この度、転生することになりまして

藍風月

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第二章 「家族の想い」と「新たな路」

修行の日々3

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「レイシェン様、もっと背筋を伸ばしてください。」

「わかったよ。えっと、これでいいかな?」

「ええ、今日の授業はそのまま受けてくださいね。」

「え…、ずっと?」

「はい。今日は、座っているときのマナーについてです。背筋が良いほうが、美しく見えますゆえ。」

「は~い。」

「はいは短く一回ですよ。」

「はい。」

「よろしい。では、始めさせていただきますね。レイシェン様は、もう文字をお読みになられますが、書くことはできますか?」

「うん。漢字に不安があるけれど、基本はできるよ。」

だって、日本語なんだもん。

「じゃあ、ご自分の名前から書いてみましょうか。」

セバスが紙の用意をしている間に、昨日兄上に買ってもらったインクとペンを出す。
いつも読んでいる歴史書がとてもきれいな字だったので、それをまねることにする。

「セバス、これでいい?」

書いた紙を見せる。

「!!!」

なぜか突然黙り込んでしまった。

「セバス?」

「っは!申し訳ありません。あまりの字のきれいさに見とれていました。」

「ふふふ~。この家に在った歴史書の字を参考にしたんだよ。」

「なるほど、それでですか。あれは確か、代々達筆な文官が書き記すものだったはずですから、参考にするにはいいものを選びましたね。字はきれいなほうが印象がいいですし、文官は事態が身分証明となることもあるので、きれいかつ自分自身の字を見つけてくださいね。」

・・・・・・・・・・・・・・・

「そろそろ、昼食の時間ですね。今日はこの辺で終わりにしましょうか。」

「はい。ありがとうございました、セバス先生。」

「はい、お疲れさまでした。私は、昼食の用意ができているか確かめてまいりますね。」

ガチャ。

「つかれた~。」

まあ、そんなこんなで、いつの間にかお昼ごはんの時間になってしまった。今日の授業は、ボクの現状の確認だったけど、字のきれいさとかはお墨付きをくれたよ。明日は何を学ぶか楽しみだね。
そうそう、授業の間だけセバスのことを先生をつけて呼ぶことにしたんだ!教えを乞う相手は敬わなくっちゃって思ってさ。にしても、ずっと背を正し続けるのは疲れるよ…。


コンコン

「レイシェン様、坊ちゃんと奥様が昼食にお呼びでしたよ。」

「は~い。今行くって伝えておいて~。」

母上と兄上が呼んでるんなら、急がなくっちゃ。


「遅くなってしまい申し訳ありません。」

「大丈夫だよ。セバスの授業はどうだった?」

兄上が聞いてきた。
新しいことを知れるのはもちろん楽しかったのだが、やっぱり疲れた。

「ははは。その顔だと、お疲れみたいだね。」

また顔で読まれてしまった。

「レイ、はやく座りなさい。ごはんが冷めちゃうでしょ。」

あれ、母上の表情が暗い?気のせいか。

「ごめんなさい。母上。」

急いで席に座る。

「「「いただきます。」」」

今日の昼食は、パンとスクランブルエッグだ。とてもおいしかった。


昼食の後はそのまま、図書室にこもることにした。
午前中楽しめなかった分、のめりこんでいた。
隣に見知らぬ人がいても気づかないくらいには。
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