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第二部
45話 久々の父上と兄上。正徳寺にて2
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お寺の人と侍女のあさちゃんにお茶を淹れてもらい、お持たせのどらやきの包みを出す。
今朝焼いたから時間も経ってなくて形も綺麗。生地もこんがりきつね色で、見るからにおいしそうだ。
「あっ、毒見……」
「蝶、俺が食う。一個くれ」
「じゃあ、お好きなのどうぞ」
差し出すと、信長は一番大きいのを取った。なんてやつだ。
包みを開いたことで、どらやきの甘い匂いが私たちの周りにふわりと広がる。
あんこはお砂糖で煮てあるが、生地にははちみつを使ってるから香りがいい。もちろん、蜂蜜は美濃産だ。
「美味しい?」
「おう!」
信長くんは、見た目より甘いものが好きというかわいいところがあるので、甘いものをあげるとこうやってもくもく喜んで食べてくれる。
今日もおいしそうに頬張ってくれるので、作り甲斐があるのはいいことだ。
「おい、毒見だろが」
普通に一個食べてしまった。
兄上の鋭いツッコミが入り、慌てて用意してもらったお皿に乗せて出す。
兄上にも好きな方を選んでもらい、どらやきは流れるように兄上の大きな口に放り込まれていった。
兄はお酒は好きだけど甘いものはあんまり、の方らしく、私が作ったものを出しても滅多に目の前で食べてくれない。
あとで聞いた話によると、私があげたお菓子は甘いものが好きな奥様や部下の方にあげていたらしい。
今日は気を使ってか、どらやきを手に取って食べてくれた。まずそうにしている様子もない。
それだけで結構嬉しいので、このまま帰ってもいいくらいだ。
十兵衛に褒められるのより信長にたくさん食べてもらうのより嬉しい……って言ったら怒られるかな。
「で、本題な。帰蝶、お前、戦に出たいんだって?」
「はい。私の夫は私が守ります。城は、信頼できる人を育てて任せます」
「まあ、それならいいんじゃねえのか?お前は俺の首も斬れるような女だからな。心配いらねえだろ」
「本当ですか!?」
やはり不利な相談ごとの席には甘いものだ。営業部の先輩が言っていたのは本当だった。
「それより、問題はそっちのガキだ。おい、お前、戦に出すのはいいが、わかってんだろうな。帰蝶が死んだらもう美濃はお前に手助けなんてしねえぞ。後ろ盾がなくなる危険を犯してまで、正室を戦場に置く意味はあるのか?」
「ある」
突然振られたにも関わらず、信長はきちんと背筋を伸ばして答えた。
うん、目もまっすぐ兄上を見ていて、綺麗だ。
この子がこういう顔をするときは、妙な説得力が生まれるから大丈夫だろう。これが魔王のカリスマ性ってやつかな。
「蝶は、俺の隣で、俺が天下を取るのを、見せなきゃならねえ」
「その隣でこいつが死んでもか?」
「蝶は死なない。俺の隣にいるなら。俺が天下をとるまでは」
シン、と冬の朝のような空気が部屋に流れる。
私は口を出すべきではない。
馬鹿だけど、それくらいわかる。
できるのは、がんばれ、と心の中で応援することくらいだ。
信長の気持ちが、すべて兄上に伝わるように。
「……なんだ、やっぱ面白ぇじゃねえか」
空気を割るように、兄上は笑った。
相変わらず、困ったように不機嫌そうに眉根を寄せて笑うのを見て、なんだか懐かしさに鼻の奥がツンとなった。
ホームシックかな。
私は、滅多に笑わない兄上が、私にこうやって笑ってくれるのが好きだった。
それを私の夫にも向けてくれたのが、嬉しい。
信長と並んで、頭をしっかり下げて揃ってお礼を言った。
父上だったら簡単に許してくれると思ったけど、兄上に許してもらったなら、あの二人も諦めるだろう。
「あれ、そういえば今日は父上は?てっきり、父上もいらっしゃると思ったのに」
「これ、見てみろ」
「?」
放って渡されたのは、お手紙だ。
父上が書いたのだろうか。
お許しを得てから開いてみると、そこには筆で書いた文字で「国譲状」とある。タイトルらしい。
内容は「美濃を娘の帰蝶に譲る」とのこと。
全部父上の直筆で「帰蝶に」は大きめの字。その横に小さく「と夫の織田信長へ」とあって、バランスの悪さにちょっと笑った。
「あの糞爺、最近なにをコソコソやってんのかと思ったらこんなモン書いてやがった。だから今日は置いてきた。ま、大方お前に会いに、その辺でウロウロしてるだろうがな」
クソオヤジ呼びから、クソジジイ呼びになっている。
しかしまあ、勝手にこんなものを書くとは。さすが、美濃のマムシと呼ばれるハチャメチャ人生を駆け抜けた男だ。
娘を溺愛するにも、家を相続させるとかじゃなくて国を渡すと来た。度を越している。
「まったく、美濃はお前のモンじゃねえってんだよな。最近すっかり耄碌しやがって、駄目だなあの爺は」
そう悪態つきながらも、手紙を捨てずに私に渡してくれるあたり、仲良くやっているのだろう。
孫四郎兄上からも時々「父上と兄上がまた喧嘩をしている(笑)」と手紙が届くので、喧嘩っぷるみたいなものだ。
「俺が信長を気に入ったのなら、これを帰蝶に渡せ、だとよ」
「わーい、やったあ!」
「誰がやるって言ったよ。図々しいやつだな」
手にしていた手紙を、びっと音を立てて取られてしまった。ただ見せてくれただけらしい。
私はちょっとがっかり。信長は隣できょとんとしていた。
「別にいいだろ、あんなのなくても。美濃が欲しくなったら俺が取ってやるって」
「いや、まあそうなんだけどー……」
「……お前ら、マジで苛つく夫婦だな」
兄上は、だいぶ話し方が現代的になってきてしまった。私のせい?
「まあいい。親父の顔を立てて、しばらくは尾張に手出しはしない。後ろ盾が欲しいなら好きに使え」
「よかったわね、信長様。兄上は強いから、逆らっちゃダメよ?」
「いや、俺のが強いと思う」
こらこら、言ったそばから。
しかし兄上、今日はそんなに機嫌が悪くないらしい。
いつもなら、父上にあんな変な手紙持たされたり義弟に軽んじられたらめちゃくちゃ怒るはずなのに。
「帰蝶、美濃が欲しけりゃ、夫をまともに仕上げとけ」
「そんなー……」
この信長くんをまともに仕上げるなんて、平手のじいやさんでも手こずってるのに。どうすりゃいいのよ。
帰り際、お寺の外の敷地内で、本当に父上がウロウロしていたので、どらやきを渡して帰った。
ちゃんと頂いた火縄銃を使っているところと、信長くんがパリッとした服を着ているのを見て、父上も安心したようだった。
あとは私が戦場でバッチリ武勲をあげて、安心させてあげるからね。まかせといて。
今朝焼いたから時間も経ってなくて形も綺麗。生地もこんがりきつね色で、見るからにおいしそうだ。
「あっ、毒見……」
「蝶、俺が食う。一個くれ」
「じゃあ、お好きなのどうぞ」
差し出すと、信長は一番大きいのを取った。なんてやつだ。
包みを開いたことで、どらやきの甘い匂いが私たちの周りにふわりと広がる。
あんこはお砂糖で煮てあるが、生地にははちみつを使ってるから香りがいい。もちろん、蜂蜜は美濃産だ。
「美味しい?」
「おう!」
信長くんは、見た目より甘いものが好きというかわいいところがあるので、甘いものをあげるとこうやってもくもく喜んで食べてくれる。
今日もおいしそうに頬張ってくれるので、作り甲斐があるのはいいことだ。
「おい、毒見だろが」
普通に一個食べてしまった。
兄上の鋭いツッコミが入り、慌てて用意してもらったお皿に乗せて出す。
兄上にも好きな方を選んでもらい、どらやきは流れるように兄上の大きな口に放り込まれていった。
兄はお酒は好きだけど甘いものはあんまり、の方らしく、私が作ったものを出しても滅多に目の前で食べてくれない。
あとで聞いた話によると、私があげたお菓子は甘いものが好きな奥様や部下の方にあげていたらしい。
今日は気を使ってか、どらやきを手に取って食べてくれた。まずそうにしている様子もない。
それだけで結構嬉しいので、このまま帰ってもいいくらいだ。
十兵衛に褒められるのより信長にたくさん食べてもらうのより嬉しい……って言ったら怒られるかな。
「で、本題な。帰蝶、お前、戦に出たいんだって?」
「はい。私の夫は私が守ります。城は、信頼できる人を育てて任せます」
「まあ、それならいいんじゃねえのか?お前は俺の首も斬れるような女だからな。心配いらねえだろ」
「本当ですか!?」
やはり不利な相談ごとの席には甘いものだ。営業部の先輩が言っていたのは本当だった。
「それより、問題はそっちのガキだ。おい、お前、戦に出すのはいいが、わかってんだろうな。帰蝶が死んだらもう美濃はお前に手助けなんてしねえぞ。後ろ盾がなくなる危険を犯してまで、正室を戦場に置く意味はあるのか?」
「ある」
突然振られたにも関わらず、信長はきちんと背筋を伸ばして答えた。
うん、目もまっすぐ兄上を見ていて、綺麗だ。
この子がこういう顔をするときは、妙な説得力が生まれるから大丈夫だろう。これが魔王のカリスマ性ってやつかな。
「蝶は、俺の隣で、俺が天下を取るのを、見せなきゃならねえ」
「その隣でこいつが死んでもか?」
「蝶は死なない。俺の隣にいるなら。俺が天下をとるまでは」
シン、と冬の朝のような空気が部屋に流れる。
私は口を出すべきではない。
馬鹿だけど、それくらいわかる。
できるのは、がんばれ、と心の中で応援することくらいだ。
信長の気持ちが、すべて兄上に伝わるように。
「……なんだ、やっぱ面白ぇじゃねえか」
空気を割るように、兄上は笑った。
相変わらず、困ったように不機嫌そうに眉根を寄せて笑うのを見て、なんだか懐かしさに鼻の奥がツンとなった。
ホームシックかな。
私は、滅多に笑わない兄上が、私にこうやって笑ってくれるのが好きだった。
それを私の夫にも向けてくれたのが、嬉しい。
信長と並んで、頭をしっかり下げて揃ってお礼を言った。
父上だったら簡単に許してくれると思ったけど、兄上に許してもらったなら、あの二人も諦めるだろう。
「あれ、そういえば今日は父上は?てっきり、父上もいらっしゃると思ったのに」
「これ、見てみろ」
「?」
放って渡されたのは、お手紙だ。
父上が書いたのだろうか。
お許しを得てから開いてみると、そこには筆で書いた文字で「国譲状」とある。タイトルらしい。
内容は「美濃を娘の帰蝶に譲る」とのこと。
全部父上の直筆で「帰蝶に」は大きめの字。その横に小さく「と夫の織田信長へ」とあって、バランスの悪さにちょっと笑った。
「あの糞爺、最近なにをコソコソやってんのかと思ったらこんなモン書いてやがった。だから今日は置いてきた。ま、大方お前に会いに、その辺でウロウロしてるだろうがな」
クソオヤジ呼びから、クソジジイ呼びになっている。
しかしまあ、勝手にこんなものを書くとは。さすが、美濃のマムシと呼ばれるハチャメチャ人生を駆け抜けた男だ。
娘を溺愛するにも、家を相続させるとかじゃなくて国を渡すと来た。度を越している。
「まったく、美濃はお前のモンじゃねえってんだよな。最近すっかり耄碌しやがって、駄目だなあの爺は」
そう悪態つきながらも、手紙を捨てずに私に渡してくれるあたり、仲良くやっているのだろう。
孫四郎兄上からも時々「父上と兄上がまた喧嘩をしている(笑)」と手紙が届くので、喧嘩っぷるみたいなものだ。
「俺が信長を気に入ったのなら、これを帰蝶に渡せ、だとよ」
「わーい、やったあ!」
「誰がやるって言ったよ。図々しいやつだな」
手にしていた手紙を、びっと音を立てて取られてしまった。ただ見せてくれただけらしい。
私はちょっとがっかり。信長は隣できょとんとしていた。
「別にいいだろ、あんなのなくても。美濃が欲しくなったら俺が取ってやるって」
「いや、まあそうなんだけどー……」
「……お前ら、マジで苛つく夫婦だな」
兄上は、だいぶ話し方が現代的になってきてしまった。私のせい?
「まあいい。親父の顔を立てて、しばらくは尾張に手出しはしない。後ろ盾が欲しいなら好きに使え」
「よかったわね、信長様。兄上は強いから、逆らっちゃダメよ?」
「いや、俺のが強いと思う」
こらこら、言ったそばから。
しかし兄上、今日はそんなに機嫌が悪くないらしい。
いつもなら、父上にあんな変な手紙持たされたり義弟に軽んじられたらめちゃくちゃ怒るはずなのに。
「帰蝶、美濃が欲しけりゃ、夫をまともに仕上げとけ」
「そんなー……」
この信長くんをまともに仕上げるなんて、平手のじいやさんでも手こずってるのに。どうすりゃいいのよ。
帰り際、お寺の外の敷地内で、本当に父上がウロウロしていたので、どらやきを渡して帰った。
ちゃんと頂いた火縄銃を使っているところと、信長くんがパリッとした服を着ているのを見て、父上も安心したようだった。
あとは私が戦場でバッチリ武勲をあげて、安心させてあげるからね。まかせといて。
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