49 / 55
第9章
9-1
しおりを挟む
昂君が言っていたように、新学期が始まって直ぐに、末永先生が
「あさって、練習試合 するぞ 男子対女子部 女子部には穣に監督頼んだ」
そして、当日。ギャラリーも多くって、他のクラブの連中とか、校長先生とか数人の先生までも見に来ていた。試合前、穣先輩がチームを集めて
「香澄 いいかー 4回か5回までの気持で思いっきり投げろ 後は、鈴花に代わるからな それと、柚子葉と真珠は とにかく塁に出ること考えろ バンドでもフォァボールでも良いからな 振り回すな 当てていけ フライはダメだぞ 当てて、転がすだけでもいいから いいかー 俺は、主審務めるから、あんまり、試合中は、君達に指示出来ないんだ 途中、途中で彩乃先生を通して伝えるからな とにかく、普段通りやれば、大丈夫だ 自信を持ってな いくぞー」
私達のチームは専攻で 1番 柚子葉 2番 私 3番 鈴花 4番オーカ 5番 美智佳さんだった。1塁審判は末永先生 3塁審判は田中先輩 が立っていた。
そして、柚子葉 粘ったけど、最後、三振だった。私の番 とにかくボールに当てていって、粘って粘ってフォァボールを選んで塁に出た。私 小さいから投げにくかったのかな。次の鈴花 いきなり、3塁線上のファール そして、ボールが二つ続いた後、鈴花が私を見て、何か訴えるように・・
何なのよー と、考え込んでいたら、次の球が投げられた時 「走れ」とあの声が・・私の中の小悪魔だ。まだ、私の中に居たのー 私は、2塁に向かって走り出していた。そうしたら、私の後ろを鈴花が打った球が飛んで行ったような・・「真珠ちゃん 3塁まで走れ」って彩乃先生の叫ぶ声が聞こえて来た。必死で、昂君めがけて、滑り込んでいった。途中で、梶原先輩がボールをカットしていた。鈴花が2塁に向かおうとしていたからだ。我ながら、みごとなエンドランだった。
「いいぞー 真珠」と、昂君もボソッと言ってくれた。でも、次のオーカは当たりそこねで、ショートフライ、その次の美智佳さんは当たりはよかったけど、梶原先輩がかーるくさばいて、私はホームを踏めなかった。
その裏、1番の昂君は初球をはじき返してセンター前に・・。そして、バンドで送られて2塁に。3番の梶原先輩は、打ちそこねて、1塁の後ろのほうに打ち上げて、ファールフライを美智佳さんが追ってアウトに。そして、恭一先輩は初球を簡単に打ち返してレフト横の2塁打。その後は、アウトになったけど、簡単に1点取られてしまった。
2回、3回は両チームとも凡退して、4回 私に先頭で回ってきていた。鈴花が「真珠 出たら、初球バントするから」と。私も初球、打ち返した。ピッチャーに島本先輩の足元に・・クラブではじいてしまって、転がる間にセーフになってしまったのだ。そして、鈴花 打ち合わせ通り 私は2塁へ。そして、オーカ 見事にセンター前に・・私は、必死に走った。そして、初めての得点。その後、美智佳さんもヒットだったけど、後が続かなかった。でも、同点だ。
その裏、先頭の梶原先輩がスコーンとレフトオーバーのホームラン。あっけなく逆転されてしまつた。そして、続く恭一先輩にもレフト横の2塁打。その時、穣先輩がタイムを掛けて、香澄さんのもとへ、そして、鈴花を呼び寄せた。私達、内野も集まっていたけど
「鈴花 いいかー 内角を思い切って攻めろ ただし、低めな わかったな オーカ 合宿で練習したろー みんな、詰まって・・3塁ゴロになるから・・ウチには、最強のサードが居る 鈴花 真珠を信じて投げ込め わかったな お前の球はうちの連中には打てないから」
穣先輩。ウチのこと 最強のサードだって。あんなにいじめられたのに・・。絶対に、全部捕ってやるからな 鈴花 任せとけって。
その後、ボテボテのサードゴロが2本。恭一先輩も進めなかった。そして、三振。5回もそんな調子で私のところにゴロばっかり飛んできていた。たまには、いい当たりもあったけど、私は平気だった。昂君は、予想していたのだろう。狙ったようにセンターの前にヒットを打ってたけど。
6回の表、先頭の私。くらいついていって、何とかセンター前に・・だけどセンターが突っ込みすぎて逸らした。その間に、2塁まで行けてしまったのだ。鈴花ちゃんは、今度は、私に向かって、こぶしを上げて「真珠 おー」と、言って居た。わかった、鈴花ちゃんは、又、何かやってくるなと思った。そして、プッシュバンドを1塁方向に・・。私は、3塁に。
「オーカは 絶対に外野まで飛ばしてくるからな 俺が声かけるから、必死に走れよ 滑り込め」と、昂君が小さい声で言ってくれた。そして、「行けっ」と・・私、又、必死で・・頭から滑り込んだ。恭一先輩は私の頭を思いっきり、クラブで・・「セーフ」と、穣先輩の声が・・私の手が先にベースに届いていたんだ。
6回も梶原先輩、恭一先輩に連続でヒットを打たれたけどノーアウト1.2塁のピンチでも鈴花ちゃんは落ち着いていた。どんどん投げ込んで、全部サードゴロ、ライナーだった。7回表、ウチ等は三者凡退で終わったんだけど、その裏、鈴花ちゃんは、二人を三振に取っていた。そして、昂君 又、打ちやがった。レフト、センター間の2塁打。次はショートゴロで打ち取ったと思ったけど、柚子葉 深いところでセーフになってしまった。
内野全員が鈴花ちゃんのところに集まって
「どうする 満塁にする?」と、美智佳さんが
「いや 勝負する 恭一先輩の方が怖い」と、鈴花ちゃんがみんなを見まわして、言った。
そして、2本ファールで追い込んだ後、ぶつかるようなところに2ツボールが続いて、5球目。梶原先輩は身体を開いて・・3塁方向のライナー・・私は、飛びついたんだけど・・クラブの先を・・転んだまま私は、その先を見ていた。3塁線の内側をボールは転々と・・昂君がホームベースを踏んだ。負けた。
「ごめん 鈴花 ウチ 捕れなかった もっと 飛べてたら・・」もう、涙が出ていた。
「なんやー 真珠 泣いてるんか 顔がドロだらけやんかー 練習やんかー 精一杯やったで ウチ等」
「そうよ 真珠 2点とも 真珠がホーム踏んだんやで― えらいよー 一人だけ そんなにユニホーム 泥だらけでー 頑張ってくれたやん」
「惜しかったな でも、良い試合だった。このチームの戦いが出来たじゃないか。もっと、練習重ねたら、いいチームになるぞ」と、穣先輩が、みんなを集めて言ってくれていたら、彩乃先生が校長先生と一緒に来て
「やぁー 感心したよ 4月に職員室で、初めて野球やりたいなんて、ゴネていた生徒たちとは思えないよ まだ、数ヶ月じゃあないか、男子と張り合うなんてな あの時、叫んでた全国も、はったりじゃあ無いっなて気がしたよ。君達、ユニホーム無いんだろう。先生がPTAの後援会とかに声を掛けて、協力してもらうよ。これからも、がんばれ」と、校長先生が、言ってくれた。
私達、手を取り合って、抱き合って、喜んだ。私も、泣いているんだか、嬉しいんだか、くしゃくしゃになって喜んでいた。
「あさって、練習試合 するぞ 男子対女子部 女子部には穣に監督頼んだ」
そして、当日。ギャラリーも多くって、他のクラブの連中とか、校長先生とか数人の先生までも見に来ていた。試合前、穣先輩がチームを集めて
「香澄 いいかー 4回か5回までの気持で思いっきり投げろ 後は、鈴花に代わるからな それと、柚子葉と真珠は とにかく塁に出ること考えろ バンドでもフォァボールでも良いからな 振り回すな 当てていけ フライはダメだぞ 当てて、転がすだけでもいいから いいかー 俺は、主審務めるから、あんまり、試合中は、君達に指示出来ないんだ 途中、途中で彩乃先生を通して伝えるからな とにかく、普段通りやれば、大丈夫だ 自信を持ってな いくぞー」
私達のチームは専攻で 1番 柚子葉 2番 私 3番 鈴花 4番オーカ 5番 美智佳さんだった。1塁審判は末永先生 3塁審判は田中先輩 が立っていた。
そして、柚子葉 粘ったけど、最後、三振だった。私の番 とにかくボールに当てていって、粘って粘ってフォァボールを選んで塁に出た。私 小さいから投げにくかったのかな。次の鈴花 いきなり、3塁線上のファール そして、ボールが二つ続いた後、鈴花が私を見て、何か訴えるように・・
何なのよー と、考え込んでいたら、次の球が投げられた時 「走れ」とあの声が・・私の中の小悪魔だ。まだ、私の中に居たのー 私は、2塁に向かって走り出していた。そうしたら、私の後ろを鈴花が打った球が飛んで行ったような・・「真珠ちゃん 3塁まで走れ」って彩乃先生の叫ぶ声が聞こえて来た。必死で、昂君めがけて、滑り込んでいった。途中で、梶原先輩がボールをカットしていた。鈴花が2塁に向かおうとしていたからだ。我ながら、みごとなエンドランだった。
「いいぞー 真珠」と、昂君もボソッと言ってくれた。でも、次のオーカは当たりそこねで、ショートフライ、その次の美智佳さんは当たりはよかったけど、梶原先輩がかーるくさばいて、私はホームを踏めなかった。
その裏、1番の昂君は初球をはじき返してセンター前に・・。そして、バンドで送られて2塁に。3番の梶原先輩は、打ちそこねて、1塁の後ろのほうに打ち上げて、ファールフライを美智佳さんが追ってアウトに。そして、恭一先輩は初球を簡単に打ち返してレフト横の2塁打。その後は、アウトになったけど、簡単に1点取られてしまった。
2回、3回は両チームとも凡退して、4回 私に先頭で回ってきていた。鈴花が「真珠 出たら、初球バントするから」と。私も初球、打ち返した。ピッチャーに島本先輩の足元に・・クラブではじいてしまって、転がる間にセーフになってしまったのだ。そして、鈴花 打ち合わせ通り 私は2塁へ。そして、オーカ 見事にセンター前に・・私は、必死に走った。そして、初めての得点。その後、美智佳さんもヒットだったけど、後が続かなかった。でも、同点だ。
その裏、先頭の梶原先輩がスコーンとレフトオーバーのホームラン。あっけなく逆転されてしまつた。そして、続く恭一先輩にもレフト横の2塁打。その時、穣先輩がタイムを掛けて、香澄さんのもとへ、そして、鈴花を呼び寄せた。私達、内野も集まっていたけど
「鈴花 いいかー 内角を思い切って攻めろ ただし、低めな わかったな オーカ 合宿で練習したろー みんな、詰まって・・3塁ゴロになるから・・ウチには、最強のサードが居る 鈴花 真珠を信じて投げ込め わかったな お前の球はうちの連中には打てないから」
穣先輩。ウチのこと 最強のサードだって。あんなにいじめられたのに・・。絶対に、全部捕ってやるからな 鈴花 任せとけって。
その後、ボテボテのサードゴロが2本。恭一先輩も進めなかった。そして、三振。5回もそんな調子で私のところにゴロばっかり飛んできていた。たまには、いい当たりもあったけど、私は平気だった。昂君は、予想していたのだろう。狙ったようにセンターの前にヒットを打ってたけど。
6回の表、先頭の私。くらいついていって、何とかセンター前に・・だけどセンターが突っ込みすぎて逸らした。その間に、2塁まで行けてしまったのだ。鈴花ちゃんは、今度は、私に向かって、こぶしを上げて「真珠 おー」と、言って居た。わかった、鈴花ちゃんは、又、何かやってくるなと思った。そして、プッシュバンドを1塁方向に・・。私は、3塁に。
「オーカは 絶対に外野まで飛ばしてくるからな 俺が声かけるから、必死に走れよ 滑り込め」と、昂君が小さい声で言ってくれた。そして、「行けっ」と・・私、又、必死で・・頭から滑り込んだ。恭一先輩は私の頭を思いっきり、クラブで・・「セーフ」と、穣先輩の声が・・私の手が先にベースに届いていたんだ。
6回も梶原先輩、恭一先輩に連続でヒットを打たれたけどノーアウト1.2塁のピンチでも鈴花ちゃんは落ち着いていた。どんどん投げ込んで、全部サードゴロ、ライナーだった。7回表、ウチ等は三者凡退で終わったんだけど、その裏、鈴花ちゃんは、二人を三振に取っていた。そして、昂君 又、打ちやがった。レフト、センター間の2塁打。次はショートゴロで打ち取ったと思ったけど、柚子葉 深いところでセーフになってしまった。
内野全員が鈴花ちゃんのところに集まって
「どうする 満塁にする?」と、美智佳さんが
「いや 勝負する 恭一先輩の方が怖い」と、鈴花ちゃんがみんなを見まわして、言った。
そして、2本ファールで追い込んだ後、ぶつかるようなところに2ツボールが続いて、5球目。梶原先輩は身体を開いて・・3塁方向のライナー・・私は、飛びついたんだけど・・クラブの先を・・転んだまま私は、その先を見ていた。3塁線の内側をボールは転々と・・昂君がホームベースを踏んだ。負けた。
「ごめん 鈴花 ウチ 捕れなかった もっと 飛べてたら・・」もう、涙が出ていた。
「なんやー 真珠 泣いてるんか 顔がドロだらけやんかー 練習やんかー 精一杯やったで ウチ等」
「そうよ 真珠 2点とも 真珠がホーム踏んだんやで― えらいよー 一人だけ そんなにユニホーム 泥だらけでー 頑張ってくれたやん」
「惜しかったな でも、良い試合だった。このチームの戦いが出来たじゃないか。もっと、練習重ねたら、いいチームになるぞ」と、穣先輩が、みんなを集めて言ってくれていたら、彩乃先生が校長先生と一緒に来て
「やぁー 感心したよ 4月に職員室で、初めて野球やりたいなんて、ゴネていた生徒たちとは思えないよ まだ、数ヶ月じゃあないか、男子と張り合うなんてな あの時、叫んでた全国も、はったりじゃあ無いっなて気がしたよ。君達、ユニホーム無いんだろう。先生がPTAの後援会とかに声を掛けて、協力してもらうよ。これからも、がんばれ」と、校長先生が、言ってくれた。
私達、手を取り合って、抱き合って、喜んだ。私も、泣いているんだか、嬉しいんだか、くしゃくしゃになって喜んでいた。
10
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
【完結】幼馴染に裏切られたので協力者を得て復讐(イチャイチャ)しています。
猫都299
青春
坂上明には小学校から高校二年になった現在まで密かに片想いしていた人がいる。幼馴染の岸谷聡だ。親友の内巻晴菜とはそんな事も話せるくらい仲がよかった。そう思っていた。
ある日知った聡と晴菜の関係。
これは明が過去に募らせてしまった愚かなる純愛へ一矢報いる為、協力者と裏切り返す復讐(イチャイチャ)の物語である。
※2024年8月10日に完結しました! 応援ありがとうございました!(2024.8.10追記)
※小説家になろう、カクヨム、Nolaノベルにも投稿しています。
※主人公は常識的によくない事をしようとしていますので気になる方は読まずにブラウザバックをお願い致します。
※「キスの練習相手は〜」「幼馴染に裏切られたので〜」「ダブルラヴァーズ〜」「やり直しの人生では〜」等は同じ地方都市が舞台です。関連した人物も、たまに登場します。(2024.12.2追記)
※番外編追加中・更新は不定期です。(2025.1.30追記)←番外編も完結しました!(2025.9.11追記)
※【修正版】をベリーズカフェに投稿しています。Nolaノベルでは全話限定公開・修正中です。(2025.10.29追記)
煙草屋さんと小説家
男鹿七海
キャラ文芸
※プラトニックな関係のBL要素を含む日常ものです。
商店街の片隅にある小さな煙草屋を営む霧弥。日々の暮らしは静かで穏やかだが、幼馴染であり売れっ子作家の龍二が店を訪れるたびに、心の奥はざわめく。幼馴染としてでも、客としてでもない――その存在は、言葉にできないほど特別だ。
ある日、龍二の周囲に仕事仲間の女性が現れ、霧弥は初めて嫉妬を自覚する。自分の感情を否定しようとしても、触れた手の温もりや視線の距離が、心を正直にさせる。日常の中で少しずつ近づく二人の距離は、言葉ではなく、ささやかな仕草や沈黙に宿る。
そして夜――霧弥の小さな煙草屋で、龍二は初めて自分の想いを口にし、霧弥は返事として告白する。互いの手の温もりと目の奥の真剣さが、これまで言葉にできなかった気持ちを伝える瞬間。静かな日常の向こうに、確かな愛が芽吹く。
小さな煙草屋に灯る、柔らかく温かな恋の物語。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる