血の繋がりのない極道に囲まれた宝

安達

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調教される日々

車の中

「そうか。それは楽しみだな。俺がお前を堕とすのが先か。それともお前が俺を殺すのが先なのか。」



そう言いながら龍之介は庵の顔を撫で続ける。耳や首顔全体を堪能するようにしていた。いやもしかするとこうして庵の弱点を探していたのかもしれない。



「ゃ、やめっ、ろ!」

「反抗すんのか。活きがいいのはいい事だ。」



龍之介は庵の口を手で塞ぎながらそう言った。鼻を押さえられているわけでは無いから息苦しさはなかったがこの龍之介の顔が近くに来て庵は恐怖により縮こまった。そんな2人をみながら瀧雄はため息をついた。



「若。冗談言ってる場合じゃないですよ。全くこんなもの拾ってきてどうするんですか。内臓を売る方が金になるというのに。」



そういってきた瀧雄を龍之介は睨む。それは瀧雄が庵を殺すことを勧めてきたからでは無い。正直なのところ瀧雄は庵に興味があった。興味があったからこそそう言ったのだ。もし龍之介が庵に飽きれば自分のものにできるから。その瀧雄の考えを直ぐに見破ったために龍之介は瀧雄を睨んだのだ。



「瀧。お前は金の事しか考えれねぇのか?つかお前こいつに興味あんだろ。」

「そうですね。でもお金のことしか考えられないと言われればそれもそうです。」

「なんでだ。もう満足するほど稼いでんだろ。」

「欲はどんどん膨れ上がるというでしょう?」

「たくお前は…。ならお前がこいつを躾ろ。」



そう言われ一瞬驚いたような表情をした瀧雄。そしてバックミラー越しに龍之介の顔を見た。様子を伺ったのだ。どうすべきか全ては龍之介の顔色を伺って決めるから。



「…はぁ。仕方ないですね。」



龍之介の顔色を伺ったあと瀧雄はそう言った。彼の顔を見る限り大丈夫と判断したのだろう。まぁ多少瀧雄が羽目を外したところで龍之介は処罰など加えないとは思うが。



「おい瀧。嬉しさが隠せてねぇぞ。」



色々考えていた瀧雄は笑みがこぼれてしまっていたようだ。それも龍之介に言われるまで気づかないほどに。



「何言ってるんですか。当然じゃないですか若。俺はしばらくやる事はましてしゃぶられることすらしてねぇんですから。調教が出来るなんて嬉しくてたまりませんよ。」

「正直でいいなお前は。だが今回は挿れることは許さない。」

「…へいへい。」

「瀧。」

「あー分かりましたよ!言う通りにしますからそんな怖い顔しないでください。ヤニでも吸って機嫌直してください。」
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