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調教される日々
庵の決心
脅して…。暴力を振るって…。恐怖で支配する。このやり方が庵は大嫌いだった。庵は初め母親がヤクザからいたぶられソープ系のお店に飛ばされたことを知らなかった。母親の身体が段々と衰弱していく様子を見てやっと気づいた。だがもうその頃には遅かった。闇金である事もあり借りた金の3倍の額を請求され始める。玄関にも落書きをされ家の中も荒らされる始末だ。そしてちょうどそれと同時期に庵は龍之介と顔を合わせた。
「お前が母さんを苦しめてるクソ野郎か?」
「口の利き方がなってねぇガキだな。だが顔だけは良い。お前がそのババアの代わりに稼ぐってなら借金は無しにしてやってもいいんだぞ。」
龍之介は庵の頬を撫でながらそう言った。その龍之介の手を庵は跳ね除ける。
「俺の臓器を売るなりなんだりしたらいい。いちいち聞いてくんな。クソヤクザ。」
「てめぇ…1回痛い目に遭っとくか?」
「やめろ亮。ただでさえこいつはちびなんだから俺達が脅したら怖がっちまうだろ?」
「若がいちばん怖ぇっすよ。」
亮を止めたものの誰よりも怖い発言をする龍之介に亮は呆れ顔だ。そんな亮を気にもとめず龍之介は庵に近づいた。
「庵。俺はお前の内蔵なんてどうでもいいんだよ。俺はお前が欲しい。次会う時までに答えを決めておけ。そうしねぇと母親はただの置物になっちまうかもな。」
龍之介はそう言うと瀧雄と亮を連れて帰って行った。庵もそこまで重く考えずに家に帰った。だが庵はその言葉をもっと重く受け止めるべきだった。庵が返事を出さないまま1ヶ月が経とうとしていた時家に帰る道中とんでもない胸騒ぎに襲われた。母親の身に何か起こっているのではないか?実際に見た訳でもないのにそう感じた。庵は気づけば走り出していた。しかし家に着いた時にはもう遅かった。
「いおり…っ!!!」
「…か、かあさんっ、なんで、」
庵が玄関を開けてリビングに入るといるはずのない男が3人いた。そして母親は血だらけになっていた。この光景に庵は思わず立ち尽くしてしまう。そんな庵に声をかけたのは龍之介だった。
「やっと来たか。」
龍之介は庵が来ると機嫌が分かりやすく良くなった。笑みを浮かべながら庵に近づいていく。
「お前が俺の事無視するからよ。俺は約束通りお前の母親を殺しに来てやったって訳だ。そんでどうせならお前の前で殺した方が面白ぇって思ったんだが帰りが遅くてイライラしたからお前の母親の指…何本か切っちまった。」
龍之介のその言葉に庵は怒りが込み上げた。胃液すら飛び出で来そうな勢いだ。そして何よりも罪悪感が凄かった。母親がこうなったのは庵のせいなのだから。指がなくなりそこから出血している母親の痛々しい手。殴られたのだろうか。顔にもアザがある。庵は悔しくてたまらなかった。自分がもっと強ければこんなことには…。
「ふざけんなよ…っ、今すぐ母さんをはなせっ!!!」
「はは、相変わらず無駄吠えが酷い犬だな。」
庵は龍之介を押しのけて母親の近くにいる亮と瀧雄を倒そうとした。だがその庵をみて龍之介は笑い出す。
「おい亮。庵を捕まえて口と腕を拘束しろ。」
「はーい。お任せ下さい。」
「く、来るな…っ、」
どんどん近づいてくる亮に庵は足を震わせて近くにあった棒で対抗しようとした。後ろには玄関があるからそこに逃げればもしかしたら逃げ切れるかもしれない。だがそれは出来ない。血だらけの母親が目の前にいるから。シングルマザーで女手一つ庵の事を育てた。仕事もしながら家事も育児もするのは耐え難いほど辛かったであろう。なのに庵の母親はずっと笑顔だった。泣き言も漏らさなかった。だから庵は絶対に母親に恩返しをすると決めていた。これから高校生になりバイトもできる年齢になる。なのに…なのに…なんでこんなことに。
「まぁまぁ庵。そんな怯えんなって。お前が悪いんだから。」
怯えているのに母親を助けるために棒を持って対抗する庵が面白くてたまらないと言うように亮は笑いながらそう言った。そしていとも簡単に庵を捕まえ拘束すると龍之介に渡した。
「おい暴れんな。なんのために拘束したと思ってんだ。これからクライマックスだぞ?ちゃんと見てろって。」
暴れて母親を助けに行こうとする庵に龍之介は笑いながらそう言った。そしてその後庵は龍之介に散々身体をいたぶられた。そのまま為す術なく母親を目の前で殺された。その時庵は痛感した。神様なんて居ないんだって。この世界はなんて不平等なんだって。いつもキラキラして学校生活を楽しんでる人達もいれば親に虐待され死んでしまう子供もいる。親から愛されても金がなくて無理心中に巻き込まれる子供も…犯罪に巻き込まれる子供もいる。普通に寝て起きて学校に行ってやりたいことだけをするみんなが庵は羨ましかった。だけどそれを妬んだって仕方がない。これまで行動してこなかった庵が悪い。そしてついには母親まで犠牲になった。もういっその事死にたかった。だがその前に絶対にこの卑劣極まりないこの男を殺してやる。庵はそう決心したのだ。だから自分がどんな目に遭っても良かったのだ。今龍之介に脅されているがそんな事どうだっていい。逃げたいし怖いし死にたい。けど駄目なんだ。母親の仇を打たなくてはならないから。
「好きにすればいい…俺はお前に負けない。」
「さっきまでビビってたからそんな口はもう聞けねぇと思ったんだが切り替えの早い奴だ。俺は嫌いじゃねぇ。」
「若。事務所に着きましたよ。どうしますか?裏口から入りますか?」
「いや表から入る。こいつにもいい勉強になるだろ。これからこいつは極道に囲まれて育つんだからな。」
「お前が母さんを苦しめてるクソ野郎か?」
「口の利き方がなってねぇガキだな。だが顔だけは良い。お前がそのババアの代わりに稼ぐってなら借金は無しにしてやってもいいんだぞ。」
龍之介は庵の頬を撫でながらそう言った。その龍之介の手を庵は跳ね除ける。
「俺の臓器を売るなりなんだりしたらいい。いちいち聞いてくんな。クソヤクザ。」
「てめぇ…1回痛い目に遭っとくか?」
「やめろ亮。ただでさえこいつはちびなんだから俺達が脅したら怖がっちまうだろ?」
「若がいちばん怖ぇっすよ。」
亮を止めたものの誰よりも怖い発言をする龍之介に亮は呆れ顔だ。そんな亮を気にもとめず龍之介は庵に近づいた。
「庵。俺はお前の内蔵なんてどうでもいいんだよ。俺はお前が欲しい。次会う時までに答えを決めておけ。そうしねぇと母親はただの置物になっちまうかもな。」
龍之介はそう言うと瀧雄と亮を連れて帰って行った。庵もそこまで重く考えずに家に帰った。だが庵はその言葉をもっと重く受け止めるべきだった。庵が返事を出さないまま1ヶ月が経とうとしていた時家に帰る道中とんでもない胸騒ぎに襲われた。母親の身に何か起こっているのではないか?実際に見た訳でもないのにそう感じた。庵は気づけば走り出していた。しかし家に着いた時にはもう遅かった。
「いおり…っ!!!」
「…か、かあさんっ、なんで、」
庵が玄関を開けてリビングに入るといるはずのない男が3人いた。そして母親は血だらけになっていた。この光景に庵は思わず立ち尽くしてしまう。そんな庵に声をかけたのは龍之介だった。
「やっと来たか。」
龍之介は庵が来ると機嫌が分かりやすく良くなった。笑みを浮かべながら庵に近づいていく。
「お前が俺の事無視するからよ。俺は約束通りお前の母親を殺しに来てやったって訳だ。そんでどうせならお前の前で殺した方が面白ぇって思ったんだが帰りが遅くてイライラしたからお前の母親の指…何本か切っちまった。」
龍之介のその言葉に庵は怒りが込み上げた。胃液すら飛び出で来そうな勢いだ。そして何よりも罪悪感が凄かった。母親がこうなったのは庵のせいなのだから。指がなくなりそこから出血している母親の痛々しい手。殴られたのだろうか。顔にもアザがある。庵は悔しくてたまらなかった。自分がもっと強ければこんなことには…。
「ふざけんなよ…っ、今すぐ母さんをはなせっ!!!」
「はは、相変わらず無駄吠えが酷い犬だな。」
庵は龍之介を押しのけて母親の近くにいる亮と瀧雄を倒そうとした。だがその庵をみて龍之介は笑い出す。
「おい亮。庵を捕まえて口と腕を拘束しろ。」
「はーい。お任せ下さい。」
「く、来るな…っ、」
どんどん近づいてくる亮に庵は足を震わせて近くにあった棒で対抗しようとした。後ろには玄関があるからそこに逃げればもしかしたら逃げ切れるかもしれない。だがそれは出来ない。血だらけの母親が目の前にいるから。シングルマザーで女手一つ庵の事を育てた。仕事もしながら家事も育児もするのは耐え難いほど辛かったであろう。なのに庵の母親はずっと笑顔だった。泣き言も漏らさなかった。だから庵は絶対に母親に恩返しをすると決めていた。これから高校生になりバイトもできる年齢になる。なのに…なのに…なんでこんなことに。
「まぁまぁ庵。そんな怯えんなって。お前が悪いんだから。」
怯えているのに母親を助けるために棒を持って対抗する庵が面白くてたまらないと言うように亮は笑いながらそう言った。そしていとも簡単に庵を捕まえ拘束すると龍之介に渡した。
「おい暴れんな。なんのために拘束したと思ってんだ。これからクライマックスだぞ?ちゃんと見てろって。」
暴れて母親を助けに行こうとする庵に龍之介は笑いながらそう言った。そしてその後庵は龍之介に散々身体をいたぶられた。そのまま為す術なく母親を目の前で殺された。その時庵は痛感した。神様なんて居ないんだって。この世界はなんて不平等なんだって。いつもキラキラして学校生活を楽しんでる人達もいれば親に虐待され死んでしまう子供もいる。親から愛されても金がなくて無理心中に巻き込まれる子供も…犯罪に巻き込まれる子供もいる。普通に寝て起きて学校に行ってやりたいことだけをするみんなが庵は羨ましかった。だけどそれを妬んだって仕方がない。これまで行動してこなかった庵が悪い。そしてついには母親まで犠牲になった。もういっその事死にたかった。だがその前に絶対にこの卑劣極まりないこの男を殺してやる。庵はそう決心したのだ。だから自分がどんな目に遭っても良かったのだ。今龍之介に脅されているがそんな事どうだっていい。逃げたいし怖いし死にたい。けど駄目なんだ。母親の仇を打たなくてはならないから。
「好きにすればいい…俺はお前に負けない。」
「さっきまでビビってたからそんな口はもう聞けねぇと思ったんだが切り替えの早い奴だ。俺は嫌いじゃねぇ。」
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