10 / 30
第1章
1-10
しおりを挟む
「ねぇ プチ どう思った? あの人」
「どうって すずりちゃん 気にいったんだろう」
「うーん そうかな 優しそうだし、なんか、頼れそうだよね」
「付き合ってみればー 気楽にね」
「そんな まだ、付き合うなんて、言われてないわよ」
「いや あれは・・言われるよ きっと 相当すずりちゃんに気がある」
「ても 良く、知らない人だし・・」
「だから 付き合ってみればって言ってんだよ 本当に、固い娘だよ 少しは、冒険しろよ 俺が付いているよ」
「そうだね でもね 私 石積さんのことも気になってんだよー そんなで、良いのかなって それにね 私 最近、感じるのよ プチって、半分、私の彼氏みたいだなって」
「すずりちゃん! やっぱー おかしいな しっかり、しろよー 俺は、猫の精霊だよ 俺が、すずりちゃんに恋するのは、良いんだけど すずりちゃんは、変な気になるなよー」
「そーだね ただ、いつも一緒だし、見守ってくれているから プチだけだよー 私の裸見たのー」
「いゃ もう、見ないようにしてるって 胸も小さいしー」
「もぉーぉ プチ しばらく、お肉、おあずけね」と、言いながら朝までチッチ(プチ)と一緒に寝てしまった。
クリスマスが近づいて、お父さん宛にビストロ美浜からポストカードが届いていた。クリスマス謝恩ディナーで6時、9時の予約制とあった。
「お父さん コレ行くの?」と、聞いてみた
「いや 行く気ない 騒々しいのは好きじゃないし そんなのは、若い人だけだろう すずり行きたいのか?」
「別に― そういう訳じゃぁ せっかくだからって思ってー」
「会いたいんだったら なずなちゃんでも、誘えば 同じ卒業生なんだから きっと彼もよろこぶよ」
「会いたいって・・そんなんじゃぁ」
お父さんは、微笑みながら、TV見てた。
― ― ― * * * ― ― ―
最近、響先輩から、叱られることが度々あった。パソコンで保存する際に、ファイルを間違ったり、来訪者の名前を覚えられなかったりで、毎日、一回は叱られていた。
「きちっと 教えない私も悪いんだけどね、そろそろ、会社のことを全部切り盛りするつもりでね」と、言われているが、少々、落ち込み気味だった。確かに、ちょっと浮かれていたかなと、反省していた。
そんな時、早坂さんから、ランチのお誘いがあって、会うことになった。ビルの玄関で待ち合わせをして、その日は、ハンバーグのお店に連れて行ってもらった。
「ハンバーグでも良かったかな」
「はい 私 お肉は好きなんです ハンバーグ大好きです」
「良かった 河田さんからね 最近、落ち込んでいるから、元気 つけてあげてって言われてね」
「そんなこと 言ってたんですか 気使わせてしまって すみません」
「それは良いよ 僕も これ幸いと思ったから あなたをもう一度、誘おうかと思っていたから 何かあったの? 落ち込んでいるの?」
「あーぁ 私が悪いんです 一人前の仕事もできなくて・・ 先輩に迷惑かけてしまってばかりで・・」
「あのね 1年足らずで、完璧に仕事出来る人って居ないよ 失敗しても、その次には、繰り返さない、どうやれば、もっと出来るかを考えるのが大切なんだ。それが、新人の努めだよ。そうやって、成長していくんだ。失敗の数だけ成長するって思えば」
「そうなんですかー 私 そのうち 馬鹿な子って、嫌われるんじゃぁ無いかと」
「そんな風に思ってないよ 河田さんは この前も、すずりさんのこと、基本的に仕事はしっかりやっているから、つい、細かいところを叱ってしまうって言っていたよ もっと、オールマイティに出来る人になってほしいんだって」
「そんな風に言ってくれているんですかー うれしいー」
「君の その笑顔は素敵だよ 君にとっては、どうでも良いことなんだろうけど、道を歩いていても、振り返ってみている男が居るのを知っているかい」
「わたし そんなのわかりません」
「だろうね 一緒に歩いている僕は誇らしいけどね すずりさん 今度 夕食に一緒してくれませんか お昼はあんまり時間ないから クリスマスなんかどうだろう」
私、しばらく考えていた、というより、頭の中が真っ白になっていた。
「お願いしますって、返事しろ」とプチの声が聞こえた。
「私なんかでよければ、お願いします」と、頭をさげた。
「良かった 嬉しいな どこか、予約しておくよ 楽しみだなー でも、誰かの声が聞こえたような気がしたけど、空耳かな」
― ― ― * * * ― ― ―
23日はビストロ美浜になずなちゃんを誘って行くことにした。次の日は早坂さんから、ディナーに誘われている。少し、複雑な気持ちになっていたが・・。
なずなちゃんとは、うちの近くの駅で待ち合わせしていた。私も、一度帰って、ワンピースに着替えて、少し濃いめのメイクで出掛けた。なずなちゃんも同じように着飾ってきたみたい。
9時からの部に予約しておいたんだけど、お店に入ると、私達はカウンターの真ん中の席に案内され、オーナーの石積さんは
「ありがとうございます 久し振りですもんね お待ちしてました。今日は、お友達とご一緒ですか」
「ハイ なんとなく、入りずらくて・・ 今日は、中学からの親友と一緒 よろしくね」
「存じております なんせ 学年で1.2を争っていたいた二人ですからね 確か、山上なずなさんですよね いつも、すずりさんと、一緒で・・」
「えー 石積先輩ですよねぇー 私の名前を‥うれしいー。まさか すずりから、そんなこと聞いてなかったわ」と、なずなは、感激していた。
「ごめんね びっくりさせようと思って・・」
「先輩って、私たちのあこがれだったんですよ 恰好よくて・・」
「あー そうだったんですか ありがとうございます 今日は、楽しんでいってください」と、言いながら、私達に、スパークリングワインを継いでくれた。今日は、カウンターの中にもう一人若い男の人が入っていた。
お店の中は10人ほどで、カップルが多かった。お店の隅でフルートの演奏が始まって、その間にオーナーの特別のお料理が次々に出されて、どれもおいしくて、素晴らしかったんだけど、なずなは石積さんに話しかけたくって、うずうずしていた。私も、そうだったんだけど、忙しそうに動き回っていて・・。出来上がったものを、直ぐに、男の人が配膳していて、なんか機械的。
手が空いて、ようやく石積さんが私たちの前に来てくれた。
「どうでしたか ディナーはご満足いただけましたか」
「えぇ とってもおいしかった どんなレストランより素晴らしいです」と、なずなが、すかさず応えた。
「先輩は ご結婚は?」と、なずなは、思い切ったことを聞いた。
「僕は、独身ですよ まだ、結婚は‥店のことが精一杯で」
「でも、お付き合いされてる方おられるんでしょぅ?」
「いや ずーと居ないですよ 高校の時、ちょっと付き合ったことあったけど、彼女は進学希望でね、自然消滅したよ アハッハー」
「私もすずりもフリーなんです。立候補してもいいですか?」
「僕なんか つまんない男でね デートする暇もないからね 君達みたいに可愛いと、もっと、良い男が現れるよ」
「あっ うまく、ふられちゃった」
「いえ そんなつもりじゃぁ」と、何かを仕込みに離れてしまった。
「なずな ちょっと、攻めすぎだったんじゃぁない?」
私は、ほろ酔い気分で坂道を上っていると
「ご機嫌なんだね 楽しかったみたいだね」
「あらっ プチ 居たんだ」
「うん すずりちゃんが帰って来て、出て行くときからね なずなちゃんは 昔 公園で 可愛いって俺の頭を撫でてくれたんだよなー」
「ふ~ん そんなこと あったっけ?」
「どうって すずりちゃん 気にいったんだろう」
「うーん そうかな 優しそうだし、なんか、頼れそうだよね」
「付き合ってみればー 気楽にね」
「そんな まだ、付き合うなんて、言われてないわよ」
「いや あれは・・言われるよ きっと 相当すずりちゃんに気がある」
「ても 良く、知らない人だし・・」
「だから 付き合ってみればって言ってんだよ 本当に、固い娘だよ 少しは、冒険しろよ 俺が付いているよ」
「そうだね でもね 私 石積さんのことも気になってんだよー そんなで、良いのかなって それにね 私 最近、感じるのよ プチって、半分、私の彼氏みたいだなって」
「すずりちゃん! やっぱー おかしいな しっかり、しろよー 俺は、猫の精霊だよ 俺が、すずりちゃんに恋するのは、良いんだけど すずりちゃんは、変な気になるなよー」
「そーだね ただ、いつも一緒だし、見守ってくれているから プチだけだよー 私の裸見たのー」
「いゃ もう、見ないようにしてるって 胸も小さいしー」
「もぉーぉ プチ しばらく、お肉、おあずけね」と、言いながら朝までチッチ(プチ)と一緒に寝てしまった。
クリスマスが近づいて、お父さん宛にビストロ美浜からポストカードが届いていた。クリスマス謝恩ディナーで6時、9時の予約制とあった。
「お父さん コレ行くの?」と、聞いてみた
「いや 行く気ない 騒々しいのは好きじゃないし そんなのは、若い人だけだろう すずり行きたいのか?」
「別に― そういう訳じゃぁ せっかくだからって思ってー」
「会いたいんだったら なずなちゃんでも、誘えば 同じ卒業生なんだから きっと彼もよろこぶよ」
「会いたいって・・そんなんじゃぁ」
お父さんは、微笑みながら、TV見てた。
― ― ― * * * ― ― ―
最近、響先輩から、叱られることが度々あった。パソコンで保存する際に、ファイルを間違ったり、来訪者の名前を覚えられなかったりで、毎日、一回は叱られていた。
「きちっと 教えない私も悪いんだけどね、そろそろ、会社のことを全部切り盛りするつもりでね」と、言われているが、少々、落ち込み気味だった。確かに、ちょっと浮かれていたかなと、反省していた。
そんな時、早坂さんから、ランチのお誘いがあって、会うことになった。ビルの玄関で待ち合わせをして、その日は、ハンバーグのお店に連れて行ってもらった。
「ハンバーグでも良かったかな」
「はい 私 お肉は好きなんです ハンバーグ大好きです」
「良かった 河田さんからね 最近、落ち込んでいるから、元気 つけてあげてって言われてね」
「そんなこと 言ってたんですか 気使わせてしまって すみません」
「それは良いよ 僕も これ幸いと思ったから あなたをもう一度、誘おうかと思っていたから 何かあったの? 落ち込んでいるの?」
「あーぁ 私が悪いんです 一人前の仕事もできなくて・・ 先輩に迷惑かけてしまってばかりで・・」
「あのね 1年足らずで、完璧に仕事出来る人って居ないよ 失敗しても、その次には、繰り返さない、どうやれば、もっと出来るかを考えるのが大切なんだ。それが、新人の努めだよ。そうやって、成長していくんだ。失敗の数だけ成長するって思えば」
「そうなんですかー 私 そのうち 馬鹿な子って、嫌われるんじゃぁ無いかと」
「そんな風に思ってないよ 河田さんは この前も、すずりさんのこと、基本的に仕事はしっかりやっているから、つい、細かいところを叱ってしまうって言っていたよ もっと、オールマイティに出来る人になってほしいんだって」
「そんな風に言ってくれているんですかー うれしいー」
「君の その笑顔は素敵だよ 君にとっては、どうでも良いことなんだろうけど、道を歩いていても、振り返ってみている男が居るのを知っているかい」
「わたし そんなのわかりません」
「だろうね 一緒に歩いている僕は誇らしいけどね すずりさん 今度 夕食に一緒してくれませんか お昼はあんまり時間ないから クリスマスなんかどうだろう」
私、しばらく考えていた、というより、頭の中が真っ白になっていた。
「お願いしますって、返事しろ」とプチの声が聞こえた。
「私なんかでよければ、お願いします」と、頭をさげた。
「良かった 嬉しいな どこか、予約しておくよ 楽しみだなー でも、誰かの声が聞こえたような気がしたけど、空耳かな」
― ― ― * * * ― ― ―
23日はビストロ美浜になずなちゃんを誘って行くことにした。次の日は早坂さんから、ディナーに誘われている。少し、複雑な気持ちになっていたが・・。
なずなちゃんとは、うちの近くの駅で待ち合わせしていた。私も、一度帰って、ワンピースに着替えて、少し濃いめのメイクで出掛けた。なずなちゃんも同じように着飾ってきたみたい。
9時からの部に予約しておいたんだけど、お店に入ると、私達はカウンターの真ん中の席に案内され、オーナーの石積さんは
「ありがとうございます 久し振りですもんね お待ちしてました。今日は、お友達とご一緒ですか」
「ハイ なんとなく、入りずらくて・・ 今日は、中学からの親友と一緒 よろしくね」
「存じております なんせ 学年で1.2を争っていたいた二人ですからね 確か、山上なずなさんですよね いつも、すずりさんと、一緒で・・」
「えー 石積先輩ですよねぇー 私の名前を‥うれしいー。まさか すずりから、そんなこと聞いてなかったわ」と、なずなは、感激していた。
「ごめんね びっくりさせようと思って・・」
「先輩って、私たちのあこがれだったんですよ 恰好よくて・・」
「あー そうだったんですか ありがとうございます 今日は、楽しんでいってください」と、言いながら、私達に、スパークリングワインを継いでくれた。今日は、カウンターの中にもう一人若い男の人が入っていた。
お店の中は10人ほどで、カップルが多かった。お店の隅でフルートの演奏が始まって、その間にオーナーの特別のお料理が次々に出されて、どれもおいしくて、素晴らしかったんだけど、なずなは石積さんに話しかけたくって、うずうずしていた。私も、そうだったんだけど、忙しそうに動き回っていて・・。出来上がったものを、直ぐに、男の人が配膳していて、なんか機械的。
手が空いて、ようやく石積さんが私たちの前に来てくれた。
「どうでしたか ディナーはご満足いただけましたか」
「えぇ とってもおいしかった どんなレストランより素晴らしいです」と、なずなが、すかさず応えた。
「先輩は ご結婚は?」と、なずなは、思い切ったことを聞いた。
「僕は、独身ですよ まだ、結婚は‥店のことが精一杯で」
「でも、お付き合いされてる方おられるんでしょぅ?」
「いや ずーと居ないですよ 高校の時、ちょっと付き合ったことあったけど、彼女は進学希望でね、自然消滅したよ アハッハー」
「私もすずりもフリーなんです。立候補してもいいですか?」
「僕なんか つまんない男でね デートする暇もないからね 君達みたいに可愛いと、もっと、良い男が現れるよ」
「あっ うまく、ふられちゃった」
「いえ そんなつもりじゃぁ」と、何かを仕込みに離れてしまった。
「なずな ちょっと、攻めすぎだったんじゃぁない?」
私は、ほろ酔い気分で坂道を上っていると
「ご機嫌なんだね 楽しかったみたいだね」
「あらっ プチ 居たんだ」
「うん すずりちゃんが帰って来て、出て行くときからね なずなちゃんは 昔 公園で 可愛いって俺の頭を撫でてくれたんだよなー」
「ふ~ん そんなこと あったっけ?」
10
あなたにおすすめの小説
遡ったのは君だけじゃない。離縁状を置いて出ていった妻ーー始まりは、そこからだった。
沼野 花
恋愛
夫と子供たちに、選ばれなかったイネス。
すべてを愛人に奪われ、彼女は限界を迎え、屋敷を去る。
だが、その先に待っていたのは、救いではなかった。
イネスを襲った、取り返しのつかない出来事。
変わり果てた現実を前に、
夫はようやく、自分が何を失ったのかを思い知る。
深い後悔と悲しみに苛まれながら、
失ったイネスの心を取り戻そうとする夫。
しかし、彼女の心はすでに、外の世界へと向かっていた。
贖罪を背負いながらもイネスを求め続ける夫。
そして、母の心を知っていく子供たち。
イネスが求める愛とは、
そして、幸せとは――。
熟女愛好家ユウスケの青春(熟女漁り)
MisakiNonagase
恋愛
高校まで勉強一筋で大学デビューをしたユウスケは家庭教師の教え子の母親と不倫交際するが、彼にとって彼女とが初の男女交際。そこでユウスケは自分が熟女好きだと自覚する。それからユウスケは戦略と実戦を重ねて、清潔感と聞き上手を武器にたくさんの熟女と付き合うことになるストーリーです。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。
前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。
ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。
「この家は、もうすぐ潰れます」
家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。
手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。
屈辱と愛情
守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。
裏切りの代償
中岡 始
キャラ文芸
かつて夫と共に立ち上げたベンチャー企業「ネクサスラボ」。奏は結婚を機に経営の第一線を退き、専業主婦として家庭を支えてきた。しかし、平穏だった生活は夫・尚紀の裏切りによって一変する。彼の部下であり不倫相手の優美が、会社を混乱に陥れつつあったのだ。
尚紀の冷たい態度と優美の挑発に苦しむ中、奏は再び経営者としての力を取り戻す決意をする。裏切りの証拠を集め、かつての仲間や信頼できる協力者たちと連携しながら、会社を立て直すための計画を進める奏。だが、それは尚紀と優美の野望を徹底的に打ち砕く覚悟でもあった。
取締役会での対決、揺れる社内外の信頼、そして壊れた夫婦の絆の果てに待つのは――。
自分の誇りと未来を取り戻すため、すべてを賭けて挑む奏の闘い。復讐の果てに見える新たな希望と、繊細な人間ドラマが交錯する物語がここに。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる