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第10章
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修学旅行が帰って来て、しばらくするとお母さんが
「水澄がお世話になったとこの塾長さんがお店に来てね あのね 入試直前の冬季講習で生徒さんを募集するんだってー」
「ふ~ん いいんじゃぁない 私の後輩なんかも来るんかしらー」
「それでね その説明会を11月にやるんだって その時に水澄ちゃんに 塾の卒業生として 経験談を話してくれないかって」
「はぁー ? ? ? 私 卒業生なの? だって 経験だなんてー 夢中だったからー なんにも覚えてないー 人前で話せるわけ無いやんかー」
「そんなこと言わないでさー あの時 水澄ちゃんを引き受けてくれた義理もあるしー 短期集中で名門に合格して、スポーツでも全国のトップになって、素晴らしい生徒さんなんですよー うちの塾の誇りなんですって 頭下げられてね お母さん 娘に話してみますって言っちゃったのよー 水澄ちゃんのこと すごく褒められて嬉しくってね・・・ そしたら もう 引き受けたみたいになっちゃってー じゃー チラシ作成しますねって帰って行ったの 11月第3日曜日だって」
「お母さん・・・そんなの どうすんのーぉー」
「お願い 水澄ちゃん お母さんの我儘だと思って ネッ お願い」
「もぉぉー お母さん 誰にでも頭下げられると弱いんだからぁーあ」
クラブでは、1年の杉下ひなたと榮莉子をダブルスのペァに仕上げていた。莉子ちゃんは堺から来ていて、小学校の時は、地元の少年少女の卓球クラブでやっていたらしい。だから、仲良しが二色が浜中学校に行ったんだけど、自分は親の勧めもあって太子女学園を選んだと言うことだ。まぁまぁ練習は熱心で、ひなたとも仲が良いので、私もペァを組むことについては賛成していたのだ。
そして、莉子の指導については主に花梨がしていて
「ひなたと莉子は 11月にある東大阪の市民大会に出なさいネ ウチ等も水澄と出て優勝したんだよ」と、強引に決めつけていた。
「ねぇ 水澄先輩 ウチ等 どうしょう 大会なんてー」
「どうしょうって? 普段の練習って思ってればいいんじゃぁない」ひなたは、普段から私を慕って来てくれて、素直で練習も文句も言わずに私の後を追ってきてくれているのだ。私も上手くなってきていると実感していた。私は妹が居ないので、可愛がっていたのだ。
「そーですよ 花梨先輩なんて 命令口調で・・・拒めないじゃぁ無いですかー ウチは・・・ いつも あの人 怖いんですよー たまに、話したかと思うと 言い方きついしー 怒られているみたい」と、莉子も私に言ってきていたが、だけど、普段の練習を見ていると、花梨の無言の圧力にも負けないで、やっているみたいなのだ。この子も確実に動きが良くなってきていて、鋭いスマッシュを放つようになってきている。
花梨はコーチにも相談していたみたいで、彼女達が出るにあたっては、コーチも経験になるんだし いいんじゃぁない と言って反対してなかった。
「花梨 1年の子に 口調きつない?」
「う~ん ウチは もともと こんなんやでー あー 莉子やろー 水澄に告げ口したんか?」
「そーちゃうけど・・・何人かから・・・」
「水澄にゆうとくけどなー 莉子は根性あって負けん気も強いネン あの子は 今はひなたに負けとるけどなー 直ぐに抜かしよる 今の1年の中ではエースになるやろー そやから きつう言うこともある でも ちゃんと向かってくるんやー ひなたやったら泣いてるでー ひなたは水澄で丁度良かったんやー」
「そーなんかなー 莉子も辛いんちゃうかなーって・・・」
「辛いのは 当たり前やー それでも負けへんかったら つよーぉなるネン」と、私の言うことは取り合わなかった。
彼女達の大会の日。私は翔琉を誘って見に行こうと思っていたのだけど、若葉も見に来ると言っていたので、仕方なく若葉と・・・。
中学生以下のダブルスは10チーム程で、ひなた・莉子のペァは何とか勝ち進んで、決勝の相手。二色が浜中学の2年生ペァが出て来ていたのだ。私達が全中の大会で圧倒的に打ち負かしたペァなのだ。試合は向こうのペースで進んで、0-3の完敗だった。
まだ、彼女達は個人戦にもエントリーしていて、準決勝まで残っているのだが、私が励ましに行くと、ひなたが
「水澄せんぱぁーい 負けちゃったぁー」と、目に涙を貯めながらすり寄ってきた。
「そーいう経験も兼て出てるんだからー まぁ 決勝まで来たんだから よく やったわよー でも 切り替えなさい これから、個人戦なんだからネ」
と、励ましたものの、相手は全中まで行っているのだ。レベルが違い過ぎるし、当然の結果だと、私は思っていた。だけど、その準決勝も二色が浜の二人も出ていて、うちの二人は圧倒的に打ち負かされていた。
「まぁ しょうがないわ 相手は2年生だし あなた達はこれからなんよ!」と、しょげている二人に声を掛けていたのだけで、私はあの相手のことを「どうして この大会に出て来る必要があるのよ! 今度 対戦することがあったら あなた達には1点も許さないわよー 立ち直れないぐらいにまでやってやる」と、後輩達可愛さのあまり、道がそれてしまっていた。
月曜日になって、花梨に報告すると
「そーやったかー 甘もう無いなー」
「だけどね 二色が浜のあのペァが出ててね ダブルスは決勝で、個人戦はふたりとも準決勝で・・・歯が立たなかったの ずるいよねー あんな大会に出て来てー」
「そんなことないよー 市民大会で誰でも自由参加やー」
「でも 懐かしいよねー 私等の初めての・・・ あの時は私 何にもわからんかったけど 花梨にリードしてもらって 優勝だったわ」
「そーでもないよ あの時は水澄がおったから優勝出来たんや」
「あのな ウチ等と 今の1年のペァ 何が違うと思う?」
「それは・・・花梨も実力あったしー なんか 私もつられて・・・」
「もっと 違うもんあるねー 二人の連帯感やー ウチ等 チチ揉み合った仲やからちゃうけどなー 気がおうたっていうか コンビネーション抜群やったやんかー ペァ組んで 直ぐやでー」
「あぁー そーやったね あの二色が浜とのダブルスでも途中から めっちゃ うまいこと行った」
「やろー 1年の子等は まだ それが無いねん うもぉーなろうって気があっても お互いがあっち向いてるんやー 何とか せんならん!」
「そーかーぁ さすがやなー 花梨 懐かしいなー 私 あの時の優勝も嬉しかったわー なによりも 花梨と勝ったことが・・・」
「うふっ ウチもやー 初めて、仲間となー オリンピックに行っても 今の状況 ふたりで 懐かしいって言おうな!」
「あんたぁー まだ 夢みたいなこと ゆうてんのん!」
「水澄がお世話になったとこの塾長さんがお店に来てね あのね 入試直前の冬季講習で生徒さんを募集するんだってー」
「ふ~ん いいんじゃぁない 私の後輩なんかも来るんかしらー」
「それでね その説明会を11月にやるんだって その時に水澄ちゃんに 塾の卒業生として 経験談を話してくれないかって」
「はぁー ? ? ? 私 卒業生なの? だって 経験だなんてー 夢中だったからー なんにも覚えてないー 人前で話せるわけ無いやんかー」
「そんなこと言わないでさー あの時 水澄ちゃんを引き受けてくれた義理もあるしー 短期集中で名門に合格して、スポーツでも全国のトップになって、素晴らしい生徒さんなんですよー うちの塾の誇りなんですって 頭下げられてね お母さん 娘に話してみますって言っちゃったのよー 水澄ちゃんのこと すごく褒められて嬉しくってね・・・ そしたら もう 引き受けたみたいになっちゃってー じゃー チラシ作成しますねって帰って行ったの 11月第3日曜日だって」
「お母さん・・・そんなの どうすんのーぉー」
「お願い 水澄ちゃん お母さんの我儘だと思って ネッ お願い」
「もぉぉー お母さん 誰にでも頭下げられると弱いんだからぁーあ」
クラブでは、1年の杉下ひなたと榮莉子をダブルスのペァに仕上げていた。莉子ちゃんは堺から来ていて、小学校の時は、地元の少年少女の卓球クラブでやっていたらしい。だから、仲良しが二色が浜中学校に行ったんだけど、自分は親の勧めもあって太子女学園を選んだと言うことだ。まぁまぁ練習は熱心で、ひなたとも仲が良いので、私もペァを組むことについては賛成していたのだ。
そして、莉子の指導については主に花梨がしていて
「ひなたと莉子は 11月にある東大阪の市民大会に出なさいネ ウチ等も水澄と出て優勝したんだよ」と、強引に決めつけていた。
「ねぇ 水澄先輩 ウチ等 どうしょう 大会なんてー」
「どうしょうって? 普段の練習って思ってればいいんじゃぁない」ひなたは、普段から私を慕って来てくれて、素直で練習も文句も言わずに私の後を追ってきてくれているのだ。私も上手くなってきていると実感していた。私は妹が居ないので、可愛がっていたのだ。
「そーですよ 花梨先輩なんて 命令口調で・・・拒めないじゃぁ無いですかー ウチは・・・ いつも あの人 怖いんですよー たまに、話したかと思うと 言い方きついしー 怒られているみたい」と、莉子も私に言ってきていたが、だけど、普段の練習を見ていると、花梨の無言の圧力にも負けないで、やっているみたいなのだ。この子も確実に動きが良くなってきていて、鋭いスマッシュを放つようになってきている。
花梨はコーチにも相談していたみたいで、彼女達が出るにあたっては、コーチも経験になるんだし いいんじゃぁない と言って反対してなかった。
「花梨 1年の子に 口調きつない?」
「う~ん ウチは もともと こんなんやでー あー 莉子やろー 水澄に告げ口したんか?」
「そーちゃうけど・・・何人かから・・・」
「水澄にゆうとくけどなー 莉子は根性あって負けん気も強いネン あの子は 今はひなたに負けとるけどなー 直ぐに抜かしよる 今の1年の中ではエースになるやろー そやから きつう言うこともある でも ちゃんと向かってくるんやー ひなたやったら泣いてるでー ひなたは水澄で丁度良かったんやー」
「そーなんかなー 莉子も辛いんちゃうかなーって・・・」
「辛いのは 当たり前やー それでも負けへんかったら つよーぉなるネン」と、私の言うことは取り合わなかった。
彼女達の大会の日。私は翔琉を誘って見に行こうと思っていたのだけど、若葉も見に来ると言っていたので、仕方なく若葉と・・・。
中学生以下のダブルスは10チーム程で、ひなた・莉子のペァは何とか勝ち進んで、決勝の相手。二色が浜中学の2年生ペァが出て来ていたのだ。私達が全中の大会で圧倒的に打ち負かしたペァなのだ。試合は向こうのペースで進んで、0-3の完敗だった。
まだ、彼女達は個人戦にもエントリーしていて、準決勝まで残っているのだが、私が励ましに行くと、ひなたが
「水澄せんぱぁーい 負けちゃったぁー」と、目に涙を貯めながらすり寄ってきた。
「そーいう経験も兼て出てるんだからー まぁ 決勝まで来たんだから よく やったわよー でも 切り替えなさい これから、個人戦なんだからネ」
と、励ましたものの、相手は全中まで行っているのだ。レベルが違い過ぎるし、当然の結果だと、私は思っていた。だけど、その準決勝も二色が浜の二人も出ていて、うちの二人は圧倒的に打ち負かされていた。
「まぁ しょうがないわ 相手は2年生だし あなた達はこれからなんよ!」と、しょげている二人に声を掛けていたのだけで、私はあの相手のことを「どうして この大会に出て来る必要があるのよ! 今度 対戦することがあったら あなた達には1点も許さないわよー 立ち直れないぐらいにまでやってやる」と、後輩達可愛さのあまり、道がそれてしまっていた。
月曜日になって、花梨に報告すると
「そーやったかー 甘もう無いなー」
「だけどね 二色が浜のあのペァが出ててね ダブルスは決勝で、個人戦はふたりとも準決勝で・・・歯が立たなかったの ずるいよねー あんな大会に出て来てー」
「そんなことないよー 市民大会で誰でも自由参加やー」
「でも 懐かしいよねー 私等の初めての・・・ あの時は私 何にもわからんかったけど 花梨にリードしてもらって 優勝だったわ」
「そーでもないよ あの時は水澄がおったから優勝出来たんや」
「あのな ウチ等と 今の1年のペァ 何が違うと思う?」
「それは・・・花梨も実力あったしー なんか 私もつられて・・・」
「もっと 違うもんあるねー 二人の連帯感やー ウチ等 チチ揉み合った仲やからちゃうけどなー 気がおうたっていうか コンビネーション抜群やったやんかー ペァ組んで 直ぐやでー」
「あぁー そーやったね あの二色が浜とのダブルスでも途中から めっちゃ うまいこと行った」
「やろー 1年の子等は まだ それが無いねん うもぉーなろうって気があっても お互いがあっち向いてるんやー 何とか せんならん!」
「そーかーぁ さすがやなー 花梨 懐かしいなー 私 あの時の優勝も嬉しかったわー なによりも 花梨と勝ったことが・・・」
「うふっ ウチもやー 初めて、仲間となー オリンピックに行っても 今の状況 ふたりで 懐かしいって言おうな!」
「あんたぁー まだ 夢みたいなこと ゆうてんのん!」
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