私は いじわる 小悪魔が住みついた でも・・

すんのはじめ

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第9章

9-2

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「お母さん お願い 野球のユニフォーム みんなで揃えたいの お願いします 買ってください」私は、とにかくお願いする作戦でいた。

「なによー 又 要るのー 買ってばっかりよねー 真珠 だから、うちは、お金持ちじゃぁないって言ってるじゃないの お母さんだって パートに出て、働いているのよ あなた達が、これから、大学に進むのにどれだけお金 かかるかわからないじゃぁ無い」

「うーん だけどね ウチ等 ユニフォームも無いし 他の学校とか試合も出来ないんだよー だから、みんなで揃えようって・・・」

「真珠 ぜーんぶのお家が、余裕あるって限らないわよ そんなことで、困ってる家もあるんじゃぁ無い? もう一度 話し合えば・・みんなで 本当に必要なのーって お母さんは、女の子にそこまで必要って思ってませんからね 真珠だって 怪我ばっかりで・・ この前もほっぺに擦り傷を作って帰って来て、太腿のあたりも 赤くなっていたんじゃあない?」

「うーん あれは・・ もう 大丈夫だよ」

「大丈夫じゃあないわよ! 体操服だってドロドロでー 何やってきたの!」

「う~ん がんばったからー・・・」

「だからぁー 女の子があんなにドロだらけになってまで、やることなの?」

「お母さん 女の子 女の子って言うけどさー 今や あなたの娘と鈴花は うちの学校のヒーローっていうか 星なんだよ 女子生徒のあこがれって言うかさー」

「なんでー なんで、そんなことになってるのー 自分達で盛り上がってるだけ違うのぉー? 本当なの? 慎也」

「ああ この前の男子対女子の試合でな 女子が対等に試合してな その中で真珠と鈴花が 素晴らしかったんだ みんな見学してたから・・ 真珠なんてな、小さいのに、右に左に動いて 必死に球を追いかけて、その度にみんなから歓声があがってた。俺は 誇らしかったよ。自分の妹なんだと思うとな 真珠が走って飛び込んだりしていたから、太腿も赤くなってしまってんだと思うよ。ほっぺたもホームベースに頭から滑り込んだ時だろうな。でも、女子の2点目だったんだ。2回とも真珠がホームインしたんだよ。お母さんも、そんなとこ、見ていたら、きっと、感動したと思う」

「そっ そうなのー そんなことしてんのー 感動なんて、しないわよー 危ないわよー」

「うん だけど、真珠達は、一生懸命なんだよ 勝つために・・ ウチの野球部は弱いんだけど、それでも男子相手に3:2まで゛やったんだよ まだ、数か月なんだよ きっと必死に練習してるんだよー そんなのを見ているから、今、翠が運動部のみんなに、募金を呼び掛けている。真珠達のユニフォームを揃えるために、少しでも、負担を減らそうとしてるんだ。みんなで、応援しようって。運動部以外の者も募金をしてくれてるよ。学校のみんなが女子部を応援しょうってなっているんだよ。だから、真珠が言って居るのは、まるまるの金額じゃぁないと思うよ。こいつなりに遠慮してんだよ。だから、言う事きいてあげてよ。お母さん 俺からも頼むよ・・試合の最後にね 真珠が自分のところに飛んできたライナーに飛びついたけど、届かなくて、ヒットになってしまって負けたんだ。真珠は、しばらく、泣いていたんだ。口惜しかったんだよ。顔をドロだらけにして 今までの泣き虫の涙じゃあないと思う。野球やっていて、真珠はぐーっと成長してるんだよ。もう、ただの泣き虫じゃあないよ。だから、応援しようよ お母さん」

「わかったわよー 慎也がそこまで言うんならね 真珠の成績も上がっているみたいだしね ご褒美としましょ」

「ありがとう お母さん お兄ちゃんも、素敵ー お兄さーまー」と、甘えるつもりが、涙が・・

「お兄ちゃん 嬉しい時だって 泣いてもいいよねー」

「うん 今度は、女子部が勝って泣けよー」

 その後、私達のチームのユニフォームが出来上がった。男子のと同んなじだけど、右肩には、Girlsの文字がある。そして、PTA OBの有志とスポーツ用品店の主人が、ヘルメットとかプロテクター等の備品を協賛してくれたのだ。

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