血の繋がりのない極道に囲まれた宝

安達

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調教される日々

塞がれる口

「離せって…っ、変態野郎っ、くそっ、離せよ…!!!」

「抵抗すれば後々泣く羽目にになることを忘れるな。」



絶望からその場に崩れ落ちるように座り込んだ庵を龍之介は抱き上げる。だが抱き上げた途端に庵が暴れだした。まだこんな体力があるのかと亮も瀧雄も興味津々で見ている。しかし当の本人の庵は大真面目だ。それに体力なんてない。もう限界だ。だけど暴れなくては逃げられない。このあと絶対に死ぬほど辛い目に遭わされる。なのに逃げない方がおかしい。庵は龍之介に脅されても暴れることをやめなかった。



「やめろっ、離せってっ、なんで…っ、なんで俺なんだよ…っ、なんで母さんを…っ!!」

「質問の多い奴だな。」

「い゛たっ…!!」



龍之介は庵を片手で抑えるともう片方の手で庵のおしりを思いっきり叩いた。



「いい加減大人しくしろ。」

「ふざけるな…っ、大人しく出来るわけねぇだろっ、離せってっ、ここから出せよ…っ!!」

「チッ。」



どれだけ脅しても庵は暴れる。反抗する。諦めない。それに苛立ちを隠せなくなった龍之介は庵を廊下に下ろしその上に馬乗りになった。そして…。

ゴン!



「い゛っ…!!」




龍之介は庵の顔を殴った。しかし本気で殴ったわけではなかったのだろう。口が切れることは無かった。だが痛いものは痛かった。既に庵の頬は腫れ始めているのだから。だが庵はそれでも龍之介を押しのけ逃げようとする。車ではビクビクしていたのになんでここまで強気になっているのか…。龍之介はその場にいる亮と瀧雄を睨んだ。




「離せっ、やだっ、退けよっ、ここから出るんだ…っ!」

「本当にお前は躾がいがありそうだ。」



龍之介はそう言うとポロポロと涙を流しながら押しのけてくる庵の手を拘束する。そして顔を鷲掴みにした。



「いいか庵。お前は俺のもんでそれは覆すことは出来ない。それにここからは出れねぇ。あの玄関は俺らしか開けられねぇからな。どの道お前は逃げられねぇんだよ。分かるか?」

「…っ、いやだ、絶対逃げてやるっ、」



3人のヤクザに囲まれているだけで怖いはず。なのに庵は怯えるどころかどんどん言い返すようになってきた。龍之介はさすがに躾に問題があったのではと思い亮と瀧雄を睨みながら口を開いた。



「お前らは一体どんな躾をした。こいつはなんでこんなにまだ拒否をする。」

「イかせ続けたんですけどね。足りなかったみたいです。」



そう答えた亮を見て龍之介は再びため息を着く。もちろん亮と瀧雄を疑っている訳では無い。庵自身が強いのであろう。強いと言うより殺されに来ようとしているのかもしれない。逃げられないのであれば死ぬ…それが庵の魂胆であろう。そんな庵を睨み龍之介は亮に指示をする。



「拘束具を持ってこい。」

「はい。」



龍之介は指示通り動き出した亮を見ると今度は庵を見た。



「服ももう要らねぇな。」



そういい龍之介は庵の来ていた服を全て破り捨てると瀧雄に投げるように渡した。そしてその服を捨てるように瀧雄に指示をする。



「瀧、その服全部捨てとけ。」

「良いのですか?庵にあうサイズの服はこの家にはありませんよ。」

「だからだ。躾のなってない奴には服を着せねぇ。」

「そうですね。」



そう言い瀧雄が破り捨てられた服を全て集め捨てに行こうとしたのとすれ違いに亮が帰ってきた。その亮の手にはたくさんの拘束具があった。それを見た庵はすぐさま力を強めて暴れ出す。



「若。持ってきました。どれから使いますか?」



亮はそう言うと龍之介の近くに座り指示を待つ。だが龍之介は指示を出さなかった。全て自分でやろうとしていたのだ。亮の腕の中にある拘束具を1つ取るとそれを庵に見せびらかすようにした。



「しっかり反省するんだぞ庵。3時間後にまたこれを取ってやる。それまで精々苦しんどけ。」

「まって、もうにげないっ、逃げないからやめろっ…!!!」




今龍之介の手にあるものは猿轡だ。それを3時間もとって貰えない。ということは少なくもと3時間は苦しまなくてはならない。そんなの無理だ。さっきでさえ辛くて気も失ったのに耐えられない。嫌だ。怖い。辛いのはもう嫌なんだ。庵は涙をポロポロと流し泣き叫んだ。だが龍之介は無慈悲にも庵の口に猿轡をつけようと顔を固定してきた。



「その口の利き方も治ってることを俺は祈ってる。」

「やめっ…んん゛っ、ん゛、んんん゛っ!!」



ついに猿轡をつけられてしまった庵。そこから腕も拘束された。亮に抑えられながら龍之介に次々と拘束具をつけられる。この男たちに押さえられるだけで庵は身動きすることすら出来ないのにこんなものつけられては余計に動けない。逃げられない。それを悟った庵はジタバタと暴れる。



「ん゛ふっ、ぅ、ん゛っ、んん゛っ、んんん゛!」

「いい加減諦めろって。逃げようとする度に辛い目に遭うぞ?」



いつまでも暴れ続ける庵の頬を撫でながら亮がそう言った。そして全ての拘束具をつけ終えたのだろう。龍之介が庵を抱き上げた。そのまま庵は為す術なく寝室へと運ばれて行ってしまった。



「いい子になるまでじっくり丁寧に可愛がってやるよ。」

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