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第2章:『悟る、孤高の委員長』
悟る、孤高の委員長3
しおりを挟む「木下くーん帰りーましょ」
「おう神崎」
「デートしましょうよ今日は」
「デート、、、」
クラスで日陰ものであった俺は、ここ最近変な視線を浴びることが多い。いつの間にか、学校きっての美人な彼女。神崎瞳と仲良くなっていたからである。まぁ別に周りの視線なんて気にしないけれど。
神崎が、柏さんに告白してから1度だけ柏さんから声をかけられたことがある。
「木下君ありがとうね瞳ちゃんのこと」
「俺は別に何もしてないよ」
「ううん分かるの。何かは分からないけど木下君がきっかけだってこと」
「おう」
「瞳ちゃんはね昔からずっと悩んでいたのよ。私も頑張ってみたけど彼女を救うことはできなかった。今、瞳ちゃん、まるで憑き物が落ちたみたいなの。貴方のおかげよ」
「そう言われると照れるな」(可愛いなこの子)
「もう一度言う。木下君ありがとう。じゃあね」
「じゃあね柏さん」
そんなことがあった。
「防波堤なのよ貴方は」
「防波堤?」
帰り道、近くのイオンモールでのデートと名のついた暇つぶしに向かう途中でそういった。
「つまりね、害虫が私の周りをうようよとしない為に、木下君には犠牲になってもらうの」
「あーそれで、皆に聞こえるようにデートって言ってたんだ」
「そうよ。私は男の子に興味がないの。面倒くさいから、木下君と付き合ってるんじゃないかみたいに見せかけているのよ」
「俺に彼女が出来たらどうするんだ?」
「大丈夫よ。出来ないから」
「・・・」
「委員長どうだった?」
「さっぱり分からなかった。だけど良い人だね堀さん」
「まーね。木下君と違って人気者だからね。でも、人が心の奥底で考えていることなんて分からないものよ」
「まーね」
「私ね思うの。木下君は、人が気がつかないようなサインに気が付くんじゃないかって」
「勘違いじゃないの?」
「女の勘は当たるものよ」
「神崎はさ、最近の委員長を見てなにか思わないのか?」
「特に」
「俺は弟の一件のように、お前こそそういう人なのだと思うけど」
「あれはただ同類だったってだけ、委員長は私とは違う部類の人間なの。私じゃ分からないわ」
「爪が凹んでいただけだしな。別に大したことないかもしれないし」
「いーえ木下君。身体の変化の方が先に心の気持ちを時価に表すのよ。なんとなくだけれども、あれだけの子が普通にクラスの人気者ってよくよく考えたらおかしいように思うの。私は頭が良い人の気持ちなんて知らないけど、色々な人と同等に会話が合うってことあり得るのかな?」
「分かり合えない人は必ずいるみたいな話?」
「そういうことじゃないけど、頭の良い人だけが分りあえる世界ってあると思うのよ」
「ふーん」
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