私の中にあの猫がいる

すんのはじめ

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第2章

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 正月の2日、3人で初詣に行こうとなって、お母さんが京都でちらし寿司を食べたいというので、八坂神社まで行くことになった。朝から、私は、着物を着せてもらった。

「プチ どうすんの? 一緒に行く?」

「うーん どうするかなぁー 何か、神様の前だと怒られるような あんまり、好ましく思わないだろうな でも、家に居てもつまんないしなー」

「わかったよ サーっとお参りするから 一緒にいこうよー」

 お母さんが、着物で坂道を降りて行くのは、辛いよねって言っていたけど、私は「頑張って歩こー」と、言って、並んでゆっくり駅に向かった。お父さんは、阪急に乗り換えて行くかな 混むけど」やっぱり、車内は混んでて、私、京都まで立ちっぱなし

 「はぐれても、八坂さんの階段で待ち合わせな」と、お父さんが言っていた。確かに、降りてからも、人がいっぱい居て、歩くのも苦労するようだった。

 私は、途中、京の小物を売っているお店とかお菓子屋さんを見たりしていたもんだから、案の定、お父さんの姿は見えなくて、ちょっと先にお母さんの姿。私、小さいカメラ持ってきていたから、お店の窓際に飾ってある焼き物とか、看板を撮っていたから、余計に遅れちゃった。

 信号の向こうに、お父さんとお母さんが待っていてくれた。お母さんは、手を振っているけど、お父さんは着物の女の人ばっか見ていて、私、その姿を撮ってしまった。

 境内に入って、本殿に近づくにつけて、プチがワサワサしているのを感じる。

「プチ 落ち着いてよ 私が守るから」

「なんも 大丈夫だよ 普通だよ」

 と言いながらも、本殿の前でお参りに並んでいると、私の後ろに男の人がついて触りながら、押して来たら、「シャー」とか言いながら、ガードしてくれていた。参拝を終えた後、直ぐに、動けなかった。なんか、脚が言うこときかない。

 私が「プチ プチッ」って呼びかけると、ようやく動けた。

「プチ 今のなんだったのー」

「お前は精霊なのどうしてここに居るんだと、責められて、動けなかったのかなぁー だけど、俺は猫の神様から許しを得て、この子を守るために戻った と返したら 黙ってくれた」

「ふぅーん 複雑なんだね でも、大丈夫だった? 私 縛られたみたいに・・・」

「心配かけてしまってごめんな もう、大丈夫 人間の世界みたいに複雑じゃぁないよ」

 お詣りが終わって、お寿司屋さんに向かう時、お父さんが

「僕は後ろから付いて行くから、店に入る時は、声を掛けてくれよ 又、はぐれないようにな」

 私、お母さんと一緒にお店に入るようにして、髪飾りを買ってもらった。髪の毛を短くしてから、何か淋しかったからだ。目指すお寿司屋さんに着いたけど、混んでて待つようだった。どうするってなったけど、私は「待っても良いよ」と言ったので、しばらく、待つようにしていた。

「すずりちやん あんまり、道を通っている人、見つめるなよー 可愛いから、みんな勘違いして、男なんか、見返してくるやんかー」

「あぁ カップル通ると、どれくらいの仲なんだろうとか、家族連れだとどんなだろうとか、ぼーっと考えていたのよ」

「その ぼーっとしているのが 可愛いから 余計に目立つんだよー」

 ようやく、お店に入れて、みんなでちらしを頼んだ、お母さんは

「もっと前は、穴子がもう少し甘かったような気がするわ」と、言って居たけど、私はおいしかった。

「晩御飯に中途半端ね 三宮でなんか買って行こうか」と、お母さんが言っていたら、

「すずりちゃん 俺のも何か買ってってな」とプチが・・
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