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第三章 「変化した路」と「約束を守るために」
新たな場所で5
しおりを挟む「もうこんなに読んだのか。」
お父様の声が聞こえます…………え?
「もう夜中だぞ。寝てるかと思ったらまだ本を読んでいたのかい。」
図書室から、使用人の一人に協力してもらって私室に端っこから50冊持ってきたのですが、楽しくって夕食の時間などを除いてずっと熱中してしまい、いつの間にか真夜中になっていたようです。書斎のような部屋で読んでいたのですが、横にお父様が来るまで全然気づきませんでした。前にも似たようなことがあった気がします。
ちなみに、今読んでいるので20冊目です。たくさん本を読むうちに、速読の能力が向上している気がします。
「………早く寝るべきでした…申し訳ありません、お父様。」
「そうだぞ~。ところで、もう50冊も読んだのか?」
「いいえ、まだ20冊くらいですがなにか?」
端っこから順にとったせいでここにあるのは歴史書一択だが…。
「それでもすごいな。………~~の死因は何だ?」
僕が読んだ本の一部から問題を出してきた。それも、ちらっと書いてあるだけのところ。もちろん覚えているけど…。だって神様から能力(?)もらってるし。
「弟による毒殺。違いますか?」
驚愕した顔で、僕を見てくるお父様に、少しうれしくなった。
「あっているよ。レイ君は読んだ本の内容を全部覚えているのかい?」
「もちろんです。」
もしかして、気持ち悪いとか思われているんだろうか…。別にこの状況を後悔はしないけど、それは少しいやだな…。
「そうか。これは、君の評価をさらに上方修正しなきゃいけないね。まあとりあえず、今日はもう寝なさい。」
「は~い。おやすみなさい。」
「うん、お休み。」
書斎の奥のベッドルームに入ってそうそうに寝た。
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