか組んでさー そんな雰囲気なのよ! タテもバツが悪かったのか、早々に出てったけどネ 昨日 あいつ 帰り遅かったでしょう?」
「う~ん 私寝てしまっていたから…・・・」 本当は、帰ってきたのは明け方の4時に近かったのだ。
「真美 しっかりしなさいよ! あんな あばずれみたいな女に取られてしまうよ!」
確かに、あれから 彼に求められたのは、数回なのだ。それに、前みたいに濃厚なもので無く、私には、あっさりとしたものだったのだ。愛欲というより、性欲の捌け口みたいに・・・子供が出来るとこんなものなのかなーと思っていたのだけど。もしかすると、あの人と楽しんでいたのかも・・・。
でも、私にはどうしたらいいのかもわからなかった。誰にも、相談出来ないし、菜美にも・・・。彼が私と礎良のもとに戻ってきてくれるのを待つしかなくて、 私が悪いのよねと 思うことにしていた。
彼も早く帰ってきた時には、礎良を抱き上げて、あやしてくれたりもしていた。そんな風で、あれから菜美も彼の話をしてくることも無かったのだ。だけど、彼のシャツを洗う時、時々 私も使っていない香水の匂いがするのを感じていたのだ。
そのまま、その年の大晦日も成人式の一大行事も無事 済ませて、礎良が1歳になった時、保育園で預かってもらうようになって、私は仕事の時間も増えていたので、お母さんから着物の着付けを習うようにしていたのだ。栞奈ちゃんも、一応一人前になったので、自分で部屋を借りると菜美の部屋から独立していた。
そして、4月頃から、どうも 時々なんだけども、タテが菜美と栞奈ちゃんを誘って居酒屋なんかに行っているみたいなのだ。タテの会社の若い男の人も一緒だというんだけど、私は穏やかでなかった。はっきりと問うのも怖かったのだ。今の、平穏な生活に波風を立てたく無かった。
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