少女は 見えない糸だけをたよりに・・

すんのはじめ

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第2章

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 次の日、朝、お店に行くと、もう燿さんも来ていて

「香波ちゃん 何 これ」と、スマホに私の写真が写っていた。

 きのうの人・・。もう、燿さんにわかっちゃったんだ。

「ごめんなさい つい 店長にも言わないで、勝手なことしました」と、直ぐに、謝ったんだけど

「私は 怒っているんじゃぁ無いのよ 香波ちゃんがね 変な人につけまわされたら、困るでしょ こんなに可愛く映っているんだから・・しかも、陽焼けして健康的な女の子みたいに可愛い男の子の居る店って書いてあるわよ 食べちゃいくらい可愛い男の子って どういう意味よこれ! 失礼しちゃうわね まぁ お店の場所まで書いてないから大丈夫だとは思うけど でも、心配なのよ 独り暮しだし・・京都には、色んな人居るから」

「ありがとうございます 心配してくださって でも、私、独りは慣れていますし」

「あのね 言ったら悪いんだけど 前に住んでいた田舎とは こっちは違うのよ 変な人がいっぱい居るのよ 男の子でも安心できないのよ! 最近はね・・ 後ろをつけられているなと思ったら 直ぐに、私なり暁美ちゃんに連絡してね あっ そーいえば あなた スマホも持っていないわね」

「はい 電話する人も居ないですから」

「わかったわ 後で 私 用意するわ 持っていない訳にいかないじゃあない」

 そして、3時頃、燿さんが出ていったかと思ったら、帰ってきた時、私にスマホを渡してきた。

「私の番号は入れといたから、暁美ちゃん ワン切りしておいてね。後で、くるみちゃんに操作方法聞いといて 私からのプレゼント ないと私も困っちゃうからね」

  — — — * * * — — —

 4時前に、くるみちゃんが来た時、燿さんは

「これ 少ないんだけど、クリスマスだから、なんか美味しいもの食べて頂戴 この数日の売り上げが、いつもの倍以上になったからね はっきり、言っておきまけど くるみちゃんのは、暁美ちゃんより、少ないわよ 暁美ちゃんはフルだからね それと、香波ちゃんは ありません まだ、数ヶ月だからね 以上」と、出掛けて行ってしまった。

「うれしいわー 何か食べに行こうかなー 彼 なにが良いのかなー」と、ルンルン気分で暁美さんも帰って行った。

「羨まし―ぃ クリスマスデートだって ねぇ カナミ ウチ等もがんばろー」

「えぇ でも 何を頑張るんですか? あっ そうだ これ、スマホ くるみに教えてもらいなさいって 扱い方 燿さんに渡されたの」

「あっ そう そーいえば カナミ 持ってないもんね わかった それとね クリスマスのこと ウチに任せといてな―」

 その日、店を閉じた時、くるみちやんが

「今日 ゲンイチさん 来なかったね 待っていたんだけどなー」

「へぇー くるみ やっぱり ゲンイチさんのこと 気になってんだ」

「そんなんちゃうねんけどなー なぁ カナミ ジャージの他に そのーなんていうか ちょっと こぎれいな恰好のもの持ってる?」

「う うん サスペンダーのフレァースカート ある でも 靴はスニーカー だけなんだ」燿さんにいただいたものがあったのだ。

「うーん 今時だから それでもいいんじゃない 明日、それ持っといでね」

「なんでー どこか行くんですかー?」

「まあね 明日にならなきゃ わかんないけどね 内緒」
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